中カツ！通信419回 もう飽きた？小米年度講演で株価8％下落

■□■□■□■□■□■□■□■□■
中国で勝つための、
ちょっと活力を得られる情報をお届け！ 
メルマガ無料登録URL
http://eepurl.com/c7GHF
□■□■□■□■□■□■□■

こんにちは！日中の相互理解促進を目指す

中カツ！通信の野村です。

 

＋＋＋＋＋告知＋＋＋＋

仕事の要件もSNSが普通なのに

今後も数十年間は無くならないと

言われている「メール」

ただ気を付けないと

「情報漏洩」

「詐欺で大金を失う」

などのリスクがあります。
 

あなたは大丈夫でも、

「あなたの上司は？」

「あなたの両親は？」

 

今回のぶっちゃけ勉強会では、

当たり前のように使うからこそ

気を付けたい「メール」について

改めて学びます。

メール犯罪者にならないために！SNS全盛でも今後もメールが消えない理由とは　10/14ぶっちゃけ勉強会のお知らせ

オンラインサロン会員限定と

なっておりますので、

ご興味ある方は、この機会に

ぜひ入会をご検討ください！

あなたの人生を、ホカポカに温める！オンラインサロン第5期募集

+＋＋＋告知終わり＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

令和の米騒動といわれ、

各地で買い占めがおこり

米の価格が2倍になった2024年。

 

今年、日本の米は豊作だそうです！

 

これで米の価格が下がって

安定してくれると良いですね。

 

中国でも、ある米の価格に

注目が集まっています。

 

なんと、

9月25日のある発表を機に

2日で8％も下落！

 

でも日本の米価格と違って、

この価格下落は残念がる人も

多くいたはずです。

 

さて9月25日に中国を代表する

米に衝撃を与えた出来事とは、

 

そう！

 

小米のCEO雷軍による年度講演と

小米の新商品発表会が

19時から開催されました。

 

今年のテーマは「改変」

（英語ではTRANSFORM）

 

 

私、個人としては、

 

例年通り、感動的であり、

 

「自分も頑張らなければ！」

 

と思えるものでした。

 

しかも、今年の小米は電動自動車元年。

 

3月のSU7発売では2日で1.5万台が予約。

 

1千万円以上の「米」でも1.5万人が即予約。中国の金持ち事情

 

7月に発売したSUVタイプのYU7は

3分で20万台、1時間で28.9万台と

驚異の成果をたたき出しました。

 

中国EV、快進撃と急ブレーキの物語

 

 

売上だけでなく性能でも、

「SU7 Ultra」が目標としていた

ポルシェTaycan Turbo GTが持つ

ドイツ ニュルブルクリンクでの

最速記録を塗り替えました。

 

 

 

すっかりEVの会社の仲間入りした小米

 

 

ただ小米の店舗に行けばEV試乗の裏には、

スマホや家電がちゃんとおいてあり、

 

「そういえばスマホの会社だったなぁ」

 

ということを思い出されます。

 

 

 

このような華やかな変化を遂げた

2025年の年度講演会で、

テーマが「改変」ですから、

 

雷軍から成果と感謝の発表会となり

映画であればハッピーエンドに

皆の胸が温かくなり

エンドロールが流れてもよさそうです。

 

ところが、映画の幕が下り、

余韻が残る翌日の朝、

 

ここから8％の下落が始まります。

 

下がったのはスマホ値段でも

EVの値段でもありません。

 

なんと株価が2日間で8％下落

 

 

雷軍の講演は相変わらず良い話だったし、

スマホでもXiaomi17が発表されたのに

なぜ株価は下がってしまったのか？

 

一緒に見ていきましょう！

 

今回の雷軍の講演ても

神話から映画まで使われる物語構造

「ヒーローズジャーニー」が

使われています。

 

せっかくなので、

ヒーローズジャーニーに

沿って内容の紹介していきます。

 

1. 日常世界 ― 栄光の陰にあった不安

 

2020年、小米は世界500強に入り、

年間売上2000億元を突破。

 

しかし

 

「技術がない」

「組み立て工場にすぎない」

 

という世間の批判も多く、

 

自らも

 

「このままでは小米の未来はない」

 

と感じていた。

 

 

私（野村）にとって意外だったのは、

既に大成功している経営者が、

内心で強烈な劣等感を抱えていたこと。

 

この「成功者も悩む」という姿は、

とても共感を生みやすいですよね。

 

 

2. 冒険への呼びかけ ― 復盤と決断

 

「今に満足するか、挑戦を続けるか？」

 

小米はこの問いを繰り返し

半年にわたる「復盤会議」を重ねます。

 

結果5年で1000億元（約2.1兆円）を投じ、

 

「スマホメーカーからハードテック企業」へ

 

進化する方針を打ち出します。

 

スマホメーカーとしての安定を捨て

再び危険な冒険へ踏み出す瞬間ですね。

 

3. 仲間との出会い ― 新旧メンバーの結集

 

この決断にたいして、

それを支える仲間の存在が

丁寧に語られていきます。

 

共同創業者である林斌、劉徳が

今も共に戦っていること、

 

外部から盧偉氷や曽学忠を迎えたこと、

そして社員番号54番の朱丹が

チップ「玄戒O1」開発を率いる

リーダーに成長したことなどです。

 

 

4. 試練と敵 ― 松果の失敗と二重の重荷

 

雷軍は以前の「松果チップの失敗」も

隠さずに語りました。

 

