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「中カツ!通信」は中華圏歴20年を超え、湖南省出身の妻と娘と上海で暮らす野村が「中国で勝ちたい人」のために、「日々ちょっと活力を得られる情報」を、お届けするブログです。
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こんにちは、中カツ!通信の野村です。
中国は10月1日から7日まで国慶節の長期休暇でした。
今回は子供の幼稚園からも特に市外への移動に関しての規制がなかったため、1年8か月ぶりに妻の実家に帰省してきました。
妻のいとこが今月に結婚式をあげるものの、日程があわないため前祝いかつ先月内装が終わった新居のお祝いをするのが目的です。
前回の帰省は2020年1月末の春節(旧正月)休み。
コロナの規制が次々と出る中で、帰省したものの正月の挨拶回りも禁止されていたので多くの親戚とも会うことができませんでしたので久しぶりの家族団らんとなります。
10月1日の早朝の上海虹橋駅は朝8時でも大混雑。

もちろん、駅構内に入る時に健康コードやマスクの着用などは、きちんとチェックされます。
前回の記事を見てみると、すでにコロナが出始めていた2020年1月21日の上海虹橋駅でのマスク着用率が構内で約15%、列車内でも25%。
それが今では、上海での発生が0であっても着用率はほぼ100%、すっかりマスクが習慣化されたことを感じます。
健康コードは、各地方で管理しており、今回は湖南省の健康コードも事前にスマホ内で取得して見せる準備をしておきます。

ただワクチン接種情報は共有されていないのか、右上に赤字で「早くワクチンを接種してください」との表示が出てしまっております。
今回の国慶節では私たち家族以外にも多くの人が上海から飛び出て国内旅行に行ったようで、Wechatのモーメンツ上では、中国各地の風光明媚な景色や、地方の特色ある料理の写真が飛び交っていました。

子供たちも久々に祖父母に会えるということで気分も高揚しており新幹線の中でも流れる景色を見ながら大はしゃぎ。
新幹線から降りた後は、迎えに来てくれた親戚の車で更に数時間の道のり。途中の小さいサービスエリアでも、健康コードとマスクのチェックがあり、管理体制は地方にいっても緩んでないことを感じさせます。

久々に帰省すると、そこには以前とかわらない風景と鶏たちがお出迎えをしてくれます。

もちろん、変化している部分もあります。
少し坂を上がって公道にでてみると、習近平主席?が微笑する大きな看板。

商品数が限られていた雑貨屋では、最近10月8日に約600億円近くの罰金を言い渡された美団の張り紙が張られておりました。


この村からスーパーがある町までは車で30分近くかかります。バスも1日2便ほどしかないので、毎日生鮮品や食品の買い物に行くのは難しかったのですが、美団を通じて頼めば翌日には、この雑貨屋まで届けてくれるので、非常に便利になりました。
さすが独禁法にひっかかる美団です。このような農村までサービス範囲を広げているのですね。
買い物にいけないと普段はどのように食料を調達しているのかというと、豚肉や牛肉は大きな冷蔵庫に買いだめしてあります。
鶏やカモは育てているのを、頃合いをみて自分たちでシメます。
「鶏モモ大好き!」
と、はしゃいでいた娘たちも、いざ、その場面になると神妙な顔で
「おじいちゃん、可哀そうだから鶏を殺さないで」
と頼んでいました。
その数時間後に、食卓に並んだ時には、何事もなかったかのように笑顔で鶏モモをほおばっていましたが…
また野菜やコメは基本的に自分達で育てたものが中心です。
今回は庭にある枯草のようなものを義父が長いヌンチャク?で叩いていたので、ひとまず体験させてもらいます。思った以上に力仕事です。

しゃがみこんで、よく見てみると大豆でした。


この形をみると、枝豆って大豆なんだということが改めてよくわかります。
この乾燥した豆は、節分に鬼を追い払うのに使うわけでなく、ここからすり潰してきな粉にします。それをこのようにお餅の具にして食べたりするんですね。

他にも川沿いには家庭菜園と呼ぶにはダイナミックなカボチャがあったり、畑に行けば更に豊富な季節の野菜を収穫することができます。

カボチャも子供たちにとっては、ゴロゴロ回す遊び道具です。私が同じことをやればれますが、孫には、あまい祖父母。目を細めて笑顔で眺めています。

このように妻方の実家の農村生活は今でも基本的には自給自足。
加熱調理もガスが通っていないので自分で山から調達してきた薪でおこないます。

ちなみに、お風呂は大きなガスボンベから湯沸かし器にガスを通して熱いお湯を出しています。
ただ街に出ると、生活スタイルは都市部と大きな違いはなく、親戚の新居も奇麗なマンションでした。

以前、紹介した新居を祝うラッキーアイテムもちゃんとありました。

美団や饿了吗(Elema)のバイクが走り回り、上場間近と噂されるミルクティーのチェーン店 蜜雪冰城には行列ができております。

スーパーもキレイになりました。
ただ品ぞろえは、その地方の個性がでており、さすが湖南省、唐辛子の売り場面積が多いです(笑)

