中カツ!通信340回 逃走犯まで魅了!サクラ不要の歌神コンサート
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今年も桜の季節がやってきました。
上海でも桜の花見は、
すっかり定着してきて
「どこどこの桜が綺麗だ」
なんていう会話が社内でも
交わされています。
そして桜は春の象徴だけでなく
日中の友好の象徴でもあります。
昨年に続き3月24日には
同済大学と慶應義塾大学の
友好として植樹された桜を
観る交流会が開催されました。
中カツ!通信 第288回 なぜ桜が中国で増えているのか?桜といえば中国になる?
桜は咲き始めだったものの
これから日中友好の花を咲かすであろう
日本語を学ぶ学生をみていると
ワクワク感は満開です。
ちなみに1週間後の30日には
同慶の桜も満開となっておりました。
眼鏡のJINSも
同済大学の各キャンパスに
桜を寄贈しております。
2023年5月に34本追加で合計174本と
当時の中国大陸店舗数と同数を
今まで寄贈されたそうです。
10年以上前、
「未来を見るメガネ、JINS」という
オダギリジョー出演のCMがありました。
未来を担う若者が集まる大学に
日本由来の桜が並んでいくことは
きっと日中友好の未来にも
良い効果があると信じています!
上海に桜前線が到着し始めた24日は
多くの人が楽しみにしていたイベントの
上海の最終日でもありました。
世代を超え
女性の頬を桜色に染める
そのイベントとは、
張学友(ジャッキー・チュン)コンサート!
「歌神」とも称される
中国では老若男女、
知らない人はいないと思えるほど
中華圏を代表する歌手です。
このスタイルで年齢はなんと62歳!
デビューしてから40年、
今でも第一線で活躍しています。
例えば今回のコンサートツアー
私が参加したのは上海の最終回。
ツアー自体は
2023年6月9日のマカオを皮切りに
第108ステージ目。
この後、北京と続き、
2024年8月25日までに
177回も開催される予定です。
地元である香港では、
2023年12月10日から翌年1月13日の
約1か月ちょっとで24回開催!
1.5日1回以上のペースです!
以前からコンサートの多さは有名で、
年間に100回を超えることもありました。
また、その動員数も桁外れで、
2010年12月30日から翌年12月29日までの
世界ツアーでは観客総数2,048,553人と、
ギネス記録を樹立しています。
コンサート入場への顔認証が導入された
2018年4月では会場に設置された
監視カメラで指名手配犯の検挙にも貢献。
同年の張学友コンサートでは
約100人もの逃亡犯の逮捕につながり
「歌神」だけでなく「捕神」の愛称も
加わったほど(笑)
これだけの人気。
当日の会場も当然、
サクラなんて全く不要の満席。
コンサート前の会場は、
いら立つ王蟲(オーム)の群れのよう
張学友が登場すると
一気に青い光に変わっていき
風の谷のナウシカを思い出します。
(たまたま、そういう演出構成で野村が妄想しただけです…)
そこから2時間半以上!
途中のトークも少な目で、
普通の人だったら一曲で
喉をやられてしまいそうな
高音も多い27曲を歌い続けます。
最近の人気ドラマで
1990年代の上海を舞台とした
「繁花」で挿入歌として使われた
「偷心」(ハートを盗む)も
再び人気が高まり29年ぶりに
コンサートで披露されました。
歌声が素晴らしいのはもちろん、
歌へのひたむきな姿勢、
そして謙虚な態度、
同性であっても人間として
尊敬してしまいます。
あっ、人じゃなくて歌神か
もちろん張学友を崇める人も
たくさんおります。
コンサート終了後に
舞台近くで残って、
記念写真を撮っている
グループがいます。
やっぱり熱烈なファンが
いるもんだと他人事に感じていたら、
実は妻の知りあいも、
この写真の中におり300人を超える
上海ファンクラブの会長を
されているとのことでした。
ファンクラブ気になりますよね?
いろいろ聞いてみたくなりますよね?
全然、乗り気でない妻に
通話させてと仲介をお願いするも、
「週末に失礼でしょ」と諭され
相手の許可が取れたら
質問を代理で送ってもらうことまでは
しぶしぶ了承してもらいました。
無事に許可も頂き質問をおくると
1つの質問以外はすぐに回答が届き、
ファンクラブの写真の
掲載許可ももらいました。
以下が質問と回答
答:「1994年12月上海万体馆」
「コンサートにしかお金使わないって、どれくらいコンサート行かれているんですか?」
答:今回のツアーでは12回目でトータルだと80回以上かなぁ
ちなみに今回の上海のチケット
彼女が陣取っている最前列は2580元と
日本円で5万円以上です。
12回だと60万円以上ですからね…
実はコロナの影響もあり
張学友のコンサートも4年ぶり。
以前の記事でも書いたように、
ファンにとっては、
桜の開花どころではない
待ちに待った再会だったのですね。
実は上海ツアー中には、
ファンを不安にさせたことが。
途中でコロナ陽性になってしまい
3ステージが中止となったのです。
ガッカリしたファンに対して
チケット、ホテル、飛行機代まで返金し
更にチケット有効期限を来年まで延期する
という対応も素晴らしく、
翌週には復活!
なので私が観賞した最終日は
相当疲れがたまっていたはず。
やっぱり生のコンサートって
これは、どれだけ歌がうまい
一年間待って、やっと咲いた
桜の花びらが風に舞い落ちる
流れの中で感じる美しさ。
ベテラン歌手が、
長い経験と日頃の鍛錬を
短い舞台上で咲かせる
一瞬の輝き。
瞬間に宿る生命の躍動は、
儚さと脆さがあるからこそ、
いとしさを感じます。
不便は解決できても
普遍・不変のイメージがある
AIには出しずらい価値ですね。
張学友は
「70、80歳になっても
歌い続けられるように努力する」
と言っています。
今からでも遅くない
自分らしい花を咲かせるべく
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