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「中カツ!通信」は中華圏歴20年を超え、湖南省出身の妻と娘と上海で暮らす野村が「中国で勝ちたい人」のために、「日々ちょっと活力を得られる情報」を、お届けするブログです。
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こんにちは、中カツ!通信の野村です。
今年の中国は、今日21日が大晦日、明日22日から新年となります。
2022年12月のゼロコロナ政策の緩和により、ようやく省を跨ぐ際の手続きや規制もなくなりました。
20日の時点で、すでにリゾート地の海南島でも
3時間で300mしか進まない大渋滞
が起きているなんていうニュースもありましたし、今年の新年は3年ぶりに帰省する人や、旅行に出かける人で全国大移動が起きると予想されております。
我が家も3年ぶりに妻の実家で年越しすることにし、一足早く18日早朝5時半の高鉄(新幹線)で上海を離れました。

虹橋駅は、早朝4時半でも、このにぎわい。コロナ前の春節と比較しても切符が、なかなか買えなかったのが納得の人混みです。
上海の自宅を出発して約11時間、高鉄と親戚の車を乗りついで着いた、庭の前の景色は、以前と変わらずノスタルジーに溢れています。

今までだと、会社の休みが開始する大晦日の夜に到着することが多かったのですが、今回は3日間早めの移動。
帰省中とはいえ、打合せもありましたので、いわゆるワーケーションです。
ただ、海南島の海辺で、波音を聞きながらといったオシャレなものではありません。
コケコッコーの声で目を覚まし、放し飼いの鶏やカモの鳴き声をBGMにしての仕事。イケてる感のあるワーケーションというよりは、ワコケーションという感じです…
一方で子供たちは宿題の合間に、鶏に餌をあげたり、凧揚げをしたり、お正月の飾りつけを一緒に手伝ったり、よいスタケーションになっています。

祖母が用意してあった、「モコモコ服+袖カバー+布靴」という農村仕様に着せ替えられて過ごした時間により、冬休みの宿題「私のお正月」の内容は、他の上海の生徒と一味違うしあがりになるのではと期待しています(笑)
それにしても農村の年末は忙しい。
いつもは準備が整った大晦日の夕方に到着し、用意して頂いたご馳走を飲み食いするだけだったのが、今回3日前について、その準備がいかに大変だったかが、ようやくわかりました。
料理をする時に必要な薪は、


義父が山から切ってきた木を、乾燥させておいたものを、使いやすい大きさに割ったものを使います。
「おじいさんは山へ柴刈りに~~」というのが、昔話ではなく、リアルな生活の中に残っているのです。
お正月の席に欠かせないお肉。鶏3羽、鴨3羽、ガチョウ1羽を処理するのも4時間はかかりました。
包丁を研いで、しめて、血を抜いて、お湯につけて羽をむしって、内臓を処理してと、いくつもの工程があります、

ネットスーパーで注文したら、携帯動画を観ているうちに30分で、すぐに調理できる鶏肉が手に入るのとは事情が違います。
もちろん、しめる前には育てている時間もあります。
昨日の地鶏たちは、8カ月近く育てていたとのことで、新年に向けての準備は、夏から既に始まっているんですね。
全国各地の農村に、帰省で一気に人が増える一方で、夏から留守を守っていた鶏、鴨、ガチョウ、豚の数が一気に減るというわけです。
そして減っているに関して、全国規模の大きなニュースがありました。
国家統計局の発表があり、2022年末の
中国人口は14億1157万人と、昨年に比べて85万人減ったことが分かりました。
出生数は1000万人を切り956万人と、昨年より106万人減少しました。

(出典:21世纪经济报道のHPより)
10年前の年間1000万人(7.34%)も増えていた頃とはことなり、中国は人口が恒常的に減っていくステージに入ります。
更に、国連の推計によると、今年中にインドが中国の総人口を抜きます。
この人口減少、農村にとっては
「もう一つの人口減少」
に、直面しています。
それは農村から
「総人口だけでなく、特に若者の人口が減少している」
ということ。
1978年には17.9%だった都市化率は、2022年時点で(常住人口)都市化率63.9%まで上がりました。