また私が帰省時にスーパーで、いつもチェックしているのが日系企業の商品があるかどうか。
3年前までは見かけたことがなかったのですが、今回とうとうグリコのpejoyと不二家のキャンディーを発見しました!!すごく嬉しい。

また、なんちゃって日本語の商品も明らかに増えています。

おもちボール
「甘いはめ込み」が少し気になりますね。
お酒コーナーには
カラフルな「ジュリア」がみつかりました。

ジュリアって、日本のカタカナで書かれていますが、そもそもヨーロッパ系の女性の名前ですよね…
テレビでスナックの名前かなんかを見かけて気に入ってしまったのでしょうか?
他にも「鮨屋」というお酒も

鮨屋の下の段は「大人の味」と書かれていますがヨーグルト味のリキュールです。
また上の段のゆず味のほうは火山瓶とかかれており、オシャレな底上げがされております。しかも鮨屋の横に居酒屋って書いてあるし(笑)

透明でないことから分かるように、どれもリキュール系で、日本酒でも焼酎ベースでもありません。
やはり先週の中カツ!通信でとりあげたように、カラフルでないとアピール力が足りないのかもしれません。
自然に囲まれた農村と、不自然な日本語商品が増えだした小さな町は今後とも注目していきたいと思います。
そして休みの後半は、友人たちと2回目となるモーターホームのキャンプに行ってきました。

上海市の湖畔にある、このキャンプ場はヨットやサバイバルゲームも楽しめ、家族グループ客で満員。


そこでは、蚊に刺されながら自分たちで料理をつくり、




お酒を飲み、夜になれば星空を眺めながら、そこに今しかない時間と自然な空間をたのしんでいきます。


初めてお会いする人、今まであまり話したことない人であっても、共同作業をして、一緒にテーブルを囲んで同じものを食べていると一気に心の距離感が縮まり、帰属感、安心感もあり精神的にリラックスしていきます。


また普段の生活と違って、自分の時間をコントロールできているように感じますし、料理を作ることによる達成感もあります。
普段の生活では、食事もコミュニケーションも効率的に、ほとんど待つことなく欲しい結果が得られます。携帯でボタンを何回か押すだけで届くコーヒーも、キャンプだと一杯飲むのにコンロでゆっくりと沸かさなければいけません。
キャンプにいくと”ゆっくりできる”といいますが、実際には普段より体を動かしています。ただ、一つ一つの過程にある間(ま)を、しっかりと感じることができるというのが、キャンプのだいご味かもしれませんね。
児童書のモモ~ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語~
の話を思い出しました。
普段は効率至上主義の物差しで生活しているからこそ、時間的にも空間的にも本来の自然な流れを五感で感じられるキャンプが心に”ゆっくりできた”と感じさせるのでしょう。
妻の実家の農村とキャンプで、それぞれ自然に触れてきて思うことは、同じ自然であっても感じ方が全然違うということ。
農村にとっての自然は日常的であり生活の必需品であるのに対して、
キャンプに行く人にとっての自然は非日常的であり嗜好品です。
農村では生活していくために自然に対して労働(薪割り、農作業、養鶏等)をしますが、キャンプでは労働で得たお金を払って自然を消費しに行きます。
農村の義父母からしたら、何が楽しいんだか分からないですよね(笑)
我々の都市部の生活が”不自然”なのかもしれません。
ロボットとAIが発達し、肉体労働だけでなく、デスクワークからも人間が解放されていく未来では、お金を払ってデスクワークを消費しにいく時代が来るかも知れません。
「1泊2日で鉛筆とそろばんを使った経費精算の旅行に行くんだ!」
「週末は平成キッザニアでカセットテープから議事録を起こしてきたよ~。あのストレスがたまらなく心地いいよね」
なんて会話がされる、労働はお金をもらうものでなく、お金を払うものである”不自然”な日がやって来るのでしょうか?
「光を見るためには目があり、音を聞くためには耳があるのとおなじに、人間には時間を感じとるために心というものがある。そして、もしその心が時間を感じ取らないようなときには、その時間はないもおなじだ。」
~ミヒャエル・エンデ『モモ』より~
2021年も、残すところ2か月弱。しっかりと心で時間を感じて仕事も遊びも充実させていきましょう!
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
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こんにちは、中カツ!通信の野村です。
米中摩擦のニュースが報道されない日はありません。
劇的な電力使用制限により、工場が週休3日になっても、
「これは環境保護というよりも米国貿易戦争のために必要なんだ」
という論調があったりします。
9月25日にはカナダで拘束されていたHUAWEIの創始者の娘、孟晩舟が1028日ぶりに解放され中国に専用機で帰国する様子がライブ配信されました。
到着後のインタビューで
「もし信念に色があるとしたら、それは中国紅(国旗の色)に違いない」
という言葉は、愛国心を刺激しWechatのモーメンツでも多くの友人の投稿を見かけました。
アメリカは中国語では美国とかきます。
アメリカ帝国主義(アメリカ資本主義)など批判するときの呼称は略して「美帝」、
「美帝に騙されるな!」
なんて使いますが、この字だけみると、どこかのNo1ホステスにつぎ込んじゃった人のセリフにも見えますね(笑)
実は上海にも、アメリカを象徴するような王国に関連する特別な場所があります。既に設立から5年にもなり、中国人である妻と、中国人の身分証も保持している長女は何度か訪れていました。
私は立場上、今まで距離を置いていました。今回は意を決して1泊2日で潜入してきましたので紹介していきたいと思います。
それは上海市内から車で約1時間も離れた郊外にあります。
今回、なるべく人目を避けるため朝の7時前には近くの関連ホテルに着き、そこからは専用バスで近づいていきます。

