1分の診察のために7時間待ち?!小児科医師20万人不足①
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1分の診察のために7時間待ち?!小児科医師20万人不足
皆さん、こんにちは。
先日26日に誕生日のメッセージを
頂いた皆様、改めてこの場をお借りして
御礼申し上げます!
誕生日当日は家族で楽しく外で
ビフテキを食べる予定だったのですが
結果的には家で慎ましく麺を
食べておりました。
中国では誕生日の時に
長寿麺といって、その名の通り
長寿を祈願して麺を食べます。
本来は一本の長い麺を
切らないように食べるのですが
それは作るのも食べるのも
手間がかかるので我が家では
市販の麺で代用です。
また家内の実家の風習で
誕生日の日は卵を2つ食べなければ
いけないというのがあり、
ノルマ達成のための
目玉焼きが2つ入っております。
なぜビフテキが素麺になって
しまったかということに関係するのが
今日のテーマです。
実は2歳の長女が
またも高熱を出してしまいました。
以前の中カツ!通信でも書きましたが
http://chuukatsu.blog.shinobi.jp/chineselife/20180208
小児科の急患は非常に人が多く
待ち時間も長く二次感染が心配なため
我が家でも解熱剤等を用意しておりました。
今回は、幼稚園を早退して
前回効果のあった座薬の解熱剤を
使ったものの熱が下がらず
結局19時過ぎに病院に行きました。
病院に着いた時には
すでに熱は39.8度
救急外来の長蛇の列を待ってられないと思い
看護婦さんに先に診てもらえないか
直談判しにいくも
「40度以下は並んでください」
とあっけなく撃沈。
持参した体温計を
お湯につけて40度以上に見せかけようとも
考えたのですが、看護婦さんは
耳で測るタイプの体温計で
確認してくるので諦めます。
ここからが長期戦の始まり…
並ぶこと10分近く
やっと受付(挂号)完了
↓
診察を待つこと20分
問診、舌を見て
聴診器を当てて
血液検査をするように言われるまで
約2分
↓
血液検査をして
結果を待つこと30分
【累計 1時間】
↓
その間にも患者はどんどん増えてきています。
血液検査の結果を持って
診察を待つこと30分
【累計 1時間30分】
↓
やっとお医者さんに会えた!
と思ったら血液検査結果を見て
1分間で
「ウイルス感染による発熱」
と診断。
処方箋を渡され解熱薬を飲んで
1時間病院で待機したまま
様子を見るように言われる
↓
薬を飲むものの、
熱が一向に下がらず
1時間経過
【累計 2時間30分】
↓
お医者さんに
「熱下がりません、
どうすればいいですか?」
と伝えるまで20分並ぶ
【累計 2時間50分】
↓
「点滴打ってください」と
処方箋をもらうまで30秒
↓
点滴の薬剤を買って
点滴エリアに移ってから
管や針もってくるまで15分
【累計 3時間10分】
(23時でも点滴を打つ子供と付添いの
家族で点滴スペースはほぼ満席です)
↓
点滴をうつこと40分
【累計 3時間50分】
(この時点で既に嘔吐2回)
↓
お医者さんに、
それでも熱があまり下がらないことを
伝えるのに10分待ち
【累計 4時間越え! 時刻は23:40】
40歳の節目の誕生日の瞬間を
病院で迎えることはギリギリ
まぬがれましたが
帰宅後も長女の体調は回復せず
誕生日当日を含め病院に通うこと
3日目にしてレントゲンをとり
実は肺炎だったことが発覚します…
医療ミスとは言えないまでも、
どこか納得できない気持ちで調べてみると
2018年01月03日 新浪育儿によると
我が家にいちばん近い
小児科専門総合病院は今年1月のある日は
1分の診察のために7時間待ち…
http://baby.sina.com.cn/wemedia/health/2018-01-03/doc-ifyqinzs7882463.shtml
(上記のリンクにも混雑している様子の写真があります)
4時間で3分もお医者さんに
診てもらえた我々は運がよかったのかと
より複雑な気持ちになってきます。
更に調べてみるとこの問題は
上海だけに限ったことではないようです。
中国全土で小児科医は約10万人
ちなみに2016年のデータで日本の小児科医は
約3万人ですから約3.3倍!
ただ小児科の対象となる
15歳未満の人口が
日本が約1571万人に対して
中国は約2.5億人と16倍!
日本ですら
小児科医が足りないと言われているのに、
この数ですから、風邪が流行れば
7時間待ちになるのもありえます。
一人っ子政策が廃止されたのが
2015年ですから、その後のベビーブームで
更に需給のバランスが崩れているのかもしれません。
次回は、このような状況を打開するために
期待されているAIについて
紹介していきます。
本日も最後まで読んで頂き
ありがとうございます。
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