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「中カツ!通信」は中華圏歴20年を超え、湖南省出身の妻と娘と上海で暮らす野村が「中国で勝ちたい人」のために、「日々ちょっと活力を得られる情報」を、お届けするブログです。
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こんにちは。中カツ!通信の野村です。
今年もゴールデンウィークが始まりましたね。
中国語では「五一労働節」や日本と同じく黄金週(ゴールデンウィーク)とも呼ばれます。
気持ちの良い季節、多くの上海住民が今までなら海外旅行、国内旅行、キャンプなどを楽しんでいたのに、今年は、いまだに封鎖中…
昨年は、ホテル代が値上がりするのが、不満だったのに、
中カツ!通信 第188号 猫も杓子もゴールド値上がりウィーク(2021年5月4日)
今年は、生活物資が値上がりすることに、文句を言うことになるなんて…
ネット掲示板の「知乎」の中の、
「ゴールデンウィークの休暇は、どう過ごす?」
というスレッドを見てみると、上海の人の回答は一目で分かります。

寝室日帰り旅行、
リビング日帰り旅行、
キッチン日帰り旅行、
ベランダ日帰り旅行、
トイレ日帰り旅行、
ちょうど5日間。休みが、もっとあっても行く場所がない。

エイプリルフール(4月1日の浦西封鎖が始まった日)から今日まで、PCR検査と箱舟(感染者隔離施設)の8日旅行以外で外出していません。6月1日の子供の日には、外に出てアイス買えるかなぁ…

上海に行って、休みを延ばす予定です(封鎖されて出てこれないから)
今年のゴールデンウィークは、上海封鎖により、コロナが理由で初めてフランス旅行に行けませんでした。 今までの年は、お金が無いのが理由でいけなかったけどね。
下に降りて小区(団地)内を歩くつもりです。長らく下に降りていない。
労働節の元々の起原は、過剰労働に対しての規制を求めるものです。ただ現在の上海では、飲食業をはじめとして働きたくても働けない人が少なくありません。
2年前の記事で
”1886年から約130年経った今も長時間労働の問題は無くなっておりませんが、AI、ロボットが更に進んだ130年後の2149年には「毎月8時間は労働させてくれ!」というデモが起きているかもしれません。”
なんて書いたのが、
第136回 5連休、上海の街に人は戻ったのか?(2020年5月2日)
まさか2年後には、コロナのせいで働きたくても、4月の労働時間が0になってしまう人が、こんなに多く出てしまうとは…
ただ、こんな中でも、悪知恵を働かせて儲けている人はいるわけです。
例えば、
「卵20個とカップ麺6つの値段が570元(約10,140円)で配達代は、配達されてから更に値上げで330元(約6,600円)」

「元手0円、運送費0円!政府支援物資を横領して自分の住民に販売!」

「タバコの転売で1日5万元(約100万円)の利益」

「9日間で3000万円の転売利益!(25万元(約500万円)で仕入れた食材が175万元(約3,500万円)」

「食品取扱実績のないペーパーカンパニーが工業用肉など品質の悪い食料も支援物資として政府に販売し460万元(約9,200万円)の粗利!」

なんていうニュースが、ストレスの溜まった上海住民の怒りに油を注いでいるわけです。
最近の注目を浴びている言葉として「国難財」があります。
上海のコロナによる都市封鎖という非常事態に乗じて、このように儲けることを「国難財」を稼いだなんて使われ方をします。
2020年の時も、需給が逼迫したマスクや消毒水を買い占めて、高値で転売するなんてことがありました。
マスクの時は、世界中で需要に対して、生産(供給)が足りなくなったので値段が高騰しました。
でも、今回の野菜、肉、タバコといった生活物資について考えてみると決して生産能力が、大幅に落ちたわけではありません。
もちろん上海の人達が、食べ盛りの高校生のように封鎖前に比べて2倍以上も食べるようになり需要が増えたわけでもありません。
そんな中で、
「常軌を逸した高粗利でも売れる仕組みとは?」
「儲けた人達は、どのようなことをしていたのか?」
を考えることは、今後、不運にも封鎖されるかもしれない人達だけでなく、通常時の今後のビジネスにも使えるかもしれませんよね?
まず、配達費約6,600円の例で考えてみると、早く物を運んでくれる人がいないので配達費が高騰したと考えると、理解はできます。
緊急で日本から中国に必要な部品を飛行機でハンドキャリーしてもらうということは、よく聞く話ですし合法的なビジネスとして成立しています。