入り口では健康コードだけでなく、ホテルの宿泊カードの確認、荷物のセキュリティチェック、顔写真の撮影という厳しい管理体制がしかれております。

やっと中に入ると、そこはゴミ一つない石畳が整然と続いております。
と、おもいきや謎の海苔巻きおかきが!

これには、どういう深いメッセージが含まれているのでしょうか…
キョロキョロしながら、恐る恐る進んでいくと、この地域の統治の象徴であるお城が見えてきます。

ここは政府の力が及んでいないのか、海賊の拠点まであるようです…

そして毎日、定時には、この場所で崇められる者たちのパレードが行われます。

そう、もうお分かりになりましたね!
上海ディズニーランドです(笑)
2021年時点で一番新しく、東京のよりも少し大きいです。
値段は同じ1日券でも曜日や、季節によってかなりの価格差が設定されており、通常月の平日と一番高い時では倍近くになります。確かに資本主義というか市場のニーズに合わせた価格の弾力性ですね…

日本との物価差を考えると、より高く感じます。
ただ年間パスになると、お得になり日曜日だけ使えるものが1300元で買えていたので、(今は、発売停止)
「3回行けば元が取れる!」
と家族で購入されて、日曜日のお散歩代わりにと使っている日本人家族の方も複数いらっしゃいました。
もちろん、ディズニーの魅力(魔力)にかかればチケット費用以外にも、いろいろとお金を使ってしまうので高い散歩になってしまう可能性も大です。
東京と比べると各アトラクションの待ち時間が少なく、今回見かけた一番長かったものでも50分だったので、効率よく多くのアトラクションを体験することができそうですね。
どんな人が来ているのかというと、東京と同様に家族連れや、カップルが多いです。



制服姿の修学旅行生は東京ディズニーランドでも、よく見かけますよね。ただ上海でこのような制服はないので全部、私服です。コスプレというよりJK制服が最近ではファッションの一つのジャンルになっています。(トレンドウォッチであり、趣味で写真を撮っているわけではありませんよ。ほんとに!)
他にも、ディズニーランドの世界観の中で、更に深い世界観をスマホに向かって語りかける少女や


つまらなそうにしていたのに、パレードが始まると何のキャラクターかも分からず「アレは誰?!」と大声で聞きながら、ハイテンションではしゃぐ角刈りの青年。

確かに上海ディズニーにも、人を変えてしまう魔力と魅力があるようです。
早朝に乗り合わせた男性はガムを食べているのを注意された後に、恥ずかしさを隠すためか話しかけてきました。
「あなたも一人で来られたのですか?(身長制限がある乗り物だったので、私は一人で並んでいた)」
「上海ディズニーランドに来るのが夢だったんですよ。これで人生の夢が一つかないました」
私は、突然の展開に少し驚きながらも、遠いところから来たのかと思って質問すると
紹興市とそれほど遠くない場所でした。
「他にはどんな夢があるの?」
と、聞く前にクルクルと回り始めてしまい会話のチャンスはありませんでした。

その後は、
「楽しい一日になるといいね!」
と、声をかけあい彼は次のアトラクションへ颯爽と去っていきました。

上海ディズニーも多くの人に、かけがえのない思い出を提供しているんですね…
もちろん思い出を深くするための魔法の小道具も周到に用意されています。

100元(約1700円)の風船は写真力とウキウキ感が3ポイント上昇
48元(約820円)のミッキーの形のアイスは写真力と体力が2ポイント上昇
199元(約3400円)の頭の飾りは写真力は上昇するものの、爽快感は低下します。
80元(約1360円)のターキーは、体力、気力ともに回復した気がします。

