中カツ!通信 第224号 実は「投票大国」な中国で、頑張ってみた結果
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中カツ!通信 第224号 実は「投票大国」な中国で、頑張ってみた結果
こんにちは!中カツ!通信の野村です。
実は、中国の生活において投票が日常茶飯事だって知ってましたか?
意外に思われるかもしれませんが、私たち外国人でも投票することができます。実際に私も、もう何十回も投票したことがあります。
今までは、友人に頼まれて投票する側だったのですが先日、初めて皆様に清き一票のお願いをいたしました。
ただ、私自身が何かに立候補したわけでなく、
愛娘の絵への投票をお願いしました!
以前、日本で選挙の時に有権者に電話をかけるお手伝いをしたことがありますが、今回のお願いは電話でなくSNSのWechatを使ってです。
心優しい皆様の投票のおかげで294票も集まりました。
ご協力いただいた皆様、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
ありがとうございます!
で、この投票が多いと何になるのか?
結局、いまだにわかっておりません(笑)
きっかけは、市区の下の行政単位の街道に所在する20の幼稚園、小学校、中学校を対象に各クラスから代表者を一人選んでテーマに沿って絵を描いて提出するという共産党のイベントです。
その136枚の絵から幼稚園年長の長女の絵が見事に銅賞に選ばれました!
「よかったねー」
と家族内での喜びも終わった後に、幼稚園の先生から謎のリンクと一緒に、以下のようなメッセージが妻に届きます。
「私たち幼稚園の先生たちは、もう投票したので、家族や友人に娘さんの絵に投票するように呼び掛けてください」
長女が通う幼稚園から、入賞したのは一人だけだったので、リンクを開いてみると既に14票が入っていました。
既に銅賞ということも確定していますし、投票が多いと、何か良いことがあるのかも分かりません。
そんな中、SNS上でお願いするのも気恥ずかしく、私自身は全然、乗り気ではありませんでした。
ただ妻の方は、家族親戚のチャットグループへ展開しただけでなく、
友人にもWechatのモーメンツで拡散するようにお願いしてました。
そのような画面を見せられ、
「友人までやってくれているのに、気恥ずかしいから、やりたくないって、本当に血のつながった父親なの?自分の娘でしょ?」
と、強く迫られ渋々、下記の画像のように日本語バージョンと中国語バージョンでモーメンツでお願いしました。
ちなみに私の妻だけが異常に、こだわっているわけではなく、SNS上には頻繁に
「うちの子供(孫)の〇〇に投票して下さい」
「弊社の〇〇に、投票してください」
「可愛いペットに、投票してください」
というのが登場します。私も気が付いた時は、できる限り投票してあげるようにしています。
基本的にWechatのIDに投票権が紐づいています。
1人1票の投票権で、期間中1回しか投票できないものもあれば、1日1回投票権があるパターンもあります。
今回は期間中、1人1回のみで20の作品のうち複数作品への投票可能というルールでした。
トップは1062票を集めた一方で
下の緑の枠で囲った294票が、皆様のおかげでかなり健闘した長女への投票です。
そして他にも、ほとんど票が集まっていない作品もあります。
ただ、その作品を見てみると幼稚園児が描いたのか?と目を疑うほどの画力の素晴らしい作品です。
というか、本当に幼稚園児が自分だけで描いたのか??…
既に金賞、銀賞、銅賞も決まっていますし、作品をみて投票先を決めるという、浮動票は存在せずに、ほぼ組織票だけが動いているわけです。
中には、さっきまで10数票しか入ってなかったのが、1時間で急に数百票も増えている作品などもありました。
親御さんは友達、家族、仕事関係などWechatの繋がっている人が多く人望があるんだろうなぁ、しょせん片親が日本人の我が家の組織力では太刀打ちするのは無理だなんて感じてしまいます。
ただ、この話を中国の友人に話したところ、単に自身の友達が多いというだけでなく票を動員できるサービスもあるという情報を聞きました。
調べてみると、やっぱり
「10元で1000票を投票してあげますよ!」
というのがありました…
なるほど、なるほど…
意外と安いなぁ…
中カツ!通信の記事のためにも、試してみたいなぁという考えが、一瞬頭によぎったものの、Wechatのモーメンツでお願いするより、票を買う方が、もっと恥ずかしいと、今回は思い留まりました。
このように票を買う行為で問題になったといえば、昨年のアイドルへの投票事件。
中カツ!通信 第189号 牛乳27万本事件。マーケ成功事例から一転、訴訟リスク?
牛乳を買って、投票するだけでなく、その牛乳の廃棄処理までさせていたことは大きな注目が集まりアイドルのオーディション番組が禁止になるほどの社会批判の的となりました。
投票というのは、自身の意思や選択を表明する大事な行為であることは間違いないもののモラルは大事にする必要がありますよね…
今回、思い切って皆様にお願いしたことによって、私としても意外な発見がありました。
もちろん、予想以上に投票して頂いた方が多かったことも一つですが、少なくない方が
「投票しました」というメッセージをくれたこと。
なかには個人メッセージで投票した証拠画像まで送ってくれる方や、自身のお友達にまで投票を呼びかけてくれる方まで
Wechatで繋がってはいるものの、ここ数年連絡がなかった方から、これを機会にメッセージが来たりと、思った以上に皆様からの反応を頂き、嬉しくなりました。
根底には下記のメッセージのように、
父親としての義務を果たそうとする姿への共感(同情?)があったのかも(笑)
「持ちつ、持たれつ」
「助け合い」
を日々の投票を通じてのコミュニケーションで感じているのかもしれません…
皆さんも、投票が必要になった時は、ぜひお声がけください。
しっかりと私の一票を協力させて頂きます!
同時に、
Wechatで、この記事を読んでくださっている、
心優しい あなた は、きっと文章の下にある
「赞」(いいね)に、あなたの一票を投票してくださるんだと信じています(笑)
メールやブログで読まれている方は、中カツ!通信の情報を
必要としていそうな、あなたの知り合いに是非、投票もとい転送してあげてください!
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
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