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中カツ!通信

「中カツ!通信」は中華圏歴20年を超え、湖南省出身の妻と娘と上海で暮らす野村が「中国で勝ちたい人」のために、「日々ちょっと活力を得られる情報」を、お届けするブログです。

中カツ!通信406回 歌い続けて30年!あの満員恒例のコンサートに無料ご招待

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こんにちは!日中の相互理解促進を目指す
中カツ!通信の野村です。
ある時から毎回の冒頭には
上記の
「日中の相互理解促進を目指す」
という言葉を入れております。
 
というのも妻は中国籍でして、
可愛い2人の娘たちは
日中両方のルーツを持ちます。
 
私にとって日中友好は単なる
「なったらいいな。知らんけど」という
スローガンでなく、
 
娘たちが自身のアイデンティティに
誇りをもち幸せに暮らしていくためにも
切実な問題なのです。
 
友好のためには、
相互理解が必要と考えており
この「中カツ!通信」も
より中国のことを伝えたいという
気持ちも込め毎週続けています。
 
なので娘達に日本を伝えるイベントも
積極的に参加するようにしております。
 
先月は上海ガーデンホテルで、
上海の着物の第一人者である姜先生と
生徒さんたちによる着物ショーと
 
大阪万博でも書道を披露された
上平先生たちによる書のパフォーマンスが
大迫力で行われました。
お恥ずかしながら着物も書道も
本物を見る機会はあまりなく、
中国の皆さんと一緒に
非常に感銘を受けました。
 
ただ、
 
「こういうイベントがあるのなら
 事前に教えてよ!」
 
と言われそうなので、
今日は今からでも間に合う
イベントを紹介いたします。
 
コールプラタナス30周年記念コンサート
 
日時:2025年7月27日 開場13:00、開演13:30

会場:上海音楽学院 贺绿汀音乐厅

(徐汇区汾阳路20号)

入場無料(※事前申し込み必要)
 
30周年記念ってスゴイですよね。
しかも会場は、あの上海音楽学院。
 
QS世界大学ランキングで、
2024年は音楽分野10位
「中国の音楽人のゆりかご」とも言われる
上海音楽学院の750名のホールって
格式、規模共に一流です。
 
しかも、それが入場無料!
 
このような場所で合唱となると、
事前の練習も必要なら
それなりの手続きも必要。
 
日中関係がよい時もあれば
そうでない時もあり、
どうやって運営されているのかも
気になってきます…
 
そこでプラタナス合唱団の副団長であり
オンラインサロンの仲間でもある
中村さんにお願いして団長の倉重さん、
広報の井上さんに、
お話を聞かせていただきました。
 
知れば知るほど、コンサートに
行きたくなってきました!
 
それではインタビュー記事をご覧ください♪
 
野村:30周年おめでとうございます!そもそもコールプラタナスは、どのように始まったのでしょうか?
 
倉重団長:1995年に上海に住む日本人が「歌ってみようか」と数名に呼びかけたことから始まりました。以来30年間、パンデミックによる演奏会中止期間はあったものの、活動は途切れることなく続いております。
 
現在は中国人の方も含め、20代から60代まで50名以上が登録されており、女性がやや多いですかね。
(初めてのコンサートはホテルのレストランで1997年夏に開催。朝日新聞に取り上げられる。)
 
野村:今は50名を超えるプラタナスも最初は「カラオケ行こ!」みたいな人数で始まったのですね(笑)
 数人で始まった合唱団が、今では上海音楽学院 で750名の観客を前にコンサートするなんて立ち上げメンバーも想像していなかったのでは?
 
広報井上さん:そうですね。今年は記念すべき30周年ということもあり日本に帰国したOB・OG約30名も上海まで歌いに来てくれます。プラタナスのオリジナル応援歌である「Wake!!」では75名がステージに立つ予定です。
 
野村:オリジナルの応援歌もあるんですね。
 
倉重さん:はい。 作詞・作曲家、編曲家である貫輪久美子先生が、私たちの活動に共感していただき、ビジネス目的ではなく、自身の編曲した曲を「中国でも多くの人に歌ってほしい」という思いで提供してくださっています。
貫輪先生は日本にいらっしゃいますが、毎年、中国のポップス曲を合唱用にアレンジして提供してくださっています。
特に、貫輪先生がプラタナスをイメージして作曲した「Wake!!」は応援歌として、毎週の練習の最後に歌っています。
 
 
 
野村:中国のお客様もたくさん来られると聞きましたが、コンサートの歌は、どのように選曲されているんですか?
 
