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こんにちは、中カツ!通信の野村です。
上海の有名観光地の一つ、歩行者天国になっている南京東路の1月8日(日)の15時ごろの写真です。
歩行者天国内の移動用バスも満席。買物した袋を持っている人も多く、上海以外から観光に来ている人もたくさんいました。
街に活気が戻ってきたのにはWithコロナ以外にも理由があります。
今年は1月21日が旧正月の大晦日となり、1月21日から27日までは多くの会社が休みになります。
お世話になった人との外食や、年末のお買い物をする人が増えています。
日本人からすると、1月1日に正月を迎えているので、この時間差で来る旧正月までは
我が家でも、上海に初雪が降った1月15日(日)には、新年餅つき大会に参加した後に、
スーパーに行って旧正月の年越し用品を買いに行くという流れでした。
お正月が2回も楽しめて嬉しい反面、中国の会計年度としては2023年がスタートしているので、
「今年の目標は達成できるかなぁ?景気はどうなるんだろう?」
1月10日には、中カツ!通信オンラインサロンの月例ぶっちゃけ勉強会を開催しました。
・両国のメディアで報道されているGDP予測値のまとめ
などを、皆で確認した後に、各業界からの参加者が、それぞれ自分の予測をシェアするなど、とても有意義かつ刺激的でした。
日経新聞社の記事にあった36人の中国エコノミストの平均だと4.7%となっております。 他社の予測も4.5%から6%のレンジでした。
真面目な話題も豊富な ”中カツ!通信オンラインサロン2期”、まだ若干名、募集しておりますので、ご興味がある方は下記をお読み頂きご連絡ください(笑)
感謝!千人超え!2期メンバー募集します!
景気の観点からすると、ゼロコロナ政策への、揺り戻しがないことが、ポイントになりそうです。
ただ、今まで厳しいコロナ政策を、約3年間続けてきた中で、消費者のトレンドも変わってきております。
そんな
今の、若者の生活状況や、トレンドについて知りたい!
という人のために参考になりそうな報告書がありました。
《2023小红书年度生活趋势》(2023小紅書年度生活トレンド)
は、昨年末に、小红书(RED)と中国社会科学院社会学研究所が連名でだした報告書です。
多くの方は、ご存知だと思いますが、小红书(RED)は、インスタ+Amazonとも言われる、月間使用者数が2億人を超えるアプリです。
《2023小红书年度生活趋势》(2023小紅書年度生活トレンド)では、投稿された、膨大な内容を整理し、専門家や業界関係者と若者たちが議論・検証してまとめられたものです。
「投入真実生活」(本当の生活に、力を入れる)
構成は、
01で現在の若者の3つの境遇
02で2023年のライフスタイルトレンド10個が紹介されています。
高度経済成長期に生まれて、経済減速期に社会人になる。
報告書では、このような境遇に対して、若者には、3つの対応パターンがあるといいます。
身体、心、観念を含め、更に自分に注目し、大事にする。
地理的な周囲だけでなく、人間関係の周囲も、より重視する。
消費も、婚姻も、仕事も理性的に
このような対応パターンの具体例としてあげられている10のトレンドの中でも、伸び率が高かった3つは以下の通り。
闲置循环(不要なもののリサイクル)は昨年と比べて関連の記事数が814%上昇。
中国でもメルカリのような“闲鱼”、“转转”といったアプリもありますし、オフラインでのフリマも開催されています。
闲置循环が、ここまでのトレンドになった背景として以下の2点があげられています。
②コロナ(ロックダウン)により物資の重要さを再認識すると同時に、ご近所さん等の他人が欲しているものにも意識が向き、自分が使わないものは必要な人にあげたいと思うようになった。
若者の間で、今まで以上に、中古品売り買いへの心理的抵抗がなくなれば地球環境には、良い影響ですね。
メーカーにとっても、どんどん新商品を売るだけでなく、今まで以上にリサイクルの仕組みも含めて、消費者に提案していく必要があるでしょう。
「お茶を飲みに行こう」関連の投稿数が532%上昇。
コンビニの棚でも甘くないお茶が増えてきた中で、若者は水を飲む代わりに、お茶を飲む人が増えてきています。
また囲炉裏茶のように、お茶を飲む過程の儀式感もSNSで発信するのに相性がいいこともあり、多くの若者が茶館に行くようになりました。
中国のお茶は種類も多く、自身のこだわりをみつけやすいため、健康的なイメージと合わさって、流行ってきているようです。
日本の茶道が、中国の若者の間で流行る日も近いか?!
プチストレス解消が303%の上昇。
現在が、多くの若者にとってもストレスフルな社会であることは間違いありません。
そして中国の若者もタイパ重視ということで、0から10分という短い時間でストレス解消できる方法が人気です。
5分間のヨガ、ASMRなどもあれば、鼻の毛穴から汚れをとる動画など好みが分かれそうなものまで、そろっています。
本来であれば、ストレスを根本的に解決するために、”原因を自分のものとしてとらえて、心の持ちようを調整する”といった心理学的なアプローチは、それ自体が若者のストレスになってしまうということも書かれていました。
この《2023小红书年度生活趋势》(2023小紅書年度生活トレンド)を読んでみて
と思える一方で、これが「中国の若者のトレンド」だとは言い切れないなぁとも感じます。
各分野の市場が均一的に4.7%伸びるわけでもなければ、同じ業界の各社が均一的に成長するわけでもありません。
各種のメディアを参考にしながらも、若者だけでなく各社、各人が、
トレンドが分かるだけでなく、プチストレス解消にもなると噂?!の「中カツ!通信」を、2023年もよろしくお願いします。
本日も、最後までお読み頂きありがとうございます。
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