他にもポップコーン、ドーナツ、ドナルドのアイスなど、
「ここでしか買えない」
という魔法にかかり次々と人民元が吸い取られていきます。
もう、いっそのことパーク内ではミッキーゴールドしか通貨として使えず入園するときに両替するとかどうでしょう。
そうすれば
「このアイス、外だったら6個買えるな」
とか、考えられなくなり非日常に、もう少し没入できるかも。
仮想通貨にして、今、いくらなのか直ぐに換算できなくなったら、もっといいかもしれないですね。
「7人の小人がマイニングする、ミッキーコイン」
なんだか、人気でそうな気がしません?
小道具だけでなく物語のキャラクター達との触れ合いも、貴重な思い出です。
ミッキーだけでなく、いろんな物語のお姫様とも写真をとることができます。ただコロナの影響もありソーシャルディスタンスを保つように線が引かれています。

そして少し意外だったのが、マーベルのキャラクターもディズニーランド内にいること。買収されているので当然なものの、なんとなく違和感を感じてしまいます。
ただホスピタリティの高いキャプテンアメリカが、子供の目線まで下りてきて英語で話しかけてきてくれると、娘も気に入った様子。

まさに、こうやってアメリカのファンを着々と増やしていくための活動が行われているのです。
ホテルで食事をするとミッキー、ミニーと写真撮り放題ということで行ってみると更にサービス精神旺盛でした。

指定の場所で撮れるだけでなく、子供の順番待ちがなくなると積極的にアピールしてくるので、子供たちが落ち着いて席に座って食べる時間がありません。


親も子供につられて写真を撮りにくいので、ミッキーたちはビュッフェの原価低減にもかなり貢献しています(笑)
このように行き届いたサービスと、目の前でくりひろげられる色とりどりの演出で、上海でも多くの人をトリコにしているのですね。
大人が観ても圧巻だったのは、お城を舞台にしたプロジェクションマッピングと花火のイベント。

楽しみにしている人も多く、20時半からの演出に2時間前には場所取りの人でギッシリ。割り込みなどができないように、1時間半前にはロープで仕切られ、トイレなどで場所を離れる場合にはチケットを渡され、それがないと途中の検問で止められ中に戻ってくることができません。
総じて、当初心配していたようなマナーが悪い客もおらず楽しく過ごすことができました。
ホテル内では21時を過ぎても、グリーティングをしてくれます。お風呂に入った後の、どこかの子供まで、話す犬とミッキーのペットの話さない犬との写真を撮りにロビーに降りてきていました。

ホテル内のアメニティも素晴らしく快適でした。

ミッキーは中国語では米奇と表記するので、部屋に備え付けの湯沸かしポットは小米のものを使い”米”で韻を踏んでいるというこだわりぶり?

この小米のロゴも、なんだか隠れミッキーに見えてきました。

家族との1泊2日はあっという間に過ぎ去りましたが、多くの思い出は、かつての東京ディズニーのと同様に色あせなく私の心にも残っていきそうです。
美帝と言えば、孟晚舟が中国に戻った翌日の9月26日、上海にウォルマート系の高級会員制スーパー サムズクラブの世界最大店舗がオープンしました。
コストコのオープン時も入店まで数時間待ちの大行列となったようにサムズクラブも大賑わいだったようです。友人と買い物に行くという妻に
「何か人気商品で面白そうなもの買ってきて」
と頼んだところ、世界で初販売、限定1000袋という全長145cm、約1.5kgのポテトチップス&エビセンの詰め合わせを買ってきました

ワサビ、コーンポタージュ、バナナヨーグルト、トリュフ味などバラエティに富んだ全部で75袋の詰め合わせ。
「これだけの見栄えで、たったの298元(5000円以上)!」
と言われたものの体験を共有できていないので安さにピンときません…
このドーナツも典型的なアメリカのイメージでカラフルですよね

迷ったけど買わなかったと言われたものの中には、小さいスイカくらいの桃がありました。

こういった大きくて、カラフルなものに魅せられてしまうのはアメリカ的というより豊かさの象徴だからかもしれませんね。
だからこそ、日本でも、中国でも、ヨーロッパでも支持する層を捕まえることができる。
ディズニーのように行き届いたサービスはすぐにできなくても、分かりやすくカラフルに大きくすることによって、いつものビジネスでも、もしかしたら、いつも以上に効果を上げられるかもしれませんね。
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
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こんにちは、中カツ!通信の野村です。
草食系、肉食系?
9月末は異動の季節。送別会に参加すると、いつも暴飲暴食系です。
「植物肉」
この一年、この言葉を上海の街角でも見かけることが、とても多くなりました。
マクドナルドのモーニングセット

ラッキンコーヒーのサンドウィッチのハム

ファミリーマートでは「植物市場」というキャンペーンで

お弁当のお肉から、肉まんの餡にまで植物肉の商品が並んでいます。

中国の植物肉マーケットは2019年で5年前の2倍にあたる70億元(約1190億円)に達し、2025年には倍以上の150億元(約2350億円)に達すると予想されています。
こんなビジネスチャンスを企業が見逃すわけありません。
ファミリーマートやラッキンコーヒーとのキャンペーンをしている星期零(starfield)は2017年に深センで設立された会社で、

