中カツ!通信 第193号 上海で綺麗なオリンピックが咲きに開催
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こんにちは、中カツ!通信の野村です。
今年の東京オリンピックは、どのような大会になるのでしょうか。
ワクチン接種が順調に進展していけば7月下旬の時には、コロナも今とは違う状況になっているとは思います。
観客が入る前提で進めて、近づいてきた時に状況が改善していなければ無観客に切り替えるでよいのではないかと思う今日この頃です。
さて、そんなモヤモヤした状況で中国上海では一足早く
「中国花界のオリンピック」といわれる花博が開かれております。
この「××界のオリンピック」って、いろいろなところで聞きますが、どういう基準なんでしょう?
・世界から参加している?
・世界各地で開催される?
・金メダルなど何か順位を決めるものがある?
・たまに(4年)しか開かれない?
今回の花博は名称は
第10回中国花卉(China Flower Expo)です。
今までのオリンピックと同じ4年に一度開催され世界の珍しい花や植物が展示されており、国内展示館では順位を決める品評会があります。ここまではオリンピック的な要素を備えていますが、開催場所は過去10回とも中国。中国国内イベントなので、今後とも開催地は中国です…
ちなみに数学オリンピックは正式名称に「オリンピック」といれるだけあり4年に一度ではない(毎年開催)点を除ければかなりオリンピック要素を備えています。今回の東京オリンピックも4年に一度から外れましたので、開催頻度は絶対要素ではないのかもしれません。
もう一つ気になっている日本各地(世界各地?)にある「××銀座」を名乗れる必要条件についてご存知の方がいたら是非、ご教示下さい!
さて今回、上海で行われた花博は規模でいうと、まさにオリンピック級!
https://flowerexpo2021.shcm.gov.cn/html/open.shtml
世界に誇る経済都市 上海のどこに、こんな広い土地を確保したのかと不思議に思われるかもしれません。
そう、今回の花博は上海は上海でも崇明島で開催されているのです。
なので屋外庭園180か所、屋内展示64か所といった大規模なイベントで、一日で回るのは、ほぼ無理な広さです。
巨大なチョウの形の世紀館は花博の北に位置しボタン形の花畑にある博覧会常設会場、復興館に向かって飛んでいるようにデザインされています。
デザインのこだわりとしては今年、結党100年を迎える中国共産党にかけて
「Blossom with the Chinese Dream(中国の夢と共に花開く)」
がテーマとして反映されているそうです。
普段は花より団子ではありますが、今年の東京オリンピックには行けそうにもないので、せめてもということで上海の花博に行ってきました!
案の定、すごい人だかりで、やはり花柄の人が多いです。
花博とはいうものの、珍しい植物もたくさんあり
日本語名では酒樽という名のついたビール腹のような木や、
昔は狩りの際の矢じりにも塗られいてた猛毒の木
50種類以上の食虫植物など、花には特に興味がない男性が観覧しても面白い植物がたくさんあります。
特にこの食虫植物は、虫だけでなく多くの人も引き寄せておりました。
ここだけ植物の周りが水のお堀りように囲まており、近寄って写真を撮ろうとするおばちゃんが次々と水の中に足を突っ込んでいきます(笑)
虫だけでなく人までも魅了する食虫植物すごいですねー
このような世界の珍しい植物だけでなく復興館では中国の多くの省がそれぞれブースを出しています。
上海は市の花である白モクレンの大きいオブジェを展示していました。
いくつかのブースをみて気づいたのが、どこの地方も盆栽と胡蝶蘭が飾られているということ。
聞いてみると、この札がついているのは花卉の品評会に出展しているもので、「盆栽」「蘭」のように各種目で全国の花卉業者が賞を取るべく自分たちの自慢の一品をだしているんですね。
どれもかなり高価なものとのことで、中には最初は公開していたものの写真をとるために枝を掴んで盆栽を壊してしまう人が出たためブースの中に入れないようにしている省もありました。
上の盆栽は、おばちゃんが座って壊したわけではありません。これで数十万元もする高価な一品とのこと…
分かりやすい親しみやすいものもあります。
リンゴの木ですが八百屋のようにうっかりと手を伸ばしてはいけません。
「リンゴは本物です。
もぎとったら罰金500元」
その分、禁止されていないところでは、お花畑の中でポーズを決める乙女がたくさんいらっしゃいました。
花博の中では食べ物まで花がテーマ。上海の市花である白モクレンと崇明島の花である水仙の形をしたアイスが売られています。
ちなみに、この光明は 上海では牛乳で有名なブランドで、今回の花博のスポンサーでもあります。
花と牛乳にどういう関係が?と思って調べてみると、光明は崇明島全体の約6分の1にあたる200キロ平方メートル近くの土地を所有しており牛乳の生産だけでなくデベロッパーとして別荘の販売なども手掛けております。
花博というより崇明島のスポンサーと言っても過言ではありません。
もちろん1社だけでスポンサードされているわけでなく、他にも多くの会社が協賛しており、夜のパレードではそれらの企業名をみることができます。
花を観賞する場所なのに夜になっても人がいるの?と思われるかもしれませんが一部の人は夜にしか見れないイベントを待っているのです。
夕暮れになると本格的な機材をもった人たちが集まってきます。
彼らが撮影しようと待ち構えているのが下の写真です。
花火?UFO?ではありません。
1500台のドローンが音楽に合わせて空中に様々な模様を描いていくショーが行われているのです。
私も初めて肉眼でドローンショーを見てみて、刻々と形と色が変わる光景は圧巻で思わず引き込まれました。
朝から晩まで、花に興味がある人も、そこまででない人も楽しめる、この上海花博の入場料は120元、2日券で180元と意外とリーズナブル。
7月2日まで開催しているそうなので、上海近くの方は家族や乙女心を持ったお友達を連れて一度行かれてみては如何でしょうか。
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
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