第135回 オンライン飲み会の作法と参加者募集
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第135回 オンライン飲み会の作法と参加者募集
みなさん、こんにちは。
25日に和僑会上海のZOOMセミナーを東京コンサルティンググループの執行総経理と一緒に下記のタイトルで行いました。
~疾風に勁草を知る~中国の事例からコロナに負けない経営を考えよう!
「疾風(しっぷう)に勁草(けいそう)を知る」とは「後漢書」王覇伝にある言葉で、激しい風が吹いてはじめて丈夫な草が見分けられる。それぞれの和僑のビジネス環境は法制度も業界も違えど、三人寄れば文殊の知恵、中国の現状を踏まえて皆で今だからこそ身につけるべき和僑の「強さ」について話し合いましょう!
という目的通り、中国の事例を紹介するだけでなく日本をはじめ各地の方と現状や対策を知ることができ私自身にとっても非常に有意義でした。
和僑会は世界各地にあり、それぞれが特色のある活動をしておりますが、上海和僑会では月に一度のセミナーの他にも様々なイベントを行っておりますのでご興味がある方は、是非ご連絡ください!
セミナーが終わった後に、やっと2人でビールを飲みながらホッとしたときの反省会で一番最初にあがったのが、
「なぜオンライン飲み会を行わなかったのか」
ということ。
セミナーの準備で忙しく気が回らなかったので、次回こそはという思いを込めて中国でのオンライン飲み会事情について調べたことを紹介します。
まずは云喝酒(クラウド飲み)の9大要点という記事があったので、そこから抜粋したいと思います。
1、Wechatグループを作り友達を招待する。Wechatのビデオチャットの上限が9人なので、人数が多い場合には何回かに分けて開催
2、ふさわしい場所を選ぶ。例、ダイニング、リビング等。整理整頓しておくこと。
3、身だしなみに気を付ける。衣服、髪型、精神状態を良くしておく。
4、おつまみは自分で用意
5、お酒も自分で用意。できれば皆で統一したほうが雰囲気が出るし、公平である。
6、始まりの挨拶を準備しておく。寒い感じで始まるのはダメ。
7、乾杯の挨拶を用意しておく。3回の乾杯。一度目は武漢に対して、二度目は中国に対して、三度目は健康のために
8、飲み終わった後は、グラスを下向きにひっくり返し、飲み干したことを他の参加者に分かるようにする。
9、最後はまとめの話をし、感情を盛り上げ、手を振って挨拶をする。
オンライン飲み会ベテランの方にとっては当たり前なことが多いですかね?
私は下記の2つが中国らしいなぁと思いました。
5、お酒も自分で用意。できれば皆で統一したほうが雰囲気が出るし、公平である。
8、飲み終わった後は、グラスを下向きにひっくり返し、飲み干したことを他の参加者に分かるようにする。
中国の通常の飲み会では皆で同じお酒を飲みます。もちろんオンライン飲み会では「自分の飲みたいものを用意しておいてねー」ですが、やはり一体感が出ないのだと思います。またメンツの社会でもありますから皆が高いウイスキー飲んで味の感想を述べている中、自分一人ワンカップ大関ではメンツ丸潰れです。
そして5番は開催者の配慮だけでなく、別の希望を抱いている人達もいたのではないでしょうか。
そう、「お酒メーカー」です!
春節という忘年会、新年会の一大消費シーズンをコロナにより逃してしまったダメージを回復するためにも、なんとか宅飲み需要を取り込んでいかなければならない彼ら。
オンライン飲み会はまさにチャンスであり、各お酒メーカーによる様々なキャンペーンが行われました。
孔子の誕生の地、山東省曲阜で製造される白酒“孔府家酒”では、
【参加条件】
・2人以上の参加者
・最低1人は孔府家酒の商品を飲んでいる
・集合写真を、“云酒局”のミニプログラムにアップしWechatのモーメンツに投稿する。
・4月5日24時までで「いいね」が200を超えたランキングで商品プレゼント
【豪華賞品】
一等 1名 2352元の朋自远方を1箱
二等 5名 878元の朋自远方を二本
三等 10名 658元の朋自远方を1箱
他にも50名の方に516元のお酒2本プレゼント
というプロモーションが行われました。
「飲んでくれた証拠写真でプレゼント」という方式以外にも、オンライン飲み会のためのお酒を提供しようというキャンペーンもありました。
同じく白酒で有名な“郎酒”は数名でオンライングループを作り申し込むとお酒が当たるというキャンペーンで
一等商品の8999元のお酒をはじめとして、各種自社商品から100元の割引券まで商品総額2000万元(約3億円)の大型キャンペーンを行い、7日間で300万人が申し込みました。
イベントの「拒絶野味(野生動物の肉)、理性飲酒」というキャッチコピーも時機を捉えたコロナ対策の社会啓蒙として評価されていました。
また自社の商品宣伝だけでなく、オンライン飲み会自体を盛り上げようとするメーカーも出てきて“舍得酒业”では飲み会用のすごろくがSNSの微博でアップされています。(Wechatにグループチャット内にサイコロを振る機能があります)
先ほどのオンライン飲み会の要点8にもあった乾杯のコマが複数あるだけでなく、「壁に向かってティッシュを30秒間落ちないように吹き続ける」といった罰ゲームのコマもあって確かに盛り上がりそうです。
この8番の乾杯も中国らしいオフラインの飲み会の儀式が持ち込まれたもので、中国の宴会では乾杯が何度も繰り返されますが、文字通り「杯を乾す」わけで飲み切る必要があります。
乾杯の時に「看感情」(お互いの相手への思いを見せ合う)という言葉を使うことがあります。
日本風に言うと「オレの酒が飲めねぇのか~」に近いのですが、互いに飲む必要があるので、2人でいっき飲みし証拠として、グラスを逆さにします。
このような状態の時は既に酔いが回って声が大きくなっているだけでなく、少し残ったお酒をまき散らしたりしますので、テレワーク以上に家族に迷惑がかかりそうですね。
ハイテンションで壁に向かってティッシュに息を吹きかけ続ける姿も、夜中にトイレに起きてきた家内や娘に見られたらと考えると躊躇してしまいます…
そういった騒音の迷惑や恥ずかしい場面が家族にばれたせいかわかりませんが、ここ1か月はネット上もオンライン飲み会の投稿は減ってきています。
もちろん外出制限が緩和され、オフラインでの飲み会が可能になったことの影響が大きいのですが、やはり日常を離れて盛り上がりたい時は家族がいない場所が良いです。
そして別に騒ぎたいわけでなく互いの近況報告などであれば、今後はアルコールを飲みながらのビデオチャットでも良いのかもしれません。
中カツ!通信でもお互いに顔を合わせたことがない人が多くいらっしゃいますので最近の日本や中国事情を交換する目的でオンライン飲み会を企画したいと思います。
「参加したい」という人は是非、メッセージ下さい!
9大要点から学びお酒の種類を制限したいところですが、お酒が飲めない方にも参加頂きたいので日本の伝統的なあのルールを使って皆が肩身が狭い思いをするのを防ぎたいと思います。
「遠足のおやつ代は200円まで、ただしバナナはおやつに含まない!」
ということで
「オンライン飲み会の飲み物代は200元(3000円)まで、ただし水は飲み物代に含まない!」
実際の日時は参加希望者と別途調整させて頂きますね。
皆さんのご応募とお酒メーカーの協賛をお待ちしております(笑)
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
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