2020年に公表した情報によると3回で数十億円の資金調達を行っています。

星期零に限らず植物肉のスタートアップは決して草食系ではなく貪欲に融資を集めています。
アメリカのBeyond Meatの上場で、14億人の胃袋を抱える中国市場を攻略できれば中国スタートアップからも上場企業が出るのではと期待されています。
また中国は市場としてだけでなく、生産地としても非常に大事な役割をもっています。
山東省にある双塔食品はハルサメ(粉丝)で有名な企業でHPのトップにも
世界ハルサメ業界のナビゲーターと書かれています。

http://ja.shuangtafood.com/
この双塔食品はエンドウ豆から作られるタンパク質の製造では業界最大規模で生産能力は世界シェアの約30%~40%を占めるといわれています。
上場したBeyond Meatや中国の植物肉メーカーである珍肉の直接サプライヤーである上に、KFCの間接サプライヤーでもあります。売上高、利益とも大きく伸ばしており今後も世界の大手食品企業への商品提供を強化しようとしております。
このように市場としても、生産地としても期待が集まる中国ですが、実は中国は植物による「肉もどき」って以前から親しみがあるものなんです。
日本では豆腐で作った「がんもどき」や精進料理が有名ですよね。
中国では「素」と書いてあれば肉が入ってないという意味になりベジタリアンは素食主義者なんて表現します。
でも、その素肉(肉もどき)は質素どころか、豪華なレパートリーがありベジタリアン料理で有名な功德林のメニューなんて一見したらお肉だらけです。

こういったきちんとしたレストランだけでなく、おつまみになりそうなも肉もどきが街中にあふれています。

この肉の串焼きも下に大豆たんぱく類製品と書いてありますよね。
ローソンのソーセージのようなものも肉ではありません。

地場の食料品店では、この様々な種類の肉もどきだけで、これだけの商品数が並べられていますので、どれだけ日常的に食べられているかが想像つくと思います。

別にベジタリアンが食べているわけでなく、この味や食感が好きとか、本物の肉に比べて安いという理由で食べている人が多いように感じます。
イメージとしては蟹の代用品として出てきたカニカマが、今はカニカマ自体もファンを獲得しているという感覚に近いかもしれませんね。
私も、この伝統的な肉もどきは何度も食べたことあるものの現在、注目を集めている植物肉というものは、まだ食べたことがありません。
せっかくの機会なので体験してみようとファミリーマートに行ってみると植物肉の商品は売り切れ


店員さんに聞いたら、
「そもそも、仕入れを少なめにしている」
とのことで、超人気というわけでもなさそうです。
「弁当はないけど、あっちの棚に日本の植物肉みたいな商品があるよ」
と紹介されたのは、吉野物語

日本語では豆腐スティックと書かれており、下に中国語で
「鶏胸豆腐棒」(麻婆豆腐味)
と書かれています。
麻婆豆腐味にした、鶏むね肉もどきの、豆腐スティックって、なんだかややこしいですね(笑)
上海でも筋トレをする人が増えて、たんぱく質をとれるサラダチキン(むね肉)は、コンビニやスーパーでよく見かけるようになりました。

この豆腐スティックの横には、同じく吉野物語の串にささったソーセージのような商品があります。こちらの方が見た目は肉に近いなぁと思い手に取ってみると

成分表にはしっかりと「鶏肉、豚肉」とかかれており、思いっきり肉のソーセージでした(笑)
奈良吉野の静けさがただよう山奥で清流を使って仏僧が丹精込めて作る精進料理のような物語を勝手に想像していた自分が恥ずかしくなります。

先ほどの星期零は植物肉の社会的貢献が期待される、
「健康的な生活、環境にやさしい持続的な未来」
というブランドメッセージを掲げていますが、この中国企業が考える「吉野物語」は、麻婆豆腐くらいピリピリしているのか聞いてみたいものです…
中国では、肉もどき自体は普及しているものの、そこに欧米先進国のような
「健康的、環境にやさしい」
という意識で消費してきたわけでなく、
「添加物たっぷりで健康には微妙そうだけど、肉より安いよね!」
だったので、現状の肉よりも高い、より本物の肉に味や食感が近い植物肉は、あまりヒット商品が出ていないというのが現状です。
これから大量生産でコストが下がり、肉よりも「安くて、おいしくて、健康的」となれば一気に広がっていくのではないでしょうか。
その時には双塔食品も春雨でなく植物肉がブランドの一押しになっているはず!
更に利益があがっているはずですから、このHPの日本語もどきの品質もあがっていることでしょう(笑)

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こんにちは、中カツ!通信の野村です。
妻方の親戚の男性が今年結婚するとの知らせが来ました。
結婚の必需品である新しく購入したマンションの内装も無事に終わって、お披露目会もあるので、どちらも参加してほしいとのこと。
以前から中カツ!通信をご覧頂いている方は、覚えているかもしれません、新居のお披露目会といっても妻方の家系は、儀式的なものもあるので遠くても親戚は参加するのが習わしなのです。コロナもあって現場に行けるかは微妙ですが、ライブで見てみたいですね…

以前に子供の数は減っているという記事を書いたことがあります。
中カツ!通信 第190号 10年ぶりの国勢調査から見えてくる中国の未來
それでは、結婚する人の数はどうなっているのでしょうか?

