ランチ3500万円の金融若手エリートが自首するまで
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ランチ3500万円の金融若手エリートが自首するまで
皆さん、こんにちは。
突然ですが、皆さんの
投資先は大丈夫ですか?
3月27日にある人の自首により
WECHATのモーメンツが
騒がしくなっております。
私の知人は、この影響で
100万元(約1650万円)もの
個人投資金が戻らなくなりそうです…
彼だけでなく同じように
お金が戻らないか心配で
夜も寝付けない人が
22.2万人いると言われています。
自首したのは中国Forbesの
2017年金融・ベンチャー投資分野
30歳以下30人にも選ばれた
団貸網の創始者 唐軍さんです。
http://www.forbeschina.com/review/list/002390.shtml
団貸網の事業であるP2P金融を
簡単におさらいしておくと
「銀行等の金融機関を介さず、
インターネット経由で
貸手が個人・中小企業向け
融資を行う仲介の仕組み。」
で、日本では
ソーシャルレンディングの呼称の方が
一般的かもしれません。
団貸網はP2P業界では有名企業で
今まで1307億元(約2.15兆円)もの
融資仲介を成立させています。
ただ現在は投資家(貸手)への
未償還が30億元(500億円弱)
残したままで違法の疑いで
警察の査察が入り、
創業者が自首したという状態です。
この唐軍さんは
まだ事業を立ち上げて
間もない頃に
巨人網絡の創始者である
有名経営者 史玉柱さんとの
ランチの権利を213万元
(約3500万円)で落札したのを
きっかけに
巨人創投、民生資本、九鼎投資など
有名VCからも出資を受けており
比較的安全なP2Pだと
思われておりました。
前々回の中カツ!通信
一年で一番怖い日?3月15日(消費者権益デー)
の中でも番組で
『714高砲』と比喩され
7日、14日で50%の利子を
取られたりする個人金融
が取り上げられたことを
紹介いたしました。
これまた以前の中カツ!通信で
MINISO開店資金P2P融資の仕組み
にても紹介しましたが
本来P2Pプラットフォームは
仲介業務であり
投資先が決まってない資金を
集めたり、投資先を偽ったり
自社事業への資金使用は
不正行為となります。
ただ多くのP2Pプラットフォームが
乱立する環境では多くの
融資希望者を集める為に
より利回りの高い
年利10-15%という投資案件を
そろえる必要がでてきます。
https://www.tuandai.com/
ただ、そもそも通常の事業者が
融資を受ける場合の利率は
P2Pプラットフォームの
手数料10%程度?も
上乗せされますので
個人の出資者が10%の
投資収益を得る為には、
金を借りる事業者は
年利20%以上を負担する
必要があります。
年利20%の借金をできる
事業なんて限られているかつ
少なくなっていくわけで
集めた資金で利回りを上げる為に
P2P側としては個人への
融資を増やしていきます。
女子大学生が軽い気持ちで
借金をして返済不能になって
脅されたり暴行を加えられるという
被害も複数でており
中には借金を返すために
『714高砲』のように
更に高い利子で借金をして
自殺に追い込まれる人も。
最近では
714高砲どころか
55超級高砲といって、
1000元借りるのですが
その場で500元を差し引かれ
5日後には1200元を返す
5日で利子が140%
というものまであるそうです。
3.15消費者権益デーで
取り上げられるなど政府としても
P2Pに対する規制を強めており
次々とP2Pプラットフォームが
閉鎖に追い込まれています。
その際には私の友人のように
投資をしていた人は財産が
無くなるわけで集団デモが起きたり、
つぎ込んだ全財産が無くなり自殺して
しまった人もいます。
規制が整わない中で
市場が加熱してしまった結果
有象無象のP2Pプラットフォームが増え
高利回りを目当てに、
「私の友達も儲けている」
「有名人が宣伝している」
と、よく考えずに
投資してしまった人が
少なからずいたのですね。
(自身への反省も込めて…)
日本が超低金利の中、
「中国は理財商品など
利回りが高くてよいよね~」
と言われることがあります。
ただ金融商品に関しては
リターンがあればリスクが伴います。
よく分からない仕組みの
よく分からない誰かに
預けたお金が高い利回りで
増えていくことを期待するよりも
やはり自己投資や
子供への投資が一番です!
もっと役に立つ
「中カツ!通信」をお届けできるよう
自分を磨いていきたいと思います。
本日も最後まで
お読み頂きありがとうございます。
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