倉重団長:演奏会の選曲は、専門のグループが行います。日本の有名な曲の他に、中国のお客様に親近感を持ってもらうため、中国の有名な歌やポップス系の曲を積極的に取り入れています。またミュージカル調のもの、楽器を入れる曲なども混ぜ込み、多様な好みに合うように工夫しています。

 

(前回のコンサートの様子)
 
 
前回のコンサートでは谷村新司さんの「昴(スバル)」を日本語と中国語で合同合唱しました。谷村さんが上海音楽学院で教鞭をとっていたこともあり、会場では大きな反響を呼びました。
 
 
今回の演奏会で歌う團伊玖磨先生の「筑後川」という曲は、九州の筑後川が海に流れ込む様子から着想を得ており、「中国と日本の架け橋のような曲にしたい」という強い願いが込められています。
 
(写真を拝見した後で)
 
野村:衣装も本格的ですね。お客様との一体感もスゴイですしアマチュアとは思えないです。ただ準備も相当たいへんじゃないですか?
 
井上さん:そうですね。上海で数年勤務した後に帰国する駐在員も多く、できるだけ特定の個人に依存しないように、団長をはじめ皆が何らかの役割を担うチーム運営をしています。
 
ただ外部環境の変化もあるなかで、趣味の活動なので運営が困難になる時もあったそうです。
 
今回30年の歴史年表を作成する過程でいろいろなことが分かりました。
 
SARSが流行した2003年には、団の常任指揮者が日本へ帰国せざるを得ない危機に直面、残ったメンバー達が「火を燈す」ように活動を継続し、団の存続を守り抜いたことや、
 
2020年はコロナでイベント中止に。
 
2021年もコロナの影響で一般の音楽ホールは、外国人は使えなくなり、日本領事館のセミナーホールを借りて復旦大学の合唱部と一緒に歌いました。
(日本領事館セミナーホールでの復旦大学合唱部とのコンサート)
 
2022年は日中国交正常化50周年記念の第九コンサートを中国の合唱団とオーケストラで歌うために年明けから練習をしていました。ただ、上海のロックダウンもあり全員での参加が叶わず、結果として一緒に練習をしてきた日本人の3つの音楽団体でレストラン併設の小さな舞台で演奏会を開催しました。
 

 

2023年もコロナの影響で音楽ホールは借りられず、インターナショナルスクールの講堂を借りて開催しました。

 

困難にぶつかっても、その時にできることを皆で話し合い、様々な中国の方にも助けていただき歌い続けてきているんだなぁと実感しています。

 

 

野村:上海音楽学院の場所を借りられるのもスゴイですよね。先ほどの復旦大学の他にも中国の方との交流はあるのですか?

 

倉重団長:そもそも合唱団に中国人メンバーがいますし、上海交通大学の老年合唱団とは、お互いの練習場を行き来して練習を重ね10年間にわたり合同演奏会を開催していました。他にも、プラタナスの指揮者が中国のセミプロ合唱団の指揮者と「飲み友達」になり曲をもらうなど、歌を通じた民間レベルでの温かい交流が続いております。

 

コンサートにも、たくさんの中国のお客様が来てくれ、

 

「音楽は詳しくないし、日本語も少ししかわからないが、レ・ミゼラブル(日本語)の世界観は伝わった」

 

といったアンケートの声が寄せられるなど、私たちの活動を通じて日本や日本語との接点が増えていくのは非常に嬉しいです。

(昨年はレ・ミゼラブルでミュージカル風にも挑戦)

 

アンケート結果は次回の選曲にも活かされており、今年は映画音楽として「サウンド・オブ・ミュージック」を披露する予定です。

 

コンサートを聞きに来てくれた人がプラタナスの活動に興味をもち、合唱団のメンバーになることも多いんです。

 

 

野村:でもこれだけ本格的な合唱団だと、やはり皆さん経験者なのですよね?少し敷居が高そうな気がします…

 

倉重団長:いやいや、経験や楽譜の読み書きは一切問いません。「カラオケが好き!」なレベルであれば大歓迎です!多くの団員が合唱未経験からスタートし、練習を通じて歌唱を学んでいます。あえて言えば、指揮者の指導を理解するため、日本語が少しできる必要がありますね。

 