2013年の1347万組をピークに2020年は813万組と、だいぶ減ってきております。コロナの影響もあったとはいえ、減少傾向自体は間違いなさそうです。
この記事の中でも書いたように、
中カツ!通信 第190号 10年ぶりの国勢調査から見えてくる中国の未來
教育費などの負担が高く、子供を産まない、生んでも1人までというのは理解できるのですが、結婚する人が減っているのには、どのような原因があるのでしょうか?

https://www.zhihu.com/question/284528244
現代社会で見られる傾向:増々、多くの若者が結婚したくないのはなぜか?
という知乎の書き込みを見ていると、いくつかの共通点がでてきます。
1、ふさわしい相手を見つけるのが難しい。
2、結婚にかかる費用(新居、車、結納金)が高すぎる。(男性)
3、養育費が高く、自分の生活の質を落とさなければいけない。
4、経済的に幸せにする自信がない。(男性)
5、二人とも仕事をしていると家事分担など口喧嘩の種が尽きない。
3、については結婚したら子供を産むというのが前提の考えですので生まなければいいですよね。
2、については結婚するには男性側が「新居、車、結納金」を準備しなければいけないという風習が残っているため若くして結婚するハードルを上げています。
この結納金について、ネット上に各地方の相場表が載っていました。

もちろん、ただの目安なので必ずこの金額を男性側が準備するというわけではありません。上海の20万元だと約340万円です。日本の相場はネット上では100万円らしいので、給与水準を考慮すると中国の結納金は高いです…
この結納金の高さについては政府としても問題視しており、
昨年2020年には民生部から
《关于开展婚俗改革试点工作的指导意见》
(結婚の風習改革実験業務の指導意見)
にて、高額な結納金や結婚披露宴での低俗などんちゃん騒ぎは改革していこうという発表がなされています。
では今後、結納金や住居がなきゃダメという意識が変われば結婚する数は増えていくのでしょうか?
それは結婚に何を求めているかによると思います。
まだ労働の多くが体力に頼っていた時代、家計を男性に頼っていた時代であれば結婚は経済的安定を得るための手段の一つであったでしょう。
実際に街中の結婚相談所の結婚相手募集の張り紙を見ていると、

給与、持ち家状況という情報は必須記入項目です。

メルボルンの大学を卒業した29歳、身長は172㎝
民間企業の管理職で年収は300万元(約5100万円)、
婚房(結婚後の住居)状況は176㎡の夫婦専用の家
求める条件は、「可愛くて、分別がある。仕事が忙しい職業の人はダメ」
「サクラではないの?」と疑ってしまうような好条件ですが、経済的な目的であったら、とっくに結婚できていそうなものです。
ただ実際、現在は女性が活躍し、男性より稼ぐ女性も珍しくない時代ですし金持ちと結婚しないと「餓死してしまう」という状況でもありません。
最大の楽しみはゲームだという若者が増えていますし、幸せの形も人それぞれで経済力と正比例はしないと思います。
なので
4、経済的に幸せにする自信がない。(男性)
というのも徐々に結婚しない理由の中で重要でなくなっていくのではないでしょうか。
そうすると残っているのは、
1、ふさわしい相手を見つけるのが難しい。
5、二人とも仕事をしていると家事分担など口喧嘩の種が尽きない。
の2つです。
5は別に結婚しようがしまいが、あまり関係ないですかね…
口喧嘩が絶えない人は結婚していなくても、親、友人、同僚と家事分担以外の種で口論しますので。
1、ふさわしい相手を見つけるのが難しい。
については、
「忙しくて出会いの時間がない」
「今の相手がベストなのかわからないので結婚を躊躇する」
というような書き込みが複数見られました。
そんな中、最近、注目を集めている成都で独り身の若者向けのサービスがあります。
その名も、「脱独カプセル」(脱独り身)
年代(80后、90后)や趣味などで区分された棚にならぶカラフルなボトル。

