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中カツ!通信

「中カツ!通信」は中華圏歴19年を超え、湖南省出身の妻と娘と上海で暮らす野村が「中国で勝ちたい人」のために、「日々ちょっと活力を得られる情報」を、お届けするブログです。

中カツ!通信 318回 中国バーガーで5,000店舗!開店チキンレース続行中!

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こんにちは中カツ!通信の野村です。

+++イベント告知++++

第3期の5回目となる勉強会のテーマは

「日本人中間管理職、今昔三都物語」

~部下、上司、自分マネジメント指南~

今回の講師は中国歴20年!
北京、上海、武漢と3都市で
マネジメントを経験され
コーチング資格もお持ちの
ダイキン 田中さん


2003年に北京赴任当初は、
「同じ日に部下が全員辞める」
などの洗礼も経験。

上海工場転任後も、
「日本人部下との衝突 」
「中国人上司との衝突」
等の経験をへてコーチングを学び始め、
現在は武漢で中国人上司のもと、
ご活躍されております。

そんな田中さんから
日本人中間管理職が中国で活躍し、
自身のキャリアに役立たせるための
秘訣をぶっちゃけて頂きます!


タイトル

「日本人中間管理職、今昔三都物語」

~部下、上司、自分のマネジメント指南~

講義内容

1、それぞれの時代における特徴
280后、90后、00后の時代背景
3、自身のキャリアパスの考え方
4、何を変えて、何は変えないのか
5中国の社会は「悪意のないミスは許される」世界
6人事は平等?クソ喰らえ!
7、フロムナウで始めるマネジメント

【日時】

2023年11月14日(火)中国時間19時~(終了21時前後)

※途中参加、退出可能

【実施方法】

オンライン

【参加対象者】

中カツ!通信オンラインサロン第3期メンバー

※オンラインサロン自体の申し込みは下記をご参照下さい

中カツ!通信 中国で勝ちたい人が集まるオンラインサロンへのご案内

※フォームから申込み後に野村のWechatへもご連絡ください。

こんな人にオススメ!

・中国人マネジメントの事例を
 勉強したい人
・中国でのキャリアを人生で
 どのように活用するか考えたい人。
・武漢のコロナ前後についての話を
 聞いてみたい人

【会員限定】日本人中間管理職、今昔三都物語」~部下、上司、自分マネジメント指南~  11/14 ぶっちゃけ勉強交流会のお知らせ

皆様のご参加をお待ちしております!

+++告知おわり++++

すいません、以前に紹介した中で
大きな間違いがありました。
中カツ!通信 316回 都市でも農村でもない、あなたの知らない「チュウゴク」
"国際化されていない県だからこそ
楽しめるものもあるんです。”


"このように上海にもなければ、
農村にもないものがあるのが
地方都市の外れの街です!


なんて知ったかぶりしたものの
既にアレは都市にも進出していました。
(教えて頂いた皆様、感謝です!)

中国ハンバーガー
塔斯汀タスティン

上海にあったどころか、
現在すでに中国全土で
5,000店舗を超えています。


そんな巨大チェーンなのに
今まで気づかなかった理由は
大都市進出は最近だから。


塔斯汀タスティンの創業は2012年
なのに上海進出は今年2023年1月、
北京進出にいたっては2023年8月と
つい2か月前なのです。


少し前のネット上の店舗分布図によると
三線以下の都市の店舗比率は49%あり、
一線都市の比率は6.9%です。
マクドナルドは三線以下都市の
店舗比率が、わずか21.3%とのことで
その戦略の大きな違いがわかります。

ミルクティー界のサイゼリヤと
呼んでいる低価格戦略の蜜雪冰城と同じ

中カツ!通信 第258回 奶茶界のサイゼリヤ、雪だるま式に増えて上場か?

「地方から大都市を包囲せよ」戦略ですね。

ちなみに蜜雪冰城

今は25,489店舗あるそうです。

圧倒的な数…

一方でハンバーガー業界では

塔斯汀が5,000店舗超えとはいえ

もちろん上には上がいます。

マクドナルド6,205店舗、

KFCにいたっては 9,733店舗と

1万店舗まで、もう手が届きそう!

ところが、ところが、

KFCがTOPじゃないんですよ。

なんとTOPは

KFCとマクドナルドを足した以上に多く

KFCの倍以上をほこる

20,172店舗の华莱士

こちらも地方都市がメイン市場で

フランチャイズ中心に2万店越えまで

展開してきています。

その強みは圧倒的な安さ!

チキンバーガー2つで7.9元!

地方都市にはマックやKFCは

ないかわりに华莱士があるのです。

そんな中、塔斯汀タスティンは

どうやって5,000店舗まで

店舗を伸ばしてきたのでしょうか?

