第97回 AIで捜す愛、中国大企業の社会貢献
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中国に長くいると、
芸能情報の時間がストップしており
新人女優だと思っていた人が
今ではベテラン扱いされていたり、
好きだった芸人が
「あの人は今何しているんだろうね」
みたいな、扱いされていて自身の
時間のギャップに気づくことがあります。
ちなみに警察庁の資料によると
平成30年に行方不明者の届出受理数は
87,962人(前年に比べ3,112人増)
となっており、個人的にはかなり多い印象です。
それに対して中国では
正確な統計がないものの、
ネット上の玉石混合の推測だと
年間60万-800万人が
行方不明者として届けられている
ようです。
人口が約11倍ということから
95万人くらいは行方不明者が
出ていてもおかしくはないですね。
私自身のWechatの
モーメンツでも
「見つけたら連絡下さい!
※拡散お願いします」
という失踪された方の写真と
当日の服装、最後の目撃場所の
メッセージを見かけることが
時々あります。
これらの捜索対象は
主に子供と老人の行方不明者
がほとんどです。
というのも、子供と認知症の老人は
迷子になっても自力で
帰ってこれない、
事件に巻き込まれている可能性が高いため
家族が警察に届けるだけでなく
SNSでも拡散するのですね。
もちろん警察にも届けているので
全国の警察署を始めとする
保護されている可能性のある
施設には連絡がいっています。
ただ身元確認ができない
もしくは行方不明の人(保護された人)が
自身の身元を説明できない場合に
身元を照合するまでには
多くの時間がかかる、
もしくは合致なしとして
そのまま放置されてしまう件も
多数あったようです。
例えば
住所どころか生年月日も言えない
小さい時に誘拐された人が
大きくなって逃げだして
警察に保護されたものの
自分に関する情報が分からない
とか
認知症で名前も言えないご老人
などがあります。
なので行方不明者関連のサイトには
「行方不明者を捜しています」
だけでなく
「行方不明者の家族を捜しています」
(行方不明者を保護してます)
という情報も多数掲載されています。
サイト:中国失踪人口档案库
行方不明者を捜すにしても
先ほどのように名前や生年月日で検索
できないと膨大な数の写真を照合する
必要がでてきます…
この行方不明者という
社会問題について最近
大企業の社会貢献が
数多く発表されています。
百度(Baidu)では、
持ち前のAI技術を活用して
百度AI尋人というアプリで
2016年から7月までで
20万の写真照合が行われ
6700人の行方不明者が
家族の元へ戻った
とCEOの李彦宏が2019年7月の
AI大会で発表しました。
百度AI尋人 サイト
テンセントでは优图天眼という
犯人追跡などにも使われるAI画像認識の
サービスを展開しております
優図天眼のサイト
3歳の時に子供が誘拐され
3歳当時の写真を手がかりに
子供の行方を探し続けている
家族がいました。
警察の努力により誘拐集団から
子供が保護されたのは10年後…
3歳の時とは様子も大きく
変わっています。
ところがテンセントの顔認識技術で
ほぼ特定がされDNA検査で一致が
確認されました。
子供の頃に誘拐されてしまうと
見た目が大きく変わって判別が
難しくなるという問題の解決に
大きく希望をもたらす事例となりました。
時効の存在理由の一つとして
時間経過後の誤審の防止がありますが、
証拠の人物写真など人物特定に関しては
かなりクリアできそうです。
長い間、捜していた人が
見つかるのは大変嬉しいですが
大事な人が行方不明になったら
10年後ではなく一刻一秒でも早く
見つけたいのが家族の心情。
その点について貢献しているのが
今日头条、抖音(TikTok)などの
サービスを提供している字节跳动
(バイトダンス)です。
今日头条は様々なニュースが
配信されるアプリで
ユーザー数は
6.5億人を超えております。
今日头条では失踪情報が
寄せられた際に家族と警察に
連絡をし信憑性を確認した上で
(偽のチェーンメールも多いため)
失踪地点と失踪時間から
判断した失踪者がいる
可能性が高いエリアのユーザーに
失踪情報を表示させます。
例えば老人なら時速5Km として
失踪から2時間たっていれば
失踪地点から10km以内の
ユーザーに送信。
子供などは車、電車を利用する
可能性もあるので時速100kmとして
2時間なら200km以内のユーザーに
送信するという具合です。
今では失踪情報を専門でながす
アカウントもありリアルタイムで情報が
流されております。
抖音(TikTok)でも行方不明者情報
専門のアカウントがあり
こちらでも情報が流されております。
2016年2月から始まったこのプロジェクト
2019年7月までに既に
10,000人の行方不明者の
発見がされています。
AI画像認識というと
監視されていて怖い
勝手にビジネスに利用されている
というネガティブなイメージを
持たれている方もいらっしゃると
思いますが、このように多くの
家庭を救う為にも活用されているのですね。
先ほど日本で平成30年の
行方不明届出が87,962人以上
だと書きました。
ちなみに同じく平成30年に
所在確認ができた件数は
84,753件です(過去の届出も含む)。
決して87,962人が半永久に
消失してしまっているわけでは
ありませんので誤解なきように。
皆さんが
「最近、野村から中カツ!通信届かないなぁ…
Wechatも発信していないし
本人も見かけていないし、
もしかしたら…」
と思われたら今日头条の
行方不明者への申請方法を探す前に
一度、メールボックスを
確認してみてください。
スパムメールボックスの中で
中カツ!通信はしっかりと
頑張っていることと思います(笑)
スパムメールにも
中カツ!通信が届いていなければ
多分、メールシステムの設定だと
思いますので、このメルマガの
下についている携帯か
Wechatまで連絡下さい。
ご心配かけないよう
再度、配信の手続きを
させて頂きますね!
今回も最後まで
お読み頂きありがとうございます。
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