中カツ!通信 第276回 行列は火葬場だけじゃない!Withコロナの実態
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明けましておめでとうございます。中カツ!通信の野村です。
戻ってきているのは、私のお腹周りだけでなく、自社や取引先でもオフィス出勤が増え始めています。
当初の予測より少し早く、上海のゼロコロナ転換後の第一波は終わりそうです。
【12月24日のミニプログラム城市数据库画面】
【1月7日のミニプログラム城市数据库画面】
久々に社外訪問した、お客様の近くの商業施設のルイヴィトンの店では、入場制限で外で10数名の人が待っている光景も見かけました。
おばちゃんに聞いたら、入荷はされ始めたものの、もうすでに感染し回復した人が、常備薬として
「あら、風邪薬があるなんて!とりあえず買っておきましょう」
というかんじで購入していっているそうです。
「今までは、熱が出てから薬を買っていたのが、最近では薬を買って熱が出るのを待っている」
なんていうことが、ネット上で書かれているように多くの人は、すでにコロナにかかるリスクを想定内とした行動様式に変化しております。
オンラインサロンメンバーの飲食業のかた達からも
「上海での12月の宅配売り上げは8月よりも売れた」
と感染拡大期の中食需要が増えたことや、別の業態では
「クリスマスや年末は、コロナの影響がないくらい店内飲食の売上が増えた。」
という業態によっては外食需要が戻ってきている話も聞きました。
3年間コロナは怖いという情報を浴びていたわけですから、全員が一気に180度転換してWithコロナを受けて入れているわけではなく、グラデーションがあります。
徐々にコロナとの共生に慣れていく人が増えていくのでしょう。
そもそも今までは、学生は自分の住んでいる省から外に出て、戻ってくると7日間は自宅隔離で、通学できない等の規制がありましたので移動のデメリットが大きすぎました。3年間、旅行にも行けず、自身の省や、市から出ていないという子供もたくさんいます。
移動記録の提示や陰性証明の提示が一気に必要なくなり、個人の判断でリスクを取る余地が生まれてきました。
春節までは、ほとんどの学生がリモート授業という政策は変わっていないので、親子連れで三亜のリゾート地に宿泊に行き、昼間はホテルからオンライン授業に参加し、授業が終わればビーチで遊ぶなんていう
ワーケーションならぬスタケーション(スタディ+バケーション)のような現象も、お金持ちの間では起きています。
コロナの特効薬が普及したわけでもないなかで、ゼロコロナからWithコロナになるというのは、社会として相応のリスクを伴います。
一度、陽性になって抗体ができたからといって数か月後に別の変異株に感染する可能性だって十分あります。
2023年の今年は兎年です。
イソップ寓話の「ウサギとカメ」は、最後にカメが勝つので有名な話ですよね。
ただ、今年の中国は、今までの、亀のように甲羅に守られて一歩一歩、恐る恐る様子をうかがっていた状態から、
ウサギのようにピョンピョンと走れる人から速く進んでいって、油断して感染して、半年に一回くらいは寝込む時があるという状態に変わっていく年なのかもしれません。
今年も中カツ!通信で発信していきたいと思います!
新年も、最後までお読み頂きありがとうございます。
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