https://www.tisk-f.jp/price.html
関空から上海でEMSで送れば1,500円のところをハンドキャリーだと13万円の費用になるのと、
通常はバイクで配達費500円のところが、封鎖状態だと6,600円に値上がりしたこと。
この2つの共通点としては、
「できるだけ早い時間で届けてほしい!そのためには、高いお金を出す」
という顧客を見つけられ、実際に早く配達する手段があれば、封鎖があろうがなかろうが商売として成立するということ。
タバコを500箱仕入れて、100元を上乗せして販売するというのも、仕入れ先から運んでくれる人が中々いないので、高くなるわけで、観光名所の車道のない山の売店で水が高いのと同じ原理ですね。
これは供給される物が減ったのではなくて、供給してくれる人が減ったことによる値段の高騰。
今回の場合、野菜を出荷する人からしても、運んでくれないと悪くなってしまうので、自身の在庫を優先的に運んでもらう(販売してもらう)ために普段より値下げして、渡しているかもしれません。
だから自身の販売単価は増加させても、仕入れ単価を増やさずにすみ、結果的に高い粗利を確保することができます。
こう考えると、生産と顧客を抑えているだけでなく、物を届ける流通を独占、寡占しておくことが利益の源泉になることが分かりますね。
今回の上海でも紙の通行証の偽装が発覚!なんてニュースがあったのも納得です。
次に、9日間で約3,000万円を儲けた事件をみてみると、
・違法に、他人の食品許可書を借りたネット店舗で、
・大量に仕入れた野菜、タマゴ、鶏、鴨等を高値で販売
と書いてありますので、直接の食料の生産者ではないようですし、約3,500万円の野菜を一人で大量に配達していたわけでもないようです、。
品質の悪い食料を支援物資用として政府に販売し460万元(約9,200万円)の粗利の件については、
・会社もない(ペーパーカンパニー)
・仕入れ先もない(まともな食材を用意できていない)
・資金もない(他の人から手当てしてもらっている)
など普通に考えたら無謀すぎるくらい、何も条件がない中でのビジネス参入です(笑)
じゃあ、彼らが何で、こんなことを実行したかって?
「品質や価格に関わらず、確実に売り込める(買ってくれる)と思える顧客がいたから」
今回のオミクロンでは、各家庭に運ばれてくる物資も感染源として懸念されています。
そのため、集団購入や政府支援物資の配給は、小区(団地)や街道(町内会くらいのレベル)という行政単位が大きな決定権を持っています。
そのために、
中カツ!通信 第238号 ロックダウン上海における戦い方は〇〇だ!
でも書いたように、いろんな関係者の取り分が値段にのっかっていくわけですね。
ひどいところになると元々、自分の管轄の住民に無料で配るようの政府物資を横領して、転売するなんていう地区まで出てくるわけです。
「何を買うにしても、自分から買わざる得ない顧客を囲い込んでいる」
わけですから、悪徳せぇるすまんとしては、笑いが止まりません、やりたい放題ですよね。
もちろん多くの既存業者は良心的な商売をしていました。
今回の国難で、信用を失うような商品や価格で、一度、大きく儲けるよりも、封鎖が終わり通常時になった後も儲け続けられるほうが大事だと考える企業が多かったということです。
実際に適正な価格や、一部には利益度外視で商品を提供している企業もありました。
一方で、このようなLTV(ライフタイムバリュー)を考える必要のない、
「一発、大きく儲けて逃げ切りだ!」
という考えの人達が、コネや悪知恵を悪用して上記のような公安局から逮捕されるような悪徳ビジネスをしてしまうわけですね。もちろん、単独犯でなく、上流から下流まで、いろんな利益関係者がいたことが予想されます。
法的には捕まっていなくても、ご近所ばかりが集まった住所部屋番号まで知られているチャットグループ内で、不誠実なことをして名指しで批判されたりしている例も何回も見かけました。
今後、同じ小区内で暮らしていくのに気まずいですよね。
昔なら、誰かを騙して信用を失っても、別の場所に逃げて、ほとぼりが冷めたころに、もう一度、やり直すのも可能でしたが、今では難しいです。
「人の噂も75日」どころか、SNS上には半永久的に残ってしまうことも考えると、信用を失うコストは、どんどん上がっています。
先ほど2つ挙げた悪徳商売を実現できる条件を見てみると
・物を届ける流通を独占、寡占しておくことが利益の源泉になる
・品質や価格に関わらず、確実に売り込める(買ってくれる)と思える顧客がいたから
ある地域において独占的に水道管や、電線を使用して電気、水を提供しているというのが当てはまります。
だからこそ民営独占企業が、電気代を、どんどん値上げなんてことにならないように公的機関が介入しているわけです。(もちろん公的機関に任せても適正価格とは限らないけど…)
今回の封鎖という非常事態では、水や電気以外でも、
小区という非常に小さな単位でも独占・寡占企業がでてしまえば、
物の値段は上がるし、量は足りないしという市場の失敗が起き、社会的に厚生損失が発生するということが、身に染みて分かりました。
ただ一企業としては、
・生産から流通まで寡占に近づくような参入障壁と
・相対的な品質や価格だけでなく、あなたから買いたい!と思ってくれるファン顧客を
増やしていくことが、日常でも非日常でも大事になってきますよね。
封鎖されている時の顧客心理としては、いつも以上に
「足元を見られているのでは?」
と不安になっています。
そんな時だからこそ、独占的な権限を悪用して短期的に暴利を儲けるよりも、顧客の信用を勝ち取り、顧客の心を独占して長期的に儲けられる活動をしていくべきですね!
欲望に飲み込まれて人の道を外れて
「ドーン!!!」
と、後で懲らしめられることにならないように、中カツ!通信も、皆さんの、
ココロのスキマを埋められ、クスっと笑えるコンテンツを、
コツコツと、お届けしていきたいと思います。
今回も、最後まで、お読みいただきありがとうございます!
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オッス!オラ野村!
上海のみんな元気してっか?
上海は愛称として
魔都っていうんだけど、今はコロナ
封鎖管理の
波が中々、終わんねぇってことで困っちまうよな。
今後は自分の小区(団地)の中でドラゴンボールじゃなくて、陽性者が出ない日が7つ集まると、部屋から出て団地内を歩き回れるっていう願いが叶うんだけど、そう簡単にはいかねぇ。

