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中カツ!通信

「中カツ!通信」は中華圏歴20年を超え、湖南省出身の妻と娘と上海で暮らす野村が「中国で勝ちたい人」のために、「日々ちょっと活力を得られる情報」を、お届けするブログです。

中カツ!通信361回 中国経済の元気玉?! ゲーム「黒神話:悟空」が超人気

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「オッス!オラ悟空!」ではない、
中国本家の悟空人気が沸騰中です!
 
 
游戏科学(ゲームサイエンス)が
8月20日にリリースした「黒神話:悟空」が
ゲームの世界を超えて注目を浴びています。
 
 

 
このゲームは中国神話を背景にした
アクションRPGゲームです。
「天命人」と呼ばれるキャラクターとなり、
古い伝説に隠された真相を究明するため、
険しくも不思議な西遊記の旅路を辿ります。
 

 
中国ゲームといえば
王者荣耀や原神などスマホで遊ぶ
ネットゲームが有名ですが、
 
「黒神話:悟空」は、
コンソールゲームといわれる
ゲーム機(PC含む)が必要になるタイプ。
 
8月20日に正式販売が開始し
同日20時で450万ダウンロードを超え、
売上高も15億元と300億円を超えます。
 
4日後の23日には
ダウンロード数が1000万を超え
売上高は最低でも500億円を超えています。
 
プレイヤーの同時接続数は300万人を超え、
中国だけでなく世界のゲームランキングで
売上1位を記録しました。
 
8月25日の12時時点でも
STEAMの中で最もプレイされたゲームとして
130万人近いゲーマーが遊んでいます。
 
コンソールゲームのため
ハード自体にもスペック要求があり
「黒神話:悟空」を遊ぶために
ゲーム機であるPS5自体が
売り切れになる店が出るほどの人気。
 
売り切れになったのは
ゲームに必要な商品だけではありません。
 
「黒神話:悟空」は
瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)とコラボし
正式発売開始の1日前である8月19日に
コラボ商品「黒神話騰雲アメリカン」を発売。

指定セットの購入で限定グッズを
プレゼントする企画は予想以上の人気で
発売された当日朝7時半には売り切れ。
 
限定グッズは再入荷を待つ必要があるものの
商品自体は買えるので飲んでみました。


ブラックコーヒーに雲をイメージした
泡のようなものが乗っています。
 
泡の部分はフォームミルクではなく、
牛乳に柑橘系ジュースを入れたら
分離しちゃったトロトロ部分みたいな感じ。
 
26日には第2弾商品もでるそうで
まだまだコラボは続きそうです。
 
IPとのコラボが元から多い
ラッキンコーヒーだけにとどまりません。
 
 
「黒神話:悟空」はゲーム業界では初
南京の郵便局と連携して
特別切手含むギフトボックスを発売します。


切手の絵柄を見ると
ゲームの非常にリアルな画像と比べ
とてもレトロでギャップがありますね。
 
ちゃんと右下にはゲーム発行会社である
游戏科技(ゲームサイエンス)のロゴが
入っています。
 
 
「ゲーマーが切手なんて買うの?」

と思いきや3万セットが5秒で完売。
 
正式なコラボ以外にも
便乗商品は既にネット上に溢れております。

日本語でいう如意棒は、
ちゃんと伸びる仕様になってます。
 


 
今年のハロウィンは、
悟空のコスプレが増えそうですね!
 
そして悟空ブームは
商品だけにとどまりません。
 
ゲームの中に使われた
ロケーション地の人気も
如意棒のように伸びております。
 
ゲーム36のロケーションのうち
玉皇庙、崇福寺、小西天など27が
山西地方に位置しており、
 
小西天の8月20日チケット売り上げは
去年の同じ日から300%増加。
 
各地の旅行局も
「うちも使われてます」と猛烈アピール。


8月22日に江蘇省の花果山区は、
『黒神話:悟空』をクリアした全て人に
悟空の故郷である花果山への
無料入場チケットをプレゼントすると発表。

 

ゲームのロケ地として収録された、
山東省の灵岩寺墓塔林と四門塔も、
ゲームを第三章まで完了すれば、
灵岩寺を生涯無料で訪れる特典を
与えると発表。

灵岩寺景区の総経理は、
ゲームシーンをオフラインに
映すような装置を検討しているとのこと。
 
ゲームの中に採用された、
伝統的な歴史ある場所が
 
今度は逆にゲームの世界観を
現実の中に取り込むって、
すごい影響力ですよね。
 
 
お釈迦様の手のひらからは
飛び出せなくても、
二次元のゲームの世界を飛び越え
ブームを広げています。
 
オンラインサロンの方も、
近日、山西の旅にでるとのことで
すでにロケ地も調べられておりました(笑)
 
 
ゲームとしての人気は
中国だけにとどまりません。
ゲームプラットフォームSTEAMの中で
レビュー数は世界34万件を超え
日本語でも200件以上が寄せられています。


このような人気に
外交部の21日の定例記者会見でも
話題に出るほど。
 
ある記者の
 
中国初の国産AAAゲーム「黒神話:悟空」が20日の発売以来ゲーム界を席巻し、中国文化の特色をプレイヤーに深く印象づけている。外交部はこのゲームを中国を代表する「アンバサダー」的存在と考えているか?」
 
という質問に対し、
 
毛報道官は
 
「私はビデオゲームについてよく知らないが、このゲームに注目させてくれたことに感謝する。タイトルから判断すると、このゲームは中国の古典文学の名著「西遊記」に基づいており、これは中国文化の魅力を反映していると思う。」
 
と回答しました。
 
回答だけみれば、特にゲーム自体を
賞賛も推薦もしていないものの、
そもそも報道官が答えたこと自体が
イレギュラーだと思います。
 
 
でも、なぜここまでの人気になったのでしょうか?
 
 
そこにはいくつかの理由があると思います。
 
1つ目としてはゲーム自体の品質が高いこと。
AAAゲームというのは、
 
“A lot of money(大量のお金)”
“A lot of resources(大量のリソース)”
“A lot of time(大量の時間)”
 
の3つのAが投下された
大作ゲームのことです。
 
ちなみにネット上では
黒神話:悟空の推定開発費は
3-4億元(約60-80億円)と言われてます。
 
まさにA lot of moneyが投下された
高画質、高スペックなゲームなのです。
 
ここまで人気になった、
その他の理由として、
 
・長い開発、プロモーション期間
・西遊記という世界に通用する中国IP
 
があると思います。
 
それについて書きたいのは、
やまやまなのですが、
 
孫悟空の頭の金色の輪
『緊箍児(きんこじ)』と同じように
 
頭をしめつけられる電話が
我が家の玄奘からかかってきております。
 
今日時点で
掌の上から抜け出すのはあきらめ
 
人気の理由
 
・長い開発、プロモーション期間
・西遊記という世界に通用する中国IP
 
 
については次週に持ち越します。
 

オッス!オラ野村です!

「次回!日本の黒神話は〇〇!来週も絶対見てくれよな!」

 
今回も、最後までお読み頂きありがとうございます。

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