中カツ!通信 第171号 Happy?ニィウ(牛)Year
中国で勝つための、
ちょっと活力を得られる情報をお届け!
メルマガ無料登録URL
http://eepurl.com/c7GHF
□■□■□■□■□■□■□■□■□■
Happy 牛(niu) Year!
明けましておめでとうございます!
中カツ!通信の野村です。
牛は中国語でniuと読み、Newと発音が近いのですが
「このダジャレは日本では通じないなぁ…」
と思っていたら「ハッピー牛(ギュー)イヤー」というSNSの投稿を見かけました。この人は去年は「ハッピーチューイヤー」と投稿していたのだと思います。
中国では旧正月がメインなので、「Happy 牛 Year!」は約1か月後に、また使えるチャンスが来るので使ってみてください。どうしても日本で使いたい方は12年後に!
2020年大晦日の夜は上海の「うまや」さんの送別会でした。
商売繁盛にも関わらず日本の鉄道親会社の経営戦略上、上海3店舗が閉店とのこと。最終営業日のお別れイベントには100人近くの方が訪れていました。
日本人だけでなく、TVドラマの舞台にもなり一世を風靡し中国人のお客さんにも人気の店だったので非常に残念です。個人的にも、イベント会場として使わせて頂いたりお世話になりました。改めて今までありがとうございます。
どんなお別れも悲しいとはいえ、日本では人知れず閉店していくお店が増えていると聞くので、100人規模のお別れ会が開ける上海は、まだ恵まれていますね。
今年の上海は日本人がよく行く店は、むしろ例年に比べ年末最後まで混んでいたのではないでしょうか?
通常の年ですと多くの日本人が正月休暇で帰国する年末年始、今年は一度出国すると中国入国時は14日から21日間の隔離が必要となりますのでStay Chinaを選択せざる得ない人が大幅に増加しました。
加えて家族の日本帰国、家族向けビザ発給厳格化により中国に帯同できないなどで、中国で一人年末を迎える男性も多く年末ギリギリまで外で飲む回数も増えたのだと思います。
私も単身赴任中の友人達と共にウイスキー、柿ピー、蕎麦でしっとりと年越しの瞬間を迎えました。
幸いに私は家族が近くにおりますので元旦は朝から長女と一緒に昨年も訪れたアピタに新年の運試しに行ってきました。
昨年記事:第116回 元旦から上海で数百人が並ぶ日系スーパーあの商品
去年はものすごい行列だったのですが、今年は到着した10分前で20人ほどと驚くほど少ない。
コロナで密に並ぶのを嫌がり人が減ったというよりは、去年の抽選券1枚をもらうのに必要なショッピングカードの額面が200元から、500元と2.5倍に値上げされた影響でしょうね。
とはいえ人気スーパー アピタ主催の豪華賞品が当たるイベント。そこからは続々と人が集まってきて、購入が始まる時には200人以上の行列になっていたと思います。
でも、元旦からこの行列に並んでいる人って、どんな人たちなんでしょうか?
後ろに並ばれていた方が、たまたま日本人のご夫妻だったので話しかけてみると、上海初赴任で1週間前まで隔離中だったとのこと!
年の瀬に隔離で、まだ引越し荷物も届いてない中、大晦日は上海の有名な蕎麦屋で年越しそばを食べ、元旦の朝はフリーペーパーの広告でみかけたスーパーでおみくじとバタバタしながらもお正月気分を味わえ良かったそうです。
逆に困っているのは、まだ銀行口座とスマホ決済との紐づけができておらず現金しか使えないこと。スマホ決済ができないとタクシーも呼べないので、やはり上海は現金だけだと不便ですね…
アピタの500元のショッピングカードも現金でお支払い。
これで無事にキャッシュレスデビューですね!(中国でここしか使えないけど…)
年を越し2021年になったものの、昨年のコロナは世界に今も続く大きな変化をもたらしました。我が家で定着してしまった変化といえば、妻が動画で覚えた料理を作り出したこと…
昨年の春節で帰省していた時のお菓子作りから始まってクッキー、チマキ、月餅、腊肉(干し肉)など普段あまり食べないものを作ってはSNSに投稿するようになりました。
試作を繰り返すごとに調理器具と体重が増えていくのですが、年末にはおせち用のお重まで買っていました…
妻のSNSの写真には、お重の蓋までしっかり映っているだけでなく、料理より手前に置かれています(笑)
知り合いの日本人奥様に教えてもらった、Youtubeのチャネルをみながら作られるお節です。見た目はともかく味は期待していなかったのですが予想以上に美味しい!