3元を払うとボトルの中に入っている相手の情報が見れます。その中には名前やWechatの連絡先が入っていて後は自分で連絡をとるというもの。
買う人だけでなく情報を書く人も29.9元をはらって棚に並べるのだそうです。
この凄いアナログなマッチングサービスですが、開店1か月の時点ですでに1000人以上が書き込んでボトルにいれて、実際には5組のカップル(成立は6組だけど、現時点では分かれた)ができているとのこと。
マッチングアプリなどAIの正確な予測よりも、アナログの「運命の出会い」を感じられるこの行為に、盲盒(ガチャガチャ)と同じようなドキドキ感があるのかもしれないですね。
心理学の有名な吊り橋実験で、怖いドキドキも、恋のドキドキと勘違いしてしまうことが事例としてあるように、
「私はこんな棚の多くのボトルから運命的に選んだ(選ばれた)!」
というのが視覚的にわかりますので。
少し気になったのは情報提供する側が29.9元で買う側が3元という値段のアンバランス感。多分、ボトルの内容を見たら、また棚に戻す仕組みなんですかね?
そうすると次に3元払った人からも連絡が来て、どっちともデートしてと目移りしちゃいますよね…
それともカップルが成立したら別途お金を払って撤去できるのでしょうか?
そうでないと付き合っていても3元払って情報を買った方は、安心できません(笑)
以前のお見合いが主体だった時代には、ふさわしい相手を選ぶ権利なんてなかったのが、自主的に選べるようになると、それはそれでアレコレ考えて選べなくなってしまう。
「結婚はしなければいけないものだ」
という社会通念が徐々に薄れていくなか若者の結婚数を増加させるのに必要なのは、経済的なハードルの引き下げと、「運命かも?!」と勘違いさせる出会いの場を増やすことなのかもしれないですね(笑)
ただ、昨今は結婚数が下がっているだけでなく、離婚率も上がっていますので「勘違い」を「受け入れられる現実」に変えていくためには結婚後も夫婦双方の努力が必要ですね。
中国では21日(日)から23日(火)まで3連休です。
しっかりと家事をして、明日、明後日は口喧嘩のない結婚生活を送りたいと思います!
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こんにちは、中カツ!通信の野村です。
最近、中国で増えているチェーン店と言われたときに、どんなブランドを思い浮かべますか?
「Luckin' coffeeラッキンコーヒー?」
「盒馬生鮮フーマー?」(アリババ系の生鮮スーパー)
「Relx?」(電子タバコ)
など,ネットをフル活用したビジネスや、新しい商材のブランドを思いついた方も多いのではないでしょうか?
本日、紹介するのは
この1年ちょっとで約1500店舗を開き30数都市で3500店舗を超えたブランド
2019年には10億元(約170億円)近くをシリーズDで調達した企業
です。
2012年に設立した、この企業の名前は钱大妈(銭おばさん)そして看板商品は豚肉


キャッチフレーズは「不卖隔夜肉」
つまり「宵越しのお肉は売りません!」
という新鮮さをアピールしたものです。
そして、このキャッチフレーズを裏付けるのが、毎日のタイムセール
19時から10%オフの値引きが始まり、30分毎に10%ずつ下がっていきます。
21時には半額(50%オフ)に突入し、
23時には90%オフ、

そして23時半には無料宅配!
確かに、これなら前日の食品を持ち越すことはできないですね!
「信頼できる新鮮さを求める消費者」と「お買い得商品が大好きな消費者」の両方が来店したくなる仕組みがあります。
さて実際はどんな人が買い物に来ているのか家の近くの钱大妈に行ってみました。
タイムセールが始まる前の18時半

お店の中はガラガラですね…
この時間は夕食の買い物も終わっていて、すぐ隣の市場では、すでに店じまいが始まっています。

钱大妈の商品棚も、かなりスカスカ


こんな商品がない状態ではタイムセールが始まっても、そんなに人が来ないのでは?と心配になります。
ところが20時50分、半額時間帯まで10分
に来てみると、店内には活気があふれていました!

肉のコーナーには手に商品を2つ、3つと持っているものの、動かない人達がたむろっています。
そうです皆、21時になるのを待っているのですね(笑)

5分前になると、お店は満員となり会計の行列ができ始めました。
でも、まだ買わない(笑)


私も肉汁がでてしまっている鶏むね肉を手にとりながら一緒に並んでみます。

この値段を他の盒马生鲜や叮咚买菜といった宅配のものと比べてみます。
盒马生鲜

叮咚买菜

2つは冷凍品なので正確には比べられないものの、半額だったら間違いなく安いですね。
並んでいる時に後ろのおばちゃんに「昼間も来るのか?」と聞いてみると
「昼間は高いから来ない!夜と朝の安い時だけ来る」
「朝は時間割引じゃなくて安い特価の商品がいくつかあるのよ。野菜で肉はないけどね」
「夜は安いけど、欲しいものが残っていない時も多いから、昼間は隣の市場で買ったりするわ」
とのこと。
この辺りは宅配だけでなく、道路の向いは野菜、肉市場、隣は中型のスーパーということでライバルがたくさんです。
同じ顧客でも状況によって消費行動を変えるというJOB理論の典型みたいな状況ですね~
おじちゃん、おばちゃんの声で騒然とする中、やっと自分の会計の番がまわってきて、店長?のような人に
「こんな割引きで儲かるんですか?」
と聞いてみると
「半額で儲かるわけないでしょ!40%オフだって儲からないし」
と不機嫌そうな声であしらわれました。それでもめげずに
「何時までやっているんですか?23時半になったら本当に無料になるんですか?」
と聞くと、今度はキレ気味で
「うちは21時すぎで終わりだ!」
という予想外の回答が。
もう、これ以上聞ける雰囲気ではないので店をでて、肉を買ったおばちゃんにどういうことか聞いてみると
「21時半になる前には、ほとんどないし22時には電気消えているね」
「23時半の商品無料で宅配?そんなことするんなら(店員が)自分で持って帰るよね。何で無料のものを配達までして更に疲れなきゃいけないの(笑)」
仰る通りですね…
念のため90%オフ10分前の22時50分に見に行ってみると、さすがにしまっていました。

