中カツ!通信 第217号 輸入博が常設展に!上海の新スポットOPEN
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中カツ!通信 第217号 輸入博が常設展に!上海の新スポットOPEN
こんにちは!中カツ!通信の野村です。
無事に自分が双11(ダブルイレブン)で頼んだ商品が届きました。
味も美味しく、偽物じゃなくて賞味期限もきちんと残っており一安心です。日本のカゴメ商品がこうして買えるのって、今となっては当たり前だけど、改めて考えてみるとすごいことですよねー。
中カツ!通信 第216号 双11、9.6兆円で過去最高だけど、個人的には過去最低
総流通額で最高記録のアリババが、
11月18日に発表した2021年7-9月期の決算は
売上高は前年同期比29%増の2,006億9,000万元(約3兆6,000億円)、に達し、純利益は285億2,400万元(約5100億円)
2022年度の売上高が前年度比20―23%増になるとの見通しを発表しました。
四半期の売上で3.6兆円、純利益5,100億円という数字だけみれば凄い決算のですがなんとアリババ株は19日の香港市場で11%急落したのです。
というのも純利益は前年比39%減と大幅に落ち込んでいるからです。
ネット上には「アリババで2万人のリストラがあるらしい」との噂まで流れています。(アリババ内部の人は「そんな通知は受け取ってない」とメディアに回答)
抖音(TikTok)などECのライバルは増え続け、光大証券のデータによると一人当たりの顧客獲得コストはアリババ系のECでは2018年278元/人から2020年には929元/人にまで上がっているとのこと。
各メーカーもアリババのTMLL、京東などと併用してWechat内に自社店舗を開き、そこへお客様を誘導する努力をしております。
2019年にはネットの10大用語にも選ばれた私域流量(プライベートトラフィック)は確実に各メーカーに広がってきています。
中国に住まれている皆さんの中でも、TMALLや京東でなくWechatの中のメーカー自営ショップで買うことが増えてきたのではないでしょうか?
弊社でもTMALL、京東以外のRED(小红书)、抖音(TikTok)のカスタマーサポートや、Wechat会員チャットグループ運営(社群运营)の案件が、増えてきています。 ※ご興味ある方は、ぜひ連絡ください!
アリババ系ECプラットフォームへの出店は、中国市場を攻略するうえで欠かせないものの、どんどん多様化していく流れが感じられますね。
また輸入博関連でも新しい取り組みが始まっています。
毎年、数日の展示のためにたくさんの商品が各国から持ち込まれ、返送されていたものを常設展示にしようという試みがスタートしています。
上海n虹橋空港に近い、保税区の横に「虹桥品汇」というスペースが今月オープンしました。
世界90の国と地域の5700ブランドの6万種類の商品が常設されているという毎日が展示会状態。
その中でもJAPANモールは、輸入博のJETROのブースを彷彿させる日本らしいデザインで、1,000平米以上の敷地に500を超えるブランドの2,000以上のSKUが展示されており定期的にイベントも開催されています。
ながらく日本に帰れていない自分としては見ているだけで、いろんな物が欲しくなってきます。ただ、ここにある展示品の多くは直接当日買って持って帰ることができません。(一部当日、その場で購入できる商品もあり)
JAPAN MALLの多くの商品は中国での代理店開拓、越境ECのために展示されており、一般貿易の手続きを踏んでおらず、その場で購入することができないのです。
なので試飲して商品に興味を持ったら備え付けのQRコードで連絡という具合です。
ただ、となりの保税倉庫に商品があるものも多いそうで、注文すれば明日にでも届くようなものもあるとのこと。
VERSACEの服や靴を試着してから越境ECで購入なんていうこともできるようにっています。
ここは上海虹橋駅、虹橋空港からも近いです。そのため、上海の消費者向けの窓口というよりは、中国全国のバイヤーが上海に来た時に、自分たちの仕入れたいものを見つけに来る場所という目的で作られています。
丁寧にご案内頂いた虹桥品汇の方によると、既に多くの上海以外の地域のビジネス団体の視察予定が組まれているとのこと。
虹桥品汇のキャッチコピー「6+365」(6日間の輸入博+365日の常設展)の通り、あくまでもBtoBチャネルの開拓が狙いなんですね。
土曜日にも関わらずスコットランドのグラスゴーの商工会の方が、虹桥品汇への出展について商談をしに来られていました。スコッチウイスキーの試飲会の時には、私も行きたいなあと思いながら聞いていました。
当日、試飲した中で印象的だったのがオーストラリアのコーヒーリキュール赤ワイン。
文字通りの要素が詰まったコーヒー味の赤ワインで予想外に美味しかったものの、どういう時に飲んでいいのかイメージがつかず買いませんでした…
立派なライブコマーススペースもあり、ここで館内の商品のネット販売も行われているとのことなので、コーヒーリキュール赤ワインが欲しい方は観てみてください(笑)
食品以外にも、パキスタンの絨毯や1億円近い宝石などもあり、ウインドウショッピング好きの人にとっては各国の商品が手に取って体験できるだけでも楽しめる場所です。
実際に、自転車を楽しそうに試乗しているおじいちゃんもいましたし(笑)
この虹桥品汇を紹介してくれたのは以前に中カツ!通信でも紹介したことのある山崎さん。
中カツ!通信 第206回 (プレゼント有り)中国のコロナ対策グッズの現状と挑戦
木村拓哉、工藤静香も使っているということで、中国でも更に売れるといいですね!
それにしても、効果を示すパンとカビパンの食模型という展示は、なかなかシュールな感じがしました…
敷地内には国立競技場の設計も担当した有名建築家 隈研吾デザインの建物もあり上海に住んでいる人は、一度は行かれてみたらいかがでしょうか?
虹桥品汇 住所:上海市闵行区申昆路1988号
2階では、この日はコーヒーの上海バリスタ選手権が行われておりました。
SNSで超有名な熊爪コーヒーも出場しており、たまたま社員や創業者の方ともお話しすることができました。今度、機会をあらためて中カツ!通信で紹介したいと思います。
彼らのHINICHIJOUというメッセージは日本語の「非日常」から来ています。
アリババで家にいながら世界の商品が買えて、輸入博や虹桥品汇で世界の商品が手に取れるようになるなんて、一昔前だったら明らかに「非日常」な体験です。
多くの技術の発展や、多くの人が頑張っているおかげで、それが日常になっている上海の今。
そういう人たちに感謝をするとともに、今の「非日常」を次の「日常」にしていけるように自分も頑張っていきたいと思います。
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
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