(出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構のHP)
社会の工業化に伴い、働き手として若者が都市に移住するのは、どこの国でも起きてきたことです。
村の唯一の公道で開かれる市も、大晦日1日前だというのに、5年前と比べて3分の1程度の出店数。コロナ感染を恐れて、出店者が減っているというのも聞きましたが、それにしても寂しさを感じてしまいます。

また年越しに必要な、お餅などの食材はともかく、飾りつけは若者からすると微妙そうなものが多いです。



偉人画は家に貼る必要があったとしても、Angela babyや范冰冰、どこかの可愛い赤ちゃんのポスターを、どのような層が、新年に家に貼るのかは想像がつきません(笑)
妻の実家の周りにも空き家が増えています。
若者が、車で20分程度の街で仕事をし、結婚する時に新居を構え、家族で引っ越してしまい、農村の実家は、そのままにするという事例が多いのです。
2軒隣りの家の庭には、収穫時期を過ぎた白菜が放置されたまま…

農村の利便性も、どんどん向上しております。
農村でも、ECで注文すれば数日で欲しいものが届きますし、美団優選のサービスを使えば、翌日には生鮮品、冷凍品、日用品が受け取れます。
民間企業による利便性の提供だけでなく、政府からも新農村建設プロジェクトという名目で、暗かった庭の前に、太陽光の街灯が設置されたりと、農村での生活の品質も上がってきております。

ちょうど一年半前に街に引っ越しした親戚に聞きました。
「なんで農村を離れてしまうの?」
その答えは予想通り現実的でした。
「街の方が仕事をするにも、生活をするにも便利だし、娯楽の種類からいったら比べものにならないからね…」
「年越しの時こそ、親戚も農村に戻ってきて活気もあるし、伝統的な雰囲気も楽しめるけど、普段は閑散としていて寂しいもんだよ…」
「若い人で、農村で暮らしたいという人は多くないと思うよ…」
その言葉には、普段は大都会の上海で暮らし、正月や家族のイベントの時に、数日しか戻ってこない私達では語れない重みがあります。
都市以上に高齢化が進む農村。
5年後、10年後と、この傾向が続いた時、地鶏や白菜を、地元で育てて、若者の帰りを待ってくれている人が、どれくらいいるのでしょうか?
まだまだ、思考を深めたいところですが、もう飾りつけも終わり、新年の足音とともに美味しい匂いが漂ってきました。




郷に入っては、郷に従え!
農村の未来を憂うより、まずは現在の農村での一家団欒を楽しみたいと思います。
ここまで読んで頂いた、あなたに
新的一年
财源广进!
万事顺利!
心想事成!
祝大家新年快乐!
本日も、最後までお読み頂きありがとうございます。
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明けましておめでとうございます。中カツ!通信の野村です。

戻ってきているのは、私のお腹周りだけでなく、自社や取引先でもオフィス出勤が増え始めています。
当初の予測より少し早く、上海のゼロコロナ転換後の第一波は終わりそうです。
【12月24日のミニプログラム城市数据库画面】

【1月7日のミニプログラム城市数据库画面】






おばちゃんに聞いたら、入荷はされ始めたものの、もうすでに感染し回復した人が、常備薬として
「あら、風邪薬があるなんて!とりあえず買っておきましょう」
というかんじで購入していっているそうです。