ドラゴンレーダーみたいなアプリでみると、自分の近くだけでも、こんなに反応がでちまう。一番近くて100m、2km以内で529件の感染だってさ。

陽性無しが14日集まると、小区(団地)の外にも出れるっていうんだけど、カリン塔に登るのと同じくらい難しそうだな。

ピッコロ大魔王でも、魔封波で炊飯器に入れて、お札をしておけば閉じ込められたのに、オミコロナ大魔王は、お店や小区に閉じ込めておふだを貼り付けても、PCR検査をするたびに、まだ増えてくる。

いったい、何号棟のポイポイカプセルの中に混ざっちまっているんだろう。

外に出れねぇのもつらいけど、食べ物が手に入らないってのは、それ以上にキツイぜ。
食材調達のために、6時前に早起きしてスマホで注文しようとするんだけど、注文がパンクしていて、買うのはかなり難しい。
ボタンを20分も連打し続けて、結局何も買えなかった一日なんて、
「精神と時の部屋」に入っているより長く感じちまうよ。
オラの家でも栽培マンを始めてみたけど、1週間で取れた小葱とニンニクの芽は1食で使い終わっちまう。仙豆と違って、全然、腹いっぱいにならねえぞ。


そんな時に、ありがてぇのは、やっぱり救援物資だ。
9日の20時に住民チャットグループに、こんなんワクワクする写真が流れてきて、

夜の24時近くにドアのピンポンが鳴って届けてくれたんだ。
これは仙豆たべたみたいに一気に心が回復したぞ。
本当に本当に遅くまで働いてくれている人に感謝だな!

