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中カツ!通信

「中カツ!通信」は中華圏歴20年を超え、湖南省出身の妻と娘と上海で暮らす野村が「中国で勝ちたい人」のために、「日々ちょっと活力を得られる情報」を、お届けするブログです。

中カツ!通信366回 高速成長に乗ってく?自転車ビジネス好調の理由

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こんにちは日中友好促進を目指す
中カツ!通信の野村です

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中秋月もう終わり、

もうすぐ国慶節の長期休暇ですね!

 

中国の皆さんは、

どうお過ごしになりますか?

 

長期休暇だからこそ、

国内外の旅行に出かけたいという人や

 

仕事も疲れているし、

ゆっくり家で漫画読んだり

話題のゲームを試してみたい

インドア派の人、

 

中カツ!通信362回 続・中国経済の元気玉?! ゲーム「黒神話:悟空」が超人気

 

良い気候の秋だからこそ、

アウトドアを楽しみたいという人も

いらっしゃるのではないでしょうか?

 

この数年、コロナで外に出て

身体を思いっきり動かせない生活を

余儀なくされたリバウンドから

アウトドアブームが起こっていました。

 

キャンプ、スケボー、フリスビー、

ボルタリング、サイクリング、City walk等が

SNS 上にも多く投稿されてきました。

 

8月に勉強会の講師をして頂いた

 

ボルタリングジム経営の医師が語る上海生活の健康指南 8/13ぶっちゃけ勉強交流会のお知らせ

 

潮崎さんからもボルタリンクジムは

急増していると聞いていましたが、

 

小紅書(RED)の中で

「クライミング」に関するコンテンツは

2021年には7万件以上だったのが、

2023年には65万件を超えています。

《2023中国攀岩行业分析报告》によると

中国のクライミングジムの数は

2023年には倍増し636軒に達し、

初めてアメリカを超えました。

 

まさに中国での人気も

クライミング中なのですね!

 

一方でフリスビーは失速中…

 

男女で一緒に運動できるということで

イケてる若い男女がSNS映えする格好で

楽しんでいたところがありました。

ところが2022年7月に

ホットトレンドのピークを過ぎると

次のブームに飛んで行ってしまったのか

2023年に入ると検索量も落ち込みます。

 

そんな中、今でも走行中の

アウトドアがサイクリング!

 

この夏の夜、北京では

大量の自転車が道を埋め尽くす光景が。

 

これは帰宅ラッシュというわけでなく

City walkからCity rideへのアップグレード。

 

自転車といってもシェアサイクルもあれば
本格的な格好のロードバイクの人もいます。
 
確かに上海でも
早朝や深夜に専用の服を着て
ロードバイクで疾走する人を
見かけることが増えてきました。
 
意識すると昼間の街中でも、
シェアサイクルに混ざって
ちょくちょくロードバイクがあります。

これは昔のタイプ(笑)

昨晩シェアサイクルで帰宅中に
信号待ちしていると前には
テニス帰り?のロードバイクに乗る女性。

 
《2024上半年体育消费报告》によると
2024年上半期のロードバイク取引額は141%増加、
サイクリングウェア取引額は127%増加しました。

 

特に中高価格帯市場では、
自転車関連装備の前年比増加が顕著。
 
自転車という成熟市場が
シェアサイクルの衝撃で大きく変わり、
 
今回は移動手段としての自転車でなく
アウトドア趣味を楽しむ道具として
盛り上がってきています。
 
趣味となれば、
客単価もギアチェンジして上昇中。
 
《2023 年中国自行车行业调查报告》によると、
自転車購入時の予算は5000元を超え、
予算1.5万元以上という人は約40%、
調査対象者のうち、
予算1000元未満の人はわずか1.2%…

 
 
実際の販売価格はどうなのでしょう?
 
