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中カツ!通信

「中カツ!通信」は中華圏歴19年を超え、湖南省出身の妻と娘と上海で暮らす野村が「中国で勝ちたい人」のために、「日々ちょっと活力を得られる情報」を、お届けするブログです。

第142回 新型コロナ第二波の襲来か?!

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第142回 新型コロナ第二波の襲来か?!
みなさん、こんにちは! 

中カツ!通信の野村です。

前回の 第141号 今、中国で注目の販売手法!にて紹介しましたが幼稚園が始まりました。

それを記念して?幼稚園の中国人お友達家族がご馳走してくれるというので外食してきました。

428元/人と少し値の張る日本料理の食べ放題の店なのですが、豪快な刺身の数々が人気商品で土曜日の昼も満席でした。

私の家内も含め中国人3人ともエビ、カニが大好き。相手のお父さんもエビだけで30尾以上食べてました。

普段から娘がお世話になっているようなので今度、日本に戻った時はカッパエビセンから、少し高いエビ煎餅まで色々お土産に買ってこようと思います。



ただ、今日は中国の日本料理屋で刺身の代名詞とも言われている、あの魚がありませんでした。

そう、「サーモン」です。

サーモンをお腹いっぱい食べるために日本料理の食べ放題に行く人もいるくらい人気なので、提供できないとなればクレームになる可能性大です。

では、なぜ今日は提供できなくても、お客さん側も素直に受け入れたのでしょうか?

それは、

「サーモンを切る まな板から新型コロナが検出」

されたためです。

新型コロナの封じ込めに成功していると他国からも言われる中国ですが、北京市最大の農産品卸売市場である新発地市場から12日に6人の感染者が出ました。市場関係者に実施したウイルス検査の結果、他にも45人の無症状感染者も確認されたのです。

そして13日0-24時では北京での新規感染者は36名まで増えます。

約2か月、感染者が出ていなかった北京で3日連続で感染者が出たことにより危機感は一気に上がり、市場や周辺の住宅などを封鎖し、北京市の団体旅行の往来禁止も発表されました。

本来15日に予定されていた小学校低学年(1-3年生)の学校での授業再開も延期となってしまいました。

まな板からの検出であり、サーモンからではないのに、遠く離れた上海でサーモンが販売されないというのは過剰反応な気もします。実際、一部の日本料理屋さんでは12日時点では提供を続けているとのこと。

北京の多くのスーパーでは12日の夜に一斉にサーモンの販売を自主的に中止され、SNSでも「生のサーモンは食べないほうがいい」という論調が急速に全国で拡大しています。

それよりもサーモンを切っていた人や、まな板がふれていた生鮮品を追跡して販売を止めることの方が大事ですよね。

なんだか病原性大腸菌O-157の時の「かいわれ大根」が思い出されます。

そもそも、中国のサーモンは輸入であり、多くがノルウェーから提供されています。今年2月にはコロナの影響で中国向けのサーモン輸出量が前年対比で83%落ち込んだというニュースがありましたが、外食が復活してきた、このタイミングでの再度のサーモン控えはノルウェーにとっては第二派の打撃となりそうです。

万が一、サーモンがコウモリのように新型コロナウイルスの媒介であったとするならば、そもそも中国だけでなく世界各地で感染者が出てしまいます。

サーモンは回遊魚ですから飛行機が止まっていてもグローバルに活動し続けますし、携帯も持っていないですから移動履歴の補足は不可能でしょうし、想像しながら、形だけならよっぽどコロナに近いウニまで含めて、どんどん不安になってきます…

でも、調べたら安心できました!

5月1日のロンドン大学学院の研究チームの発表によると魚類、鳥類、爬虫類ではウイルスが安定したタンパク複合体を形成できず哺乳類のようにウイルスの媒介になる可能性は考えにくいとのこと。

そして、もう一つ分かったことは私たちが食べているノルウェーサーモンは、ほぼ養殖で天然のサーモンに影響を与えないよう「しるし」がついており養殖の網から逃げても追跡できるようです。新型コロナの前から、サーモンは集団隔離かつ移動履歴の補足をされていたのですね… 

しかもサーモンアカデミーのHPによると

https://salmon.fromnorway.com/ja/sustainable-aquaculture/the-salmon-lifecycle/

ノルウェーの養殖網は魚が容積の2.5%を超えないように管理されており、密集も防がれているようです!

サーモンは、その肉の色から赤身魚と思われがちですが、実は白身魚ですし、今回の新型コロナ疑惑も「シロ」といえそうです。

サーモンについては安心できたものの、本当に心配なのは中国の管理体制の中で発生している新規感染者です。

まさか、冬を待たずに第二波の襲来か…

北京だけでなく、広州の城中村でも4家族8人の新規感染者が見つかりました。

しかも、市場のように密集した空間で働いていたわけでなく、動線も交差していない中での感染拡大でした。

調査をした広州市疾病予防コントロールセンターの判断は

「人と人の接近による感染ではなく、下水管の漏れからの感染が高い」

とのこと。

最初の感染者の糞便により自宅のトイレが汚染され下水管の漏れているところから地面に伝わったのではないかと考えられています。

その証拠として感染者の4家族の靴と自転車のタイヤに対して行った検査で陽性反応がでましたので、靴底からウイルスが家に持ち込まれたようです。

マスク、手袋だけでなく、使い捨て靴カバーも着用する必要があるのかと思うとゾッとします…

やっと下がってきた、マスクの値段もまた高騰してしまうのでしょうか?

「今のうちに買い足したほうがよいかも?」

ただ、35度の炎天下で何度も外しては汗をぬぐった今日の昼間や、マスクをつけることで酸欠や熱中症になるリスクを考えると、マスクをつけるくらいなら巣ごもりを選ぶ人が2月以上に増えそうな気がします。

となると次のバブル商品はクーラーと扇風機か?!

市場が感染源となったのは、サーモンでないにしろ哺乳類の食肉が感染源になった可能性はありますので、食事はよく火を通して食べるとともに改めて手洗いをしっかり行うことが大事ですね。

あとは国内出張が再開されて久々にお客様と飲む機会が増えている方もいらっしゃると思います。免疫機能を下げるような、夜遅くまで飲むのは控えたほうがよいですね。

早く日本との行き来が自由になって、いろんなエビセンを買えるように、改めて油断しないよう気を付けていきましょう!

本日も最後までお読み頂きありがとうございます。


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