はんぺんが冷蔵庫に入っているのをみた時に
「お節とおでんは別物だよ…」
と勘違いを注意をしたつもりが
「だて巻きの材料がはんぺんなのも知らないの?!」
と逆に無知ぶりを注意をされました。
日本料理つくりに頼るべきは近くの日本人夫よりYoutubeですね!
味まで伝わるYoutuberの教え上手に感心するとともにオンライン料理教室の市場に未来を感じます。
ただ、夜中に切っていたオリガミが手作りの鏡餅の飾りになっているとは思っていませんでした。
少し微妙な感じなので、これはSNSに投稿される前に勇気をもって注意してあげたほうが良かったかも
コロナで海外に行けなくなったものの、ネットで世界が学べる時代。このように自家製の各国風料理が世界各地で作られているんでしょう。
妻の日本の正月を再現しようというおもてなしに感謝しつつ更に日本気分に浸ろうと昨晩の紅白を見始めます。
すぐに無観客なことに気づき、日本のコロナの現状を感じ酔いが少し冷めてしまいます。視聴率は40.3%と昨年よりも3ポイント高かったこともステイホームのおかげと考えるとNHKも単純に喜べないですよね。
中国でも各TV局で紅白のように有名歌手をたくさん集めた年越しライブ番組が行われています。
多少の違いはあるもののコロナ対策がとられており
・浙江TVはNHK同様に無観客
・人気の湖南TV、上海東方TVなども観客を絞っての開催
とのこと。
しかも観客は全員がPCR検査の陰性証明をもってないと入場できないとの条件付き
中国では既にコロナによる日常生活の制限もほとんどなくなってきていますが、やはりWith コロナは今でも現在進行中なのです。
ただWithコロナの先進国である中国ではPCR検査も大衆サービス化しております。
同僚が、31日夜の上海東方TVのライブチケットが手に入ることが30日の夜中にわかり31日の朝に病院で検査を受けて、数時間後には陰性証明がネットで入手できていました。
時間だけでなく値段も大衆化しています。検査代は120元(約2000円)です。年越しライブのチケットは同僚曰く、今年はプレミアがつき1万元(約16万円)の価値があるそうなので入手できたとなれば2000円のPCR検査代は躊躇なく払えますね。
来年は各種のイベントに
「中国ワクチンの接種証明がないとコンサート入場できません」
とワクチンまでもが条件化されているかもしれません。
ネットでなんでも観れる時代であっても、会場で五感で体験するライブ感というのはやはり代替することができない魅力がありますし、ワクチンの副反応というリスクを背負っても摂取する人もいるでしょう。
いろいろなイベントで接種者が増えれば治験もたまり大衆サービス化に近づいていきます。それでも2021年も大半の人にとって国境を越えた行き来が難しい年になると思います。
中国に来れない人が多いままの今年だからこそビジネスでも、人付き合いでも情報の発信の仕方は気を付けなければいけないと思います。
分かりやすいクリアカットの刺激的な賛美、危機感扇情といった中国情報は他のメディアにまかせて、
中カツ!通信では牛カツくらいのミディアムレアな多くのHappyが伝えられるような発信をしていきたいと思います。
今年もどうぞ、よろしくお願いします!
*****************
【Wechatでも配信始めました!】
メールが迷惑メールに入る、
そもそも届かないという方、ぜひフォローお願いします!
第119回以降のログもご覧頂けます。
中活通信アカウント
野村個人Wechat ID
是非、ご登録ください。