どなたかが見学に来られると団員が「歓迎の歌」で迎え入れます。私自身も、もともと男声合唱団を見学に行くはずが、プラタナスに連れてこられ、歓迎の歌を歌われて、その歌声に魅了され、そのまま入団してしまいました(笑)
 
また、練習後には飲みに行って親睦を深めることも多く、時には飲みながら(お店の人に断ったうえで)「ハレルヤ」のような曲を歌ってしまうこともあり、驚かれることもあります(笑)
 
高校の部活のように、練習中は真剣に頑張り、終わったら楽しく過ごす、そんな雰囲気です。
 
野村:もし上海の居酒屋で隣の部屋から本格的な合唱が聞こえてきたらプラタナス合唱団がいるということですね(笑)最後に読者の皆様にメッセージをいただけますか?
 

 

倉重団長:プラタナスは樹皮が少しずつ剥離していく、まだら模様が特徴ですよね。その並木は多くの人にとって、上海の象徴にもなっています。

 

我々、合唱団も上海という土壌をお借りして、活動しております。団員一人一人は帰任などで上海の街を離れてしまうことがあってもコールプラタナスという幹は、どんどん太くなり、根を大地に伸ばしています。

 

また元・上海コールプラタナスのメンバーが日本で集まって歌ったりしています。なんだかプラタナスの白い綿毛の種子が各地に飛び回っていく様子にも似ていますよね。

 

7月27日の30周年記念コンサートは、プラタナスの名前にも込められた想いが、皆様に届くよう団員、OB・OG一同で心を込めて歌いますので、ぜひ会場にお越しください。

 

また、団員も常時募集しておりますので、ご興味がある方は、お気軽に下記までご連絡ください。

 

shchorus1995@163.com

 

野村:お話お聞かせいただきありがとうございます!27日のコンサートは私も家族と一緒に行きます!本番に向けての練習頑張ってください!

 

皆様は「音楽先行仮説」というのを

聞かれたことがありますか?

 

「人類は言語(文字や文法のある言葉)よりも前に、歌のような音声コミュニケーションをしていた」という説で
 
赤ちゃんが言葉の意味よりも
声の高さやリズム、音色といった
音楽的要素に強く反応することや、
 
ゴリラやチンパンジーが
「歌う」ような鳴き声やリズムパターンで
感情を伝達すること、
 
文字を持たない部族社会が
「歌」や「リズム」を集団の連帯感や
合意形成の手段として用いてきたことなど、
多くの根拠に裏付けられています。
 
脳科学の研究でも、言語と音楽は
脳内で部分的に重なる領域を使うものの、
音楽の方がより感情や社会性
(ドーパミン、オキシトシン分泌など)に
深く関わることが示されており、
「社会的なつながり」を築く手段として
先に進化した可能性が指摘されています。
 
コールプラタナスの活動は、
まさに音楽の力を活用した
日中友好の架け橋といえますね!
 
言葉の壁や文化の違いがあったとしても、
共に歌い、音楽を分かち合うことで、
理屈を超えた心の交流が生まれます。
 
中国語の歌に感動するのも、
まさに音楽の持つ普遍的な力によるもの。
 
そういえば今回、演奏される
 
「サウンド・オブ・ミュージック」の映画に
 
トラップ一家に家庭教師として来たマリアに

初めは反抗的だった子どもたちが、

歌を通じて関係がやわらぎ信頼し始める

「ドレミの歌」の有名なシーンがあります。

 
プラタナスの花言葉は「天才」と「好奇心」。
 
古代ギリシャの哲学者が
プラタナスの木陰で思索に耽ったという
逸話からきているそうです。
 
コールプラタナスの歌声は、
日中で共感を広げるだけでなく、
私たちに日中友好の新たな視点や
深い思索の機会を与えてくれますね!
 

 

「そうか!中国の交渉相手と

 夜に一緒に歌いに行けばいいんだ!」

 

「稟議の時に、音楽先行仮説を

 補足資料として添付しよう!」

 

と思ったあなた

 

Wait!というかWake!!

 

目を覚ますためにも

ぜひ7月27日(日)に、

一緒にコールプラタナスの

コンサートを聞きに行きましょう!

 

 
上海は遠すぎる、
歌うのは、ちょっと苦手、
だけど交流をしたいという人は、
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ご検討ください。
 
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そういえば以前、中国語縛りで
男性メンバーだけで
カラオケボックスにも行ったことあるので
第5期でも企画したいと思います!
 
今回も、最後までお読み頂きありがとうございます。
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