「今までは、熱が出てから薬を買っていたのが、最近では薬を買って熱が出るのを待っている」
なんていうことが、ネット上で書かれているように多くの人は、すでにコロナにかかるリスクを想定内とした行動様式に変化しております。
オンラインサロンメンバーの飲食業のかた達からも
「上海での12月の宅配売り上げは8月よりも売れた」
と感染拡大期の中食需要が増えたことや、別の業態では
「クリスマスや年末は、コロナの影響がないくらい店内飲食の売上が増えた。」
という業態によっては外食需要が戻ってきている話も聞きました。
3年間コロナは怖いという情報を浴びていたわけですから、全員が一気に180度転換してWithコロナを受けて入れているわけではなく、グラデーションがあります。
徐々にコロナとの共生に慣れていく人が増えていくのでしょう。
そもそも今までは、学生は自分の住んでいる省から外に出て、戻ってくると7日間は自宅隔離で、通学できない等の規制がありましたので移動のデメリットが大きすぎました。3年間、旅行にも行けず、自身の省や、市から出ていないという子供もたくさんいます。
移動記録の提示や陰性証明の提示が一気に必要なくなり、個人の判断でリスクを取る余地が生まれてきました。
春節までは、ほとんどの学生がリモート授業という政策は変わっていないので、親子連れで三亜のリゾート地に宿泊に行き、昼間はホテルからオンライン授業に参加し、授業が終わればビーチで遊ぶなんていう
ワーケーションならぬスタケーション(スタディ+バケーション)のような現象も、お金持ちの間では起きています。
コロナの特効薬が普及したわけでもないなかで、ゼロコロナからWithコロナになるというのは、社会として相応のリスクを伴います。
一度、陽性になって抗体ができたからといって数か月後に別の変異株に感染する可能性だって十分あります。
2023年の今年は兎年です。
イソップ寓話の「ウサギとカメ」は、最後にカメが勝つので有名な話ですよね。
ただ、今年の中国は、今までの、亀のように甲羅に守られて一歩一歩、恐る恐る様子をうかがっていた状態から、
ウサギのようにピョンピョンと走れる人から速く進んでいって、油断して感染して、半年に一回くらいは寝込む時があるという状態に変わっていく年なのかもしれません。
新年も、最後までお読み頂きありがとうございます。
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こんにちは。中カツ!通信の野村です。
今年も、残すところ半日あまり。
2022年も中カツ!通信を、ご愛読頂きありがとうございます。週次配信なので52回を発表してきました。
一番読まれた記事は、4月ロックダウンが始まったばかりの下記の記事
中カツ!通信 第236号 上海ロックダウンでもロックンロール
一番少なかったのは、この記事でした(なんでだろう?)
中カツ!通信 第231号 北京オリンピック選手の活躍の裏で”金”を稼いだ企業とは?
そして一番反響が多かったのは… 文末に!
ということで、今年の最終号は、恒例の「咬文嚼字」発表の十大流行語で振り返りたいと思います。

あなたは何個、知っていますか?
知らなくても大丈夫!
今回、一緒に学んで、2023年の新年挨拶には使ってみましょう!
ちなみに2021年より前の流行語は、以下をご参考ください。
中カツ!通信 第220号 あなたは何個知っている?2021年中国10大流行語
それでは、早速2022年の流行語を見ていきましょう。
1、踔厉奋发(chuō lì fèn fā)、勇毅前行(yǒng yì qián xíng)
中国共産党第二十次全国代表大会のテーマにも入った言葉。
「精神的に奮い立たせて、勇敢毅然に進む」という意味。現代社会主義国家建設において、党の指導のもとで各民族の人々が団結し、中華民族の偉大な若返りを促進するために奮闘する精神を表しています。
2、中国式现代化
4、大白
白い防護服を着て「コロナ戦線」の最前線に立つ医療スタッフやボランティアのこと。コロナ管理対策の実施者として、医療施設の中だけでなく、居住区内でもPCR検査のサポート、荷物の運搬等、多方面において生活を支えてくれました。
上海ロックダウン時は、彼らの存在なしに生活を維持することは不可能でした。

ただ昨今のゼロコロナ政策の転換により、街中で見かける機会は減少してきています。
「大白」の皆様には、心から感謝するとともに、もう流行語になるような事態が起きないことを願います。
5、烟火气
古文に由来し、その原義は「食べ物を、調理するときの匂い」を指します。2022年の大学入試の作文問題の一節に、「煙火気」は、国の温もりや平和、国民の生活の象徴であり、党や政府が守るべき大事なモノとされて注目を集めました。
個人的には、日本の神話にある仁徳天皇の「夕方だというのに、国中に、かまどの煙が立っていない。民はみな貧しいのであろう。これから三年の間は、人民の税と使役をすべて免除して、国を富ませなくてはなるまい」という「民のかまど」の話を思い出しました。
6、天花板
天井の意味。物理的な天井という意味から、「最高点、上限、トップの人」の比喩として使われるようになった。
「颜值高的天花板」といえば、「イケてる顔の最高値」、
「メッシはサッカー選手の天花板(天井)だ」
みたいな使い方をします。
7、拿捏
上手くとらえていること、掌握していること。対象は人であったり、タイミングであったり、物事であったり広く使える。
日本語で言うと「バッチリ」みたいなイメージ?

