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中カツ!通信

「中カツ!通信」は中華圏歴19年を超え、湖南省出身の妻と娘と上海で暮らす野村が「中国で勝ちたい人」のために、「日々ちょっと活力を得られる情報」を、お届けするブログです。

手数料26%?! 最近出前の値段が上がっている理由

 

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手数料26%?! 最近出前の値段が上がっている理由

皆さん、こんにちは。
チームビルディングの一環で
上海では桜の名所としても
有名な顧村公园にBBQに
行ってきました。


残念ながらソメイヨシノは、
ほぼ散っており八重桜が
若干という程度でした。

BBQの台や炭などのセットは
公園内で用意されており、
食材についても公園内で
購入することができます。

最近ではネットで頼んで
当日の朝に公園の門まで
(入場料かかるので)
外卖(デリバリー)してもらう人も
多いそうです。

これなら食材や飲み物の
買出しや車を運転してくる
必要も無く便利ですよね。

この外卖(デリバリー)ですが
現在の中国では

「美団」(meituan)
「饿了吗」(elema)

の2強となっております。

お互いがシェアを取る為に
当初は消費者向けのクーポンを
大量配布しておりました。

もちろん商品を提供してくれる
レストランの数も増やす必要が
ありますので、初期は手数料なし
という時期がありました。

人通りはないけど家賃の安いところに
デリバリー専門のレストランを
開くなんていうこともよく聞きました。

そこから店舗向けのデリバリー
プラットフォーム使用料は
徐々に上がってきて

15%~18%だったのが

最近では

23%や場合によっては26%

にまで手数料率が
あがっているようです。

私も飲食の経験がありますが、
基本的に薄利のビジネスなので
23%の手数料を引かれてしまうと
ほぼ赤字になってしまいます…

そうならないためには
値上げするしかないですね。。。

消費者としては、

デリバリーで買う値段
=店舗で買う値段+配送料

と思いがちですが、
実際には多くの店舗で
商品自体の値段も
デリバリー時値段>店舗値段

となっております。

例えば、マクドナルドの
ビックマックセットを見てみると

 
店舗で買うと
通常セット   30元
Lサイズセット 34元



美団(Meituan)だと

通常セットは販売なし
Lサイズセット 39元

配送料9元=48元となります。

配送料は仕方ないとしても
Lサイズセットに5元上乗せだと
14.7%の値上げになります。

通常セットを販売していないのも
単価を上げる施策の一つだと思います。

饿了吗(Elema)も同じ価格設定です。
マクドナルドは一大チェーンですから
プラットフォーム使用料も安く
14.7%の値段価格差ですんでいます。

これが単店営業の店舗で
23%あがるとなると

店舗20元のものが
デリバリー24.6元に

更に配送料9元だとすると
33.6元と約1.7倍です。

もちろん、このくらいの手間賃
どうってことないという人もいますが
メインターゲットである
若年層のホワイトカラーからすれば
レストランから離反するきっかけになります。

レストラン側としては
対策はあるのでしょうか?

美団(Meituan)、饿了吗(Elema)は
たくさんのお客さんの流入口です。

自社のレストランの認知を
上げていく為に、これらの
プラットフォーム利用は必須です。

特に新規店舗であれば
なおさらですね。

このプラットフォームで
自社の商品を知ってもらい
初回のデリバリーをしてもらうまでは
顧客獲得コストとして
受け入れられると思います。

消費者が満足してくれて
次回再利用してくれる際は
目的的に検索されるのですから
そこで23%もの手数料がとられるのが
損している気がしてきますよね。

ちなみに
マクドナルド(麦当劳)では麦楽送という
自社デリバリーサービスも行っており
APPとWechatミニプログラムで利用できます。


ビックマックセットは
Lサイズ限定だけでなく
通常サイズも選ぶことができます。
(値段はこちらも5元高いですが・・・)

選択できるメニューが増えたり
ポイントがついたりなどといった
自社プラットフォームならではの
サービスを追加することにより
デリバリーのリピートをしてくれる人には
自社のプラットフォームへの
移行促進をすることができますね。

以前のように
APPを自社開発しなければいけないとなると
費用も大きくかかりますが、
今はWechatミニプログラムがあり
費用も大分抑えられるはずです。

出前の配送自体も自社構築は
難しいですが中国ではオーダー単位で
外部に頼める仕組みがいくらでもあるので
多少配送単価が高くなっても
美団(Meituan)、饿了吗(Elema)に
支払っている手数料を考えれば
十分ペイするのではないでしょうか。

このままデリバリープラットフォームの
手数料率が上がっていくとなると
レストラン側としても
大手デリバリープラットフォームは

初回顧客獲得や新商品紹介をメインの目的で
手数料は広告料とみなす
or
使わない

リピート用には自社のデリバリーサービスを
用意して収益性を上げていく

という目的にそった使い分けが
必要になってきそうですね。

私達、消費者としても
いつも出前を頼んでいた店が
急に美団(Meituan)から無くなった
ということが起こるかもしれません。

お気に入りの店は、
実際の店舗やWECHATの情報も
記録しておいた方がよさそうですね。

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本日も最後まで
お読み頂きありがとうございます。

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