アリババが運営するO2Oスーパー「カバ生鮮」②
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アリババが運営するO2Oスーパー「カバ生鮮」②
昨年末に2017年の中国の
10大流行語に関する
記事を書きました。
ある総経理から、
“不忘初心,牢记使命”
“大家撸起袖子加油干”
“新时代”
を忘年会の挨拶で使ったところ
党員の幹部や、
協力会社のマネジメントクラスからは
「いつでも共産党大会にでれますよ」
と好評だったそうです!
ただ若いスタッフからは
なんと、
「初めて聞きました…」
という反応だったとのことです。
まだまだ流行しきってない
今がチャンス(笑)
皆さんもTPOをみながら
更なる流行のために
是非使ってみてください!
本日は
アリババが運営するO2Oスーパー
「盒马生鮮」(カバ生鮮)についての
2回目の記事となります。
オフラインの通常スーパー単体としても
面積あたりの売上げが高いわけですが、
「盒马生鮮」(カバ生鮮)としてみると
オンライン売上げのほうが多い
ようで、開店半年以上を経過した
店舗ではAPPを通じたオンラインの
売上げが70%に達する店もあるようです。
《参考》
盒马鲜生CEO侯毅のインタビュー記事
http://36kr.com/p/5102382.html
オフライン以上に売上げがあがる
オンライン「盒马生鮮」(カバ生鮮)の
アピールポイントは
・注文から配達まで30分という圧倒的早さ
・-18度から60度という広い温度帯ごとの配送
(※ただし店舗から3km以内・・・)
店舗に入って、すぐに目に付くのが
頭上を走るレールと、そこで 運ばれていく荷物。
オンラインの注文を受けて
店員が商品をピックアップして
店舗裏の配送部隊に運ばれていくのですね。
3km以内とはいえ、
30分で届けるわけですから
店員も小走りで注文の品を
袋につめております。
温度帯もー18度から60度まで
寒い冬の日でも暖かい惣菜の温度帯を
保ってのお届けが可能ですね!
しかも、無料!
このアピールポイントを
実現しようと思うと
店舗の立地戦略は本当に大事ですよね。
一回の注文単価が低いと
運ぶだけで赤字が増えてしまいますし、
注文単価が高くても、
リピート頻度が低ければ
売上げが上がらない。
店舗の半径3km以内の
消費力があるところでないと
成り立たないですよね。
これは想像ですが、
アリババには同じくネットスーパー
「天猫超市(TMALLスーパー)」
があるわけで、
そこの注文データを分析して
出店地域を決めているのでは
ないでしょうか。
普通に考えれば
「天猫超市(TMALLスーパー)」は
海鮮、肉、野菜、果物といった生鮮から
米、油、醤油などなんでもありますし
配送地域も広いですので
「盒马生鮮」(カバ生鮮)とも
同じグループ内で競合しますよね。
だからこそ、
・30分という圧倒的早さ
・-18度から60度という広い温度帯ごとの配送
・注文金額に関わらず配送料無料
という差別化ポイントが
アピールされるのですね。
もちろん商品も違いはあり、
「すぐ食べられる」
品揃えが多くされております。
「30分で届けてもらいたい」という
お客様のニーズの先には、
「早く食べたい!」
「早く料理したい!」
というのがありますよね。
「早く食べたい!」だけですと
完成品の出前でも良いわけですが
「出来立てのものを、
早く食べたい!」
となると、下記のような
「鍋に入れて加熱すけるだけ」
「レンジでチンするだけ」
という商品が充実してきますね。
このようにして
今すぐほしい商品が
アプリで注文できるので
注文頻度はTMALLネットスーパーより
高いと思われます。
次々とビッグデータが溜まっていけば
オフライン店舗の品揃えもより
ニーズに適したものへと
最適化されていきます。
特に看板商品として
売りにしている生鮮品というのは、
そもそも廃棄率が高い商品群ですので
このロス率をコントロールする
ことによる収益に与える影響は
非常に大きいと思います。
廃棄率が抑えられれば
更に安い値段で売ることも可能になり
顧客としても嬉しいという
好循環になりますよね。
まさに
新零售(New Retail,新小売り)の
・データテクノロジーの最大活用により
・オンライン、オフライン、物流の結合の結果
↓
「より良い顧客体験!」
を体現していると言えますね!
ネットの配達により
メーカーと消費者が直接結びつき
卸や小売の流通の存在意義が
薄まってくると言われて久しいです。
ただ、
「盒马生鮮」(カバ生鮮)を見ていると
圧倒的なデータを持っている
流通には消費者もメーカーも
今まで以上に依存せざる得ない
構造になりつつあると感じます。
怖い気もしますが、
もう戻れないんだろうなぁ。
ということで、
本日も最後までお読み頂き
ありがとうございます!
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