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中カツ!通信

「中カツ!通信」は中華圏歴19年を超え、湖南省出身の妻と娘と上海で暮らす野村が「中国で勝ちたい人」のために、「日々ちょっと活力を得られる情報」を、お届けするブログです。

TPOで選ぶ中国の病院

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中国で病院に行く前にしておくこと


「子供が死んじゃう!
 もう動かない!
 眼も焦点が合わない!
 
 どうしたらいいの?
 どうしたらいいの!
 早く、早くして!」


一日の最後の面談中の19時前、
切っても切ってもかかってくる
家内の電話に異変を感じて、
しぶしぶ出てみると
電話の向こうでは
家内、義母、次女の3人の
泣き声と怒鳴り声が混ざり
まさに阿鼻叫喚。

「ひとまず、落ち着け!
 救急車呼べ、救急車よべ」

という僕の声自体も
既に冷静さを完全に失った怒声で、
お客様のオフィスの
清掃のおばちゃんが、
こちらを睨んでいるのは見えましたが、
それどころではありません。

家内からの電話は切れてしまい、
かけ直すも応答がない状況が続き、
義母にかけると、こちらも錯乱状態

「もう出て行ったから
 野村も早く行け、早く行け!」

と泣きながら怒鳴るものの
1か月の次女と家で残っていた
義母も肝心の家内と長女が
どの病院に行ったかが
分からないのです。

家内の電話に
かけ続けること10分以上
やっと病院を聞きつけて
駆けつけました。

急患受付のある、
その病院に入ると中には
ものすごい人の数。

廊下には、
ストレッチャーのまま
10人以上が並べられており
明らかに非日常の空間が
広がっております。

二階の小児科に行くと
やっと妻子を見つけることが
できました。

何故か裸で
家内のコートに包まれて
グッタリしている娘、
まだ月子(産後休養期間)中の
家内はパジャマ姿
そして横には、
いろいろな汚物にまみれた
見慣れたプーさんの毛布…

それは先ほど電話の向こうの
阿鼻叫喚の映像を
想像するのに十分な光景でした。

数分すると
血液検査の結果が出て
お医者さんからは

「精密検査が必要。
 ただ、この病院では分からないから
 すぐに救急車で○○病院に行きなさい」

とのこと。

すぐに救急車の120に連絡すると

「15人待ちなので、
 自分で行った方が早いですよ」

もう、何が何だかわからないですが
夫婦二人それぞれの携帯で
配車アプリの滴滴で車を呼ぶことに。

幸運にも5分でつかまり
小児科専門の病院に移動しました。

これでどうにかなると、
安心しかけたのも束の間
その病院の急患外来フロアーには、
先ほどの数倍の数百人以上の人。



数十人の列の最後尾には
とても並ぶ気にはなれないので
「痙攣後、意識が混濁していて」と
事情を話し割り込みし、
やっと10分後に診てもらう
ことができました。

先の病院でのカルテと
血液検査結果を見せて
2分ほど診てもらった
結論としては、

「今すぐの命に別条なし、
 ただ脳炎の可能性もあるから
 ちゃんと並んで
 精密検査をしてください」

そこからは、
血液検査のために
①並んでお金を払う。(2、3分待ち)
②採血をする(2、3分待ち)
③検査結果待ち(30分)
④結果を踏まえた問診診断(15分待ち)
⑤お医者さんの問診1分

CT検査のために
①並んでお金を払う。(2、3分待ち)
②検査をする(15分待ち)
③検査結果待ち(60分)
④結果を踏まえた問診診断(15分待ち) 
⑤お医者さんの問診1分

インフルエンザ検査のために
①並んでお金を払う。(2、3分待ち)
②鼻水採取をする(15分待ち)
③検査結果待ち(30分)
④結果を踏まえた問診診断(15分待ち) 
⑤お医者さんの問診1分

とにかく待ち時間が長いのに
待合室の椅子も満席で
そこら中で床に座っている人も
そうして待ってやっと問診になっても
お医者さんからは短いコメントのみ。

だんだんと冷静になってくると
この病院にいる時間自体のリスクも
気になってきます。

清掃員がずっといますが
あちらこちらで子供の吐瀉も
繰り返されております。

体力も気力も
消耗しきっている状態で
病原菌の培養庫に
いるようなものです。

3日目の昨晩時点では
発熱が続いているものの
結果的には、
脳炎や髄膜炎ではなかったため
一安心なのですが

今までいかに、
この病院というリスクに
無頓着だったか
猛省している次第です。

皆さんからすれば
常識かもしれませんが
私は今回のことを機に
以下の3つを作成することに
決めました。


①時間帯と病院の対応表

②病状と病院の対応表

③病院用現金袋の作成


皆さんも
普段、緊急でなければ
海外旅行保険指定の
キャッシュレスで
受診可能な病院に
行かれているかもしれません。

ただ夜間となると
選択肢は一気に少なくなります。

症状によっては、
今回の病院のように
せっかく並んで診察したのに
すぐに他の病院に行くように
言われることもあります。


また中国では
救急車は有料かつ
現金のみです!


診察や検査も投薬も
先に書いたように
全て前払いです。

適切な病院の
適切な科に
お金を持って行けば
こちらの言葉が通じなくても
検査を通じて症状を把握して
治療してもらうことは可能です。

逆に中国語が話せても
普段の準備がなければ
私たち家族みたいに
なってしまうわけです。

あの電話を受けてから
病院に着くまでのことは、
今、思い返しても
まだまだドキドキします。

本当は今回はシェア自転車の
続きのネタを書こうと
思っていました。

ただ、このドキドキと反省を
発散しておかないと
身体に悪そうなので
今回は一度ネタをスキップ
させて頂きました。

もちろん、
病院にいかない生活を
送れることがベストですが
リスクは常に存在します。

皆さんも、
ぜひ十分なリスク対策を
考えてみてくださいね!

本日も最後までお読み頂き
ありがとうございます。

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