開店まもない翌朝7時過ぎ
普段は野菜なんて買いに行かないのに深夜から朝から一日で3回も4回も自転車で出ていく私に、いつものことながら妻もあきれています。相場観とか鮮度を見てもらいたかったので一緒に行こうと何回も誘いましたが断固拒否でした(笑)
普段の出勤より1時間も早い日曜の朝7時
マンションの下では日曜恒例の青空市場

钱大妈の向かいの市場も賑わっています。

そして钱大妈はというと

こっちも店内は昨晩に負けず劣らず30㎡くらいの店内にはおじちゃん、おばちゃんで混みあっています。
昨日はスカスカだったら棚にもお肉、魚などの商品がビシッと並んでいます!

でもレジに並んでいるのはトマトだけを持っている人…

そうです!
今日の特価はトマト、カリフラワー、キュウリ、シイタケ!
この特価商品だけを買っているお客さんが多いんですね~
おばちゃんたちの品定めでのこった、すこし傷のついたトマトを拾い集めて、カリフラワーって、こんな乾燥した感じなんだっけ?と思いながらもレジに持っていきます。


トマト3個で50円以下、カリフラワー120円以下
どっちがお得なのか?
そもそも安いのか?
私には判断つきませんが、多分おばちゃんが手に持っていた率からするとトマトは、お得なんだと思います。
でも、こんなお買い得商品の猛者達が、むらがる業態で儲かるんでしょうか?
ネットで調べてみると実は全てが順調というわけではないようです。
この钱大妈の店舗の多くは加盟店でして、加盟店の中には多額の損を出して数か月で撤退というオーナーも多いとのこと。
急拡大の钱大妈は企業価値はすでに100億元を超えると推定され、2021年末には香港にIPOするのではと噂されています。
毎日、売切ることで廃棄率を減らしつつ、お客さんを集めるという手法に加え、現在ではミニプログラムやチャットグループでのOMO対策も行っており企業本部としては利益を拡大しています。
ただ仕入れる加盟店側としては、ある一定以上の量を決まった価格で仕入れて指導価格で販売し19時以降は強制的にタイムセールなので、毎日商品を売切ることはできるものの売れば売るほど損をするという循環を抜けられず閉店という店舗が少なくないようです。
都市情報サービスの58同城で検索してみると確かに上海でも10件近くの
「店舗譲渡します」という書き込みがありました。

食の都、広州からスタートした钱大妈。
加盟店も当初は新鮮さとタイムセールのお得さで、近所では瞬く間に評判になり野菜肉市場の中に開店することを禁止されるほどでした。
ただ投資機関から資金を受け加盟店を急速に拡大していく中で、当初は半径500m以内には出店しないというルールが250mに縮まります。
ここからは予想ですが、出店を加速させるために本部の出店審査基準も当初に比べ甘くなり本来であれば、この周辺居住者数では採算が微妙だと思う物件であっても出店許可を出してしまうようなことが起きているのかもしれません。
本部としては加盟店が増えれば、加盟金が入ってくるだけでなく、本部から加盟店の商品販売額も大きくなります。毎日、一定量を仕入れることは義務になっており毎日売り切れるので本部としては確実に利益を確保できます。
「肉を切らせて骨をタツ」とは、
自分自身も傷つく覚悟をして、相手により大きな打撃を与えることのたとえです。
損をしてでも「肉を売切って、お店が目立つ」、そしてお客さんを引っ張ってくるという钱大妈の戦略があったからこそ、ここまで成功してきたのは事実。
ただ加盟店との関係で
「加盟店に身銭を切らせて、本部は香港株式市場に立つ」
というのは長期的なWin-Winの関係とはならないですよね。
最終的には自分たち企業自身がタイムセールで買い叩かれないためにも、加盟店出店のスピードを抑えてでも本部、加盟店、消費者の3者が満足となるモデル実現が必要でしょう。
加盟店が満足できているのかどうか、今後も21時過ぎに帰宅の時は、店長の機嫌が良いか悪いかをチョクチョク覗きに行きたいと思います。
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
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