中カツ!通信 第294回 もうChatGPTを超えた?!スター企業の火花ちるAI競争
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5月15日に講演してきます。
オークラガーデンホテル上海にて行われる
異業種の日本人総経理が集まる会とのことで
緊張と不安でいっぱです。
そんな格式の高い場で、
「私なんかが話してもよいのか?」
と頭を悩ませたものの
中カツ!通信の読者でもある
お声がけ頂いた総経理のメンツを
汚すことないよう準備をしています。
受けるかどうかを決めるときに
更に頭を悩ませたのが講演テーマ
頂いたお題は、
「中国農村生活now(仮)」
「おまけでchatgptの話しもお伺いしたい」
というもの。
妻実家への帰省のたびに書いていた
農村記事を気に入ってくださったとのこと。
素敵なネタを提供してくれている
妻の親戚、ニワトリ、鴨達に感謝です!
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中カツ!通信 第279回 強い血縁社会は本当か?中国新年の変化の兆し
テーマについて、ChatGPT等のAIは
仕事の関係上、普段からチェックしているので
なんとかなるとして
問題なのは、私が
中国大都会生活NOW(笑)
であること。
ChatGPTのように
息を吐くように嘘をつくわけにもいかず
いろいろ考えたあげく、
「中国農村から学ぶChatGPT時代のサバイバル法」
という挑戦的なタイトルにしました。
さて、講演終了時点で
私自身の信用がサバイバルできているのか?!
もう、いろいろ語る資格が無くなる前に
今回の講演に盛り込めなかった、
最近の中国のAI事情について書いておきます。
アメリカと並ぶAI大国である中国
ChatGPTに続けと各大手企業や
大学の研究機関から生成AIモデルが
発表されています。
同花顺数据可视化が4月15日に発表した
中国産AIの現状の一覧表が以下。
大手ネット企業
百花繚乱の状況です。
ただChatGPTと違って、
まだ限定公開状況のものが多く
私も、アリババの通義千問
百度の文心一言は登録待ちの状態。
そんな中、中国のAI企業の中でも
言語分野、音声分野ではトップクラスの
科大讯飞(iFLYTEK)が5月6日に
自社の大規模言語モデル(LLM)
「星火」の発表会を行いました。
元々、音声認識や合成に強いiFLYTEK
質問の音声入力や回答の音声出力ができ
まさに対話型でAIを使えそうです。
劉董事長も中国語の能力に関して
10月24日には星火はChatGPTを超える
という目標を掲げており期待の星です。
でも、これだけ多くのAIが開発される中で
私達は何を使うべきかを、
どうやって選んでいけばいいのでしょう?
自身で各AIを使って試したとしても
回答の正確性を判断できる領域なんて
ごくわずかです。
基準もあります。
現在のSuperCLUEのテストは
基本能力、専門能力、中国語特性能力
3つからAIモデルの能力を評価します。
1)基本能力:
意味理解、会話、論理推論、創作などの10項目
2)専門能力:
中学校、大学、専門試験を含み、
数学、物理学、地理学、社会科学など
50以上のテスト項目。
3)中国語特性能力:
中国語固有タスクへの対応度で
慣用句、詩、文学、文字など
10種類の能力が含まれます。
現状のランキングとしては
1位が人類!
2、3位がChatGPT4と3.5
10月には中国語分野でChatGPT4を
超越する予定の星火は第5位
これらの体系的なテストに加え
SNS上では先に招待コードをもらった
メディアや開発者の方が
実際に自身で比べた感想を書いております。
星火については、
1+N方式という1つの共通モデルに加え
N個の各業種やシーンに合わせた
開発を行っていきます。
同じ質問に対しても、
車業界のAIと教育業界のAIでは
生成される回答が異なるなど
より現在のビジネスで使える
進化をとげていくはずです。
AIバーチャルヒューマンによる接客も
当たり前になってくるのでしょうね。
ただECや電話での
カスタマーサポートを
代理運営している私達としては
喜んでばかりもいられません。
ChatGPTに聞いた、ChatGPTによって
失業する可能性が高い職業は
カスタマーサポート
記事作成
って本業も、趣味の中カツ!通信も
失業の危機なのでしょうか(笑)
実際にはカスタマーサポートに関して
全員が失業するというのではなく、
今まで、人がやっていた部分が
減るということです。
自動化やAI化の流れは
ChatGPTが出る前から既に進んでおり
TMALL、京東などのEC店舗では
AIによる回答は普通に行われています。
また文字だけでなく、
電話でレストラン予約を受け付けたり
営業電話でもAIが使われています。
録音したテープを流すというのではなく、
お客様の反応をAIが判断して
異なるシナリオで接客や営業を行います。
弊社でも、これらのAIサービスを
販売していますし、
改めて見回すと日常生活の多くは
既にAIに支えられていることに気づきます。
また記事作成についても、
今までと同様に関連する人の
時間が減るだけでしょう。
昔の石板に字を刻んだり
竹に炭で書いていた場合から考えれば
こうやって一人で文章作成できるなんて
大量の記事作成関連の
失業者が出ているはずです。
また議事録、契約書など正確性が
必要な文章は統一されやすいものの
中カツ!通信のように
どこまでが事実で、どこから妄想か
分かりにくいものは、
様々な創作の一つとして残り
読み続けて頂けるのではないでしょうか?
内容が面白ければという前提付きですが…
もしChatGPTの影響で失業したら
中国大都会生活NOW
である必要もないかもしれません。
で次回の講演チャンスが来るのを
狙っていこうと思います(笑)
本日も、最後までお読み頂きありがとうございます。
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