それは彼らの創業にも関係します。

塔斯汀タスティンは2012年の創業時は

ハンバーガーは売っていませんでした。

売っていたのはピザ

ただピザもハンバーガーに

負けず劣らず厳しい市場。

創業者はハンバーガーも同じ店で

売ろうとした時に費用節約も兼ねて

ピザオーブンで具材を挟む饼(バンズ)を

焼いたのでした。


店舗にも
手延べ焼き立て
中国ハンバーガーの
開拓者
と表記されている通り、
今でも外側のバンズは、
上海でも店内で延ばして
ゴマふって焼かれていました。

確かに道具がピザっぽい。
ちなみにピザとの併売を止めて
「中国ハンバーガー」業態に特化したのは
2019年だそうです。

この手作り焼きたてバンズに加えて
2020年からは国潮ブームにも乗って
「中国バーガー」カテゴリーを正式に導入。

中華料理を具材とした、

麻婆豆腐バーガー
鱼香肉丝バーガー
北京ダックバーガー(下の写真)
などを販売しています。

ただ、この中国バーガーが、
中国の人の味覚を捉えたから
5,000店舗まで増えたのかというと
それは微妙だと思います。

というのも、
KFCでも中国料理を具材にした
ハンバーガーを販売しています。
(もち米が入って腹持ちよさそう)

そもそも中国風味のものを
食べたければハンバーガー屋に
行く必要もないですよね。

実際に湖南の地方都市の店でも
上海の店でも、作っているのは
チキンばかり。


プロモーション用も
辛いチキンバーガー

マックもチキンバーガーの
プロモーションが多いですし
フライドチキン単独の業態も
多いことから考えると

「油多めの鶏が好き!」


ということになるのかも。

そういった中で、
塔斯汀タスティンが华莱士との
差別化でうまくいっているのは、

内装や環境の奇麗さと
SNSの活用が若者のニーズに
あっているからではないでしょうか?

獅子舞の頭のロゴ、

商品パッケージも国潮にのった
中国らしさ(八卦?)を取り入れたデザイン

湖南の店では、入り口の取っ手にも
「中国汉堡」と彫られており
細部までブランドイメージを
打ち出しております。
ただ上海の店舗に行ってみると
獅子舞頭のロゴはあるものの、
店舗は中国紅の色使いというより
もっと都市化したオシャレな感じに
仕上げてあります。



SNSも若者向けに積極的に
運用されております。

抖音(TikTok)の中には、
いくつものアカウントを持っており
メインのアカウントの
フォロワー数は203万人!

抖音(TikTok)の動画は
461作品投稿されており、
単なる商品宣伝でなく、
ちょっとしたストーリーの
笑えるものが多いです。

小红书(RED)だって、
フォロワー数15.3万人、
関連投稿は4万件をこえています。

マック(客単価27.81元)や
KFC(客単価34.43元)は少し高い。

华莱士(客単価18.98元)は、
安いけど少しダサいと感じる
地方都市の若者にとって
塔斯汀(客単価19.22元)は
ハンバーガーの第三の選択肢として
支持を集めているのでしょう。


(そもそも近くにマックやKFCが
なければ第二の選択肢)
もちろん高価格帯の
ハンバーガーチェーンだってあります。

Shake Shakeは86元(約1,750円)です。

そして忘れてならないのは、
われらが日本のハンバーガー
昨年50周年を迎えた

モスバーガー


ただこの価格帯は実際の感覚よりは
安い気がします。

どうせなら、
マック、KFCと重なるゾーンを抜けて
もっと高い価格帯の方が
一線都市では勝てそうな気がします。

日本で展開している
モスプレミアムや

三越創業350年記念企画の
「モス越」


デパ地下の名店コラボで
9月に銀座三越で限定販売されていました。



1,601円と聞くと高いものの
円安の今なら78元と聞くと、
それほど高くない気がしてきます。


最近では訪日外国人も
増えてきているとのことなので
標高にちなんで3,776円の
富士山バーガーなんてどうでしょう?

日本で人気がでれば、
上海でも「日本ハンバーガー」として
2個セット377.6元で売れるかも?!

以前にあった
東京タワーバーガーより
もっと高くなりますので、
作るのも食べるのも大変ですね(笑)

話がだいぶモスってかれましたが
塔斯汀タスティンが今後、
一線都市も含め店舗を
拡大していけば、

今のコーヒーチェーンのように
いろいろなメーカーとの
コラボができるかもしれません。

白酒とコラボすれば、
酱香ラテではなく

酱香チキン。

名前だけみたら、
普通の醤油味にみえますね(笑)

5,000店舗を超えても
新年に柱を舞い飛び移る
獅子舞のように活躍できるか?

それとも华莱士KFCといった
大手に成長阻まれていくのか?

ハンバーガー業界の
開店チキンレースは、
これからも続きそうです。

本日も最後までお読み頂きありがとうございます。

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