8、雪糕刺客
アイスの刺客。
中カツ!通信でも取り上げましたね!
中カツ!通信 第250号 要注意!紛れ込む、冷たい〇〇の刺客
値段表示がされていなくレジに持っていったら想像以上に高かったけど、戻すのも恥ずかしいので渋々、買うことになったというようなことから、この言葉が流行りました。
この後、各種売場で値段表示が、きちんとされるようになり、現在、刺客にやられることは少なくなってきています。
9、精神内耗
精神的摩耗。この激動の時代、生きていくのは楽ではありません。時には精神がすり減ってしまうこともあります。
そんな中、
「回村三天,二舅治好了我的精神内耗」(村に3日帰省したら、叔父が私の精神的摩耗を癒してくれた)という動画がバズりました。
様々な、不運にあいながらも、素朴に前向きに生き続けていく叔父さんの姿が、精神すり減り気味の多くの若者の癒しになりました。
10、沉浸式
駐車場所を探していた男性が、路上で果物を売っていた、おばちゃんに場所を空けるよう注意したところ、逆に、おばちゃんから魔法のようなしぐさと掛け声で

「退退退」
と退けられた、動画がバズりました。
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こんにちは。中カツ!通信の野村です。

早めに、食べておけば陽性から逃げられたのだろうか‥‥
私は、結局、薬を飲まずに、通常の風邪レベルまで回復できました。


既に東京の薬局でも、中国に送るように大量購入する人がでてきており、Wechat内でも、薬の代理購入の申し込み用紙が回っているそうです。

「日本に一時帰国中の皆さん、今回のお土産は風邪薬が、非常に喜ばれそうですよ!」
前回も、紹介した感染者の予測値ミニプログラムによると

上海の12月23日の新規感染者数は、まだ100万人を超えているものの、1日あたりの感染者数ピークの山は越えたようです。
ただ累計数の人口比33.2%という数値は、自分の感覚に比べると、かなり少ないですね。私の周りだけみると倍は感染してる気が…

そして上海だけでなく、全国各地で同じような状況が起きていますので、
多くの人にとっての関心事は羊(Yang)から豚(zhu)に。※羊は陽(Yang)と、ブタは株(zhu)とそれぞれ同音です。
つまり今までの
「羊(コロナ陽(Yang)性)になるか、ならないか?」ではなく、
「いつ感染するか?どのような変異株(zhu)に感染するか?」



こんにちは。中カツ!通信の野村です。
その日は、唐突にやってきました。










「これは風邪薬じゃないんですか?」
と聞いてみると、
「それは、ノドの薬で、高熱には意味ないよ!」
と、またもや不機嫌そうな対応。
「明日とか、明後日とか直近の入荷される予定はいつですか?」
と聞いてみると
「(チェーン店の)倉庫にも在庫がないから、私だって、いつになるか分からないよ!」
とのこと。
売り切れになっているのは風邪薬、解熱剤だけではありません。

インフルエンサーに「コロナ対策グッズ」の中に、薬と一緒に自社の商品をSNSにアップする依頼をしおり

SNSで批判的にとりあげられます。


逃过疫情(コロナから逃れる)の逃げるを”桃”の字に変えるダジャレは、家族に桃を渡す時のオヤジギャクとしても使えそうです。
また次の表の薬と、桃の比較表もコロナの治療効果はないけど、
”美味しい、楽しい、水分補給、電解質補給は薬より勝っている”
と比較軸をずらして、
なんとなく
「どうせ薬は買えないから、桃でも買っておくか」
と果物を買う時に、桃を選ぶ人が増えていそうですね(笑)




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