しかも今回、山東省から届いたセットは、前回の3種盛りに比べてかなり豪華になってビックリだ!
中カツ!通信 第236号 上海ロックダウンでもロックンロール

SNSで他の人と比べて肉、魚、タマゴ、牛乳などないのは、ちょっと気になるけど、今の社会の風潮として、スーパーヤサイ人の方が「つえ~な」って感じがあるし、今回は嫁さんもSNSに写真投稿してたぞ。
でも野菜や食材をもらっても、普段は外食かデリバリーしかしてないから、家に調理器具が無くて困っている日本人もいるんだ。
ネットでなんでも買えるという時代に慣れちまっていたからな…
こんな時だからこそ生まれる近所づきあいもでてきている。
チャットグループを通じて、同じマンションの人と物々交換なんてのが起きているんだ。
オラの友達は、今まで話したことのない同じマンションの日本人の人が困っていたんでフライパンと油をあげたら、代わりにウィスキーを一本もらったってさ。
中国の人同士でも、スマホが苦手なお年寄りのために、若者が食料を購入してあげて、そのお金は他の人が払ってあげるとか、自分の家に余分にある食材を配ってあげたりという、いい話もたくさんSNSにでてきている。
オラの家も嫁さんのおかげでコーヒー、菓子パンセットもらったり、弁当作って上げたりしているぞ。
もちろん、いい話ばかりだけじゃねぇ。
日本でも報道されているような、やべぇ状態に追い込まれている人達の悲痛な話も、SNSには、たくさん投稿されている。
ただ大都会、上海で隣近所との人間関係が希薄になっている中で、今回の封鎖をきっかけに
「オラ達に元気(食料)を分けてくれ!」
「あの人たちに元気を分けてあげてくれ!」
と言い合える関係が、どんどんと増えてきている。
中国語の挨拶として
「吃饭了吗?」(ごはん食べましたか?)
が、使われるのは、食料を得るのが困難だった時の、声掛けの習慣が残っているからと言われるが、今まで実際に挨拶として使ったことや聞かれたことは、ほとんどなかった。
ところが、この10日間で本当に挨拶として定着してきてしまっているぞ。
こんな状態が続くと本当に
「この子が食料に困りませんように」
って、孫悟飯なんていう子供の名前が流行っちまうかもしれねー
今、考えると最初のピッコロ大魔王なんて、強くない敵だった。
そこからサイヤ人がきて、フリーザ、セル、魔人ブウと強くなるように
コロナも新型コロナ、デルタ、オミクロン(←今この間→)オミクロンXE、そしてもっとヤベーのが出てくる可能性もある。
だからこそ、まずは自分と家族の身は最優先で守りつつも、皆で力を合わせていくのが大事だ。
そして一番、ヤベーのは、恐怖を煽るようなデマに乗せられてしまうことや自分自身が拡散してしまうことだ。
微博では4月8日までに合計で1921のアカウント、4万件以上の投稿が規則違反のデマということで処理されているぞ。
だからオラもドラゴンボールで神龍よびだせればコロナが解決するなんてことは、ぜってえ書かねえ。
特に日本人の皆は自分のWechatに回ってきた刺激的な動画をむやみやたらに転送するような行動は封じてくれよな。
下に書いてあるような情報は既にデマ認定されているから気をつけてな。

特に、誰かの批判系は注意したほうがいい。
実際の結果はともかくとして、寝る間を惜しんで頑張ってくれているのは事実だ。
10日、11日のPCR検査の結果を受けて来週以降は、防范区に分類される小区(団地)も出てくる。防范区ではスーパーやコンビニの営業も条件付きで再開される。
そうなれば、食料調達(配達)の問題も緩和され、生活に対する不安は必ず解消される。
だからこそ、怒りや不安にのまれてスーパーサイヤ人になっちまいそうなときは、漫画やアニメでも観ながらリラックスしてくれよな。
中国のみんなは爱奇艺で龙珠と検索すればドラゴンボールも見れっぞ

ちなみに機動戦士ガンダムは、同じく爱奇艺で机动战士高达で検索すれば、でてくるぞ!
ただ次回予告のときの
「君は生き延びることができるか」
というセリフが、ちょっと今の上海ではリアルで現実に引き戻されるから注意な。
オラも封鎖が長引いた影響か今日の文体はチャレンジしすぎていて、どんなコメントがくるか、ちょっとこえー。
でも、今回に限って誰からもメッセージがないのは、もっとこえーから、みんなのお便りまってるぞ!
来週は、まともな中カツ!通信にもどすから、絶対みてくれよな!
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部屋に籠って4日目。最近、窓の外側の汚れが気になります。

現在、日本のニュースでも頻繁に取り上げられているので、ご存知の方も多いと思います。上海は現在ロックダウン中です。
先週の記事配信した夜に、
中カツ!通信 第235号 ゼロコロナ政策の上海で高騰、売切れ続出の意外な〇〇とは!
上海を2つに分けて、4日(96時間)ずつ順番に、都市封鎖を行うとの発表。 上海版 ロックンロール(Lock & Roll)ですね。
浦東で3月28日‐4月1日
浦西で4月1日‐4月5日
の予定に対して27日の晩に
「数時間後から封鎖するよ」
なんてクール(というか冷たい)発表を受けて浦東では、最後の買いだめラッシュが起こり、おばちゃん同士が野菜を争って叩き合うなんていうハードな動画もチラホラ。
「世界の経済都市である上海を封鎖することはないでしょ~」
という見方が大方だっただけに、かなりの衝撃が走りました。
今までもマンションやオフィスの一棟、もしくはマンションエリア全体(小区)単位での封鎖隔離は、ありました。
その時は、封鎖外のインフラやサービスは動いているので、ネットショッピングもできれば、日本食やコーヒーだってデリバリーできます。
今回は医療、一部の食品など社会インフラを支える仕事以外は全て活動停止になるので、レストランもだめですし、コンビニだってお休みです。地下鉄もバスも休止です。
お札がはがされる頃には賞味期限切れてしまっているであろうパンのことなど心配している余裕もありません。

