にほんブログ村 経済ブログ アジア経済・中国経済へ
にほんブログ村 海外生活ブログ 上海情報へ
忍者ブログ

中カツ!通信

「中カツ!通信」は中華圏歴19年を超え、湖南省出身の妻と娘と上海で暮らす野村が「中国で勝ちたい人」のために、「日々ちょっと活力を得られる情報」を、お届けするブログです。

第114回 日本と中国の宝くじどちらが当たるか?

□■□■□■□■□■□■□■□■□■
中国で勝つための、
ちょっと活力を得られる情報をお届け! 
メルマガ無料登録URL
http://eepurl.com/c7GHF
□■□■□■□■□■□■□■□■□■

第114回 日本と中国の宝くじどちらが当たるか?


みなさん、こんにちは。

先週は訪日中国人集客の案件で
東京に行っておりました。

クリスマス、年末など季節感のある
街並は歩いているだけでも
楽しいですよね。

そんな中、立っているだけで
ウキウキしている大量の人達を
発見いたしました。


そう年末ジャンボ宝くじですね。

写真の銀座の西銀座チャンスセンターは
日本で最も高額当選が当たりがでるので
有名らしく、その中でも人気の1番窓口は
4時間も並ぶこともあるそうです。

確かに10億円が当選したら
どうやって使うかを考えながらだと
4時間という時間も苦痛ではなく
楽しい時間かもしれません。

ちなみに年末ジャンボ宝くじの
当選期待値ってご存知ですか?

「当せん金付証票法」という法律があり
還元率は50%以下に定められています。

夢を壊す言い方をすると
1枚辺り150円を損する紙を
買っていることになりますね。

しかも、金額だけでなく
並ぶという時間も労働の機会損失を
しているとも言えます。

時給2000円の人が4時間並んで
30枚9000円を購入すると
=2000×4+9000×50%
=12500円

「夢を買う」というのは
本当にいい表現で、まさにAIには
できない人間らしい行為です。

ところが中には夢を売るお手伝いを
している民間企業もあります。

ネットで調べてみると
銀座の宝くじ売り場で
代理購入する業者が複数ありました。

手数料は送料込みで30枚で
2000-3000円程度。

ちゃんと指定された場所で
指定された日(大安吉日など)に
買ったことを証明する為
売場の日付が入った領収書も
同時に送付されてくるそうです。

多分並んでいる時に表情が
ワクワクしている人は自分の夢を買っている人
つまらなそうにしている人は
仕事をしている人なのかも(笑)

もちろん中国でも宝くじはあり
彩票といいます。

国家体育総局が発行、管理をする体育彩票と
民政部が発行、管理をする福利彩票があり
財政部が監督をしています。

中国でも売上に対しての各比率が
決まっており当選金の割合は50%を
下回らないこととなっており
日本より若干高くなっております。

その他にも発行費は15%を超えないこと
公益金は35%を下回らないこととなっており
この公益金は名前の通り
体育彩票はスポーツの振興
福利彩票は主に社会保障の基金として
国と各地方で半々で使われております。

この宝くじの売場ですが、
町を歩いている時に注意していると
ちょくちょく見かけます。


もちろん許認可制ですが
新しい許認可は下りないらしく
既存の許認可が売買されております。

宝くじ売場の経営権を取得したとしても
販売手数料は7%と一律らしく
1万元の宝くじを売ると
700元の粗利ですが、
そこから家賃、水道光熱費などを
出さないといけないので
一攫千金といった商売ではないようです。

宝くじは1口2元から買える
ロトくじが主流で頻繁に行われており
弊社の近くの宝くじ売場でも
過去の当選番号票が貼られており
店の中で今後の傾向を議論している
おじさん達をみかけます。

ある意味、夢を語っているのだから
そりゃ熱くもなります。

空港から戻る際の運転手さんに
「宝くじ買ったことある?」と聞くと
そこから熱く30分話して頂きました(笑)

宝くじ暦は8、9年であるが
自分は最高100元しかあたったことない。
しかも、その時は80元分購入した。

通常は20元くらい買って、
ほぼはずれだが、たまにあたっても
5元、10元と小額である。

ただ幻の500万元というのがあり
番号は既に選んでポケットに入れていたのに
その日はくじを買うのを忘れてしまって
後日、当選番号を確かめたら
500万元あたっていたと…

他にも
1万元あたった友人の奥さんの話、
売場の人間があてた10万元の話、
当たる番号の選び方というネット情報など
次から次へとでてきます。

ただ、この運転手さんも
これだけ熱く語っていたのに
もう直近3年は買っていないとのこと。

理由を聞くと
「運転手が忙しい…
 いや、宝くじ儲からないから」

実際に中国の宝くじは
ここ10年成長を続けてきたものの
2019年6月からは昨年対比を
下回ってきております。

これは夢から覚めた人が
自然に増えただけでなく
ロトの開催回数の制限など
政策的な要因が大きいです。


年末ジャンボ1等の当せん確率は
なんと0.000005%

アメリカの国家安全運輸委員会の
調査結果によると
飛行機が落ちる確率は

0.0009%


並べてみましょう。
宝くじ0.000005%
飛行機0.0009%

数字のマジック、
飛行機が落ちる可能性が
高く見えてしまい
なんか逆に怖くなってきた。。。

飛行機は落ちないと信じている私としては
それ以上に可能性の低い
宝くじに夢をかけることはできないと
改めて決めました。

今回も最後までお読み頂き
ありがとうございます。
*****************
【無料メルマガ登録
http://eepurl.com/c7GHFL

ご登録頂くことにより
最新号を直接お届けいたします!
ブログに来て頂く手間が省け、
記事更新の見逃しも防げるだけでなく
ブログには公開しない
メルマガだけの情報もあります。

是非、下記のURLから
ご登録ください。

メルマガ無料登録URL
http://eepurl.com/c7GHFL
****************** 
中カツ!通信 - にほんブログ村 にほんブログ村 海外生活ブログ 上海情報へ
にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村 経済ブログへ
にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ

拍手[9回]

PR