かつて自社開発SoCが敗北し

社内外に「やはり無理だ」という空気が

広がったこと。

 

今回は自動車とチップという

二大プロジェクトを同時に

推進するわけですから

リスクは更に高くなります。

 

雷軍は逆に

 

「失敗こそ再挑戦の土台」

 

として踏み出します。

 

 

 

5. 最大の危機 ― 続行か断念か

 

2022年の役員会で議論が紛糾、

 

「チップを続ければ会社が潰れる」

「だが放棄すれば二度と挑戦できない」

 

この場面を雷軍は臨場感たっぷりに語ります。

 

 

6. 宝の獲得 ― 技術と市場の成果

 

その後の成果は劇的です。

 

自社開発チップ「玄戒O1」は

初回のテープアウトで成功し、

スマホ「Xiaomi 15S Pro」に

搭載され、市場にでました。

 

 

さらに先ほど紹介したように

SU7 Ultraはニュルブルクリンクで

ポルシェを抜くサーキット記録を更新。

 

YU7は3分で20万台の予約獲得。

 

葛藤、苦悩、危機を聞いた後で

これらの成果を聞くと、

 

「夢は実現した」

 

と聴衆の胸を熱くします。

 

 

7. 帰還と変容 ― 社会的インパクト

 

 

雷軍は最後に、友人である

凡客誠品の陳年（55歳）が、

以前の自分の講演をみた後に

再起を決意した話を紹介。

 

一世を風靡したものの

倒産寸前に陥っていたブランドが、

ライブコマースで再びトップレベルに

返り咲いたエピソードは、

 

聴衆に

 

「小米の挑戦が人々を変えている」

 

という印象を与え、

単なる民間企業一社の成功を超えた

社会的インパクトを与えているという

メッセージを感じさせます。

 

 

小米は単なるコスパのよい商品でなく

 

「変化を恐れず挑戦すれば、

　誰でも運命を逆転できる」

 

という感情価値を持つ

アイコンに押し上げようと

しているのでしょうね。

 

 

 

ということで、

私としては心に響く講演でした。

 

SNS上でも同じような反応も多く

中には、

 

「鸡汤（チキンスープ）と分かっているけど、

　やる気が出て来た。」

 

というコメントも見られました。

 

「鸡汤（チキンスープ）とは、

アメリカの有名なエッセイ集

「こころのチキンスープ」から来る比喩で

心の慰め、癒し、励みになる話のこと。

 

なのに翌日26日から8％下落？！

 

なぜ？？

 

 

一番の原因と言われているのは、

そもそも上がり過ぎていたから。

 

雷軍の年度講演当日に、

その内容の期待値から株価が

一時2.4％超上昇（終値1.9％高）。

 

投資家や消費者は、この講演で

 

「どこまでアップルやHIAWEIに迫れるのか」

 

「自社開発チップをフラッグシップに載せ、

ハードテック企業への転換が実現するのか」

 

と期待していたのですね。

 

しかし実際の発表内容は、

市場の期待には届きませんでした。

 

Xiaomi17に搭載されていたのは

従来通りクアルコムのチップであり、

自社チップは主力機に採用されず。

 

ネット上では

 

「えっ、さっきまでの話は何だったの？」

 

という声が溢れ、落胆が広がりました。

 

またデザインについても

「iPhoneに似すぎ」と

追随者イメージを払拭できませんでした。

 

それに加えて、

これまで恒例だった

 

「発売1分で◯万台注文」といった

 

販売データも公表されなかったため

売れ行きが想定を下回ったかとの

憶測が投資家心理を冷やした

可能性もあります。

 

それでも個人的には、

小米および雷軍は応援しています。

 

各商品は他企業の追随者だとしても

スマホメーカーがEVに参入し、

チップを内製化する動きは、

固定観念を打破しており、

素晴らしいと思います。

 

水戸黄門や多くの漫画などに

 

「また同じパターンか、もう飽きた」

 

というコメントがあっても、

ちゃんと支持する人たちがいるように

 

小米の物語にも支持者がいますし

文句を言っている人も、

期待値が高かったからこその

失望かもしれません。

 

小米の物語は、

まだ続いていきます。

 

今回の不満だって、

未来の講演の「危機」のパートの

肥やしになっていくのでしょう。

 

 

中国に関わって頑張るあなたも

物語の主人公です。

 

今年は特にピンチという方も

いらっしゃると思います。

 

 

そんな時だからこそ、

 

「共に頑張る仲間を探したい！」

 

と思われたら、

ぜひ下記の会をご検討ください。

＋＋告知：オンラインサロン新規募集開始＋＋＋

中カツ！オンラインサロン第5期の

メンバー募集を開始しました！

（AIで生成した中カツ！オンラインサロンの心象図）

あなたの人生を、ホカポカに温める！オンラインサロン第5期募集

＋＋＋告知終了＋＋＋＋

今回も、最後までお読みいただきありがとうございます。

 

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

【オンラインサロン第5期募集中】
内容が気に入って頂けましたら「いいね」「推薦」と「フォロー」お願いします！

あなたの人生を、ホカポカに温める！オンラインサロン第5期募集

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ご感想、取り上げて頂きたい話題、取材、講演依頼などは

野村個人Wechatまでご連絡ください。

中活通信アカウント

野村個人Wechat　ID

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
【新規メルマガ無料登録】

http://eepurl.com/c7GHFL

ご登録頂くことにより、最新号を直接お届けいたします！ブログに来て頂く手間が省け、記事更新の見逃しも防げます。