一般的なサイクリング用自転車は、
マウンテンバイク、ロードバイク、
レジャー用折りたたみ自転車の三種類。
 
価格的には、通勤やレジャーに使うもので
捷安特(GIANT)、美利達(MERIDA)、
喜德盛(XDS)3000元から7000元のもの、
 
折りたたみ自転車のBromptonだと
価格は1万元から2万元、
 
その上には、崔克(TREK)、闪电(Specialized)、
比安奇(Bianchi)など海外ブランドの自転車があり
平均価格は3万元から5万元だそうです。
 
やっぱり、なかなかのお値段…

 

以前、紹介したキャンプグッズの

SNOWPEAKもあるショッピングセンターに

 

中カツ!通信326回 2023年 中国消費10大トレンド

 

TREKのお店がオープンしたので、

実際に行ってみました。

 

一階、入り口の横にあり

よく目立つ一等地

 

HUAWEIの自動車が売っている向かいに
所狭しと自転車が置かれています。

もちろん自転車以外の装備も

充実しております。

気軽に手に取ってみると、

どれも中々のお値段。

 

ドリンクボトル78元。

 

ヘルメット2,380元!

 

そして肝心のロードバイク。

店員の方におススメを聞くと

127,800元!

0を見間違えたかと見直しますが

やっぱり127,800元(約256万円)

 

初心者用のお手頃バイクをと

お願いをして出て来た

6,880元(約13.8万円)が
すごく安く感じます(笑)
 
中国の自転車メーカーはOEM/ODM業務も多く、
 
 
世界の生産量の約60%を占めます。
店員のかたも1万元以下のものは
ほぼ国産だと言ってました。
 
 
家電で中国企業が委託生産から始まり
そのごは中国ブランドが
世界で有名になったように
 
そのうち高級ロードバイクでも、
国産新興ブランドが
出てくるかもしれませんね!
 
そういえば小米のEV車販売が開始された後に
 
中カツ!通信342回 EV業界の米騒動?!小米が自動車販売開始
 
 

CEOの雷軍の投稿した動画に

Brompton自転車で通勤する様子があり

 

「たまに自転車に乗って風を感じるのは結構気持ちいい」

 

というコメントがあったことから、

「小米もロードバイクを販売するか?」との

噂がでましたが、正式に否定されています。

 

EV車がSU7でロードバイクはSU2というのも

画像作成者のセンスを感じます(笑)

 

ただ小米が作るのではと憶測がでるくらい

市場が盛り上がっているということは、

否定できません。

 

先ほどのTREKのお店の方に聞いてみても

愛好者はドンドン増えており、

知っているだけでも

3つは大きなチームがあり

毎週朝5時から走っているそうです。

 

始められる方も、

30代、40代の一定の経済力があり

運動習慣があった人が多いものの

70代で今年から始めた人もおり、

年齢層は幅広いですね。

 

確かに70代から

フリスビー始めましたは

あまりイメージつかない(笑)

 

他のアウトドア比べ

サイクリングの人気が続いている理由として

 

1)場所の制限がないこと

 

キャンプ、フリスビー、ボルタリングなど

指定された場所で行う必要があるのに対し

サイクリングは、どこでも行えます。

 

2)ハードルが低いこと

 

ロードバイク自体は高価格ですが

サイクリングを楽しむだけであれば

北京の夜の写真のように

シェアサイクルでも大丈夫ですし、

 

通勤も兼ねてフィットネスできるとなれば

時間上のハードルも低いです。

 

3)追及する深さがあること

 

ランニングのように練習しタイムをあげる

競技としての楽しみ方もあれば、

街中で太陽の光と風を感じることが

リフレッシュになると目的も様々。

 

またハマりだすと装備や服装にも

お金を使うようになります。

 

ロードバイクだと、完成品を買うだけでなく

パーツを組み合わせ自分の一台を

カスタマイズする楽しみもあります。

 

先ほどのTREK店内にも

カスタマイズコーナーがありました。

お財布にやさしいかは微妙として

健康にもよく、地球にもやさしい

サイクリングの人気は、

まだ、しばらくは続きそうですね!

 

キャンプでの手作り料理も

サイクリングも捨てがたいけど

お金かかりそうだなぁと

思っている人には

一石三鳥のモデルもあります。

 

家の近くでの自転車焼きそば屋台!

 

電気自動車の高速成長を逃した人も、

自転車であれば、立ちこぎすれば

まだ追いつけるかも?!

今回も、最後までお読み頂きありがとうございます。

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