私の住んでいる浦西は4月1日の夜明け前からの封鎖スタートにも関わらず、事務所の1つは31日の15時には全員退勤するように通知が出され、17時には先ほどのコンビニも含め街中の店も、ほぼ閉まっておりました。
一店だけ、封鎖された自店の前で八百屋さんが販売していました。
ただ、お客さんは少なく、値段も、まだ高いままなのでコンサートが始まった後のダフ屋のように、このままだと売れ残ってしまうのではと心配です。

妻に買う必要があるか電話してみると
即答で
「いらない。私たちの地区にも政府からの救援物資の大礼包(豪華なセット)が、今夜配られるYO」
と、朝の野菜が足りないかもと不機嫌だったときから一転して、ご機嫌。
確かに、自宅の小区に入るとコンサートグッズのようにおそろいのカラーの配給の準備がされていました。


今までも封鎖をされている家庭向けに地区ごとに、食材の詰め合わせが配給されているというのはSNSで知っていました。
政府への感謝と同時に
「こんなに、もらっちゃったよ!イェーィ!」
というSNSで自分の福袋の中身を見せびらかすノリで次々と写真がアップされていきます。

野菜、キノコ、果物、鶏肉、豚肉、お菓子、漢方薬まで含めて本当に各地区でバラバラですよね。
最初は、もらえるだけで感謝をしていたのに、SNSで他の人と比較しだすと
「あそこの街道(町内会)はお金持ちだから中身が豪華だとか」
妬みがでてきます。
また、さすがマンションオーナーが多い上海、自分の推しマンが恥をかかないよう
「救援物資が貧弱だと自分の地区の地価相場が下がりかねない。自分が購入したものも紛れ込ませ救援物資の写真をとってSNSにあげよう」
というスローガンのもと投稿がされていました。
バレェ教室のママ友がアップしていた写真。

家に高級酒の茅台(白酒)が5本もあるんですね。どこに住んでいるかは知りませんが、この人が金持ちなのは再確認できました…
そして我が家に届いた大礼包の中身はコレ!


カーリングの岩のような異様にでかいキャベツ、
かなり長めのニンジン、
普通サイズの鶏の胸肉
(※トマトジュースは大きさ比較のために置いただけで配給品ではありません。マンションも自分のでないし下がったら家賃も安くなるかも)
キャベツは中国語で包菜とも言いますので、まさに大礼包...
SNSで48以上の救援物資の写真を見た中で間違いなく我が家のキャベツ(包菜)が一番大きいです!
こんな大きいキャベツを1000戸以上に配ったのか?が気になってボランティアの人に後から聞いてみると、私たちの小区は救援物資として届いた各種の食材を現地で袋に分けていったので、各家庭がもらっているモノがバラバラの福袋状態だったとのこと。
しかも各家庭に届ける前に、自分から降りてきて袋を選んでいったおばちゃんもいるので、一番奥の棟の我が家には個性的なプレゼントが残ったようですね。
隔離生活が始まってから4日目、キャベツも、やっと完食したところで今まで家の外にでれた時間は合計15分間。
1日目と4日目のPCR検査の時だけです。
このPCRもできるだけ接触をさせないようにマンションの各棟、各階で細かく時間管理がされています。

封鎖中2回目となる今日のPCRは、早い人は6時から開始です。
これらの連絡は封鎖前日に作られた各家庭の代表者1名が参加するチャットグループの中で行われます。
このチャットグループではPCR時間の通知以外にも、
・ゴミの回収時間(家の前に出しておけば持っていってくれる)
・自分が購入した食品を持ってきてくれる時間(団地の入り口から家までのラスト1マイル)
・自主抗体検査キットの配布と連絡
・住民からの質問への回答
といったコミュニケーションに使われます。
妻が仲良くしているマンションの清掃管理をしている王さんは、今回の非常事態に簡易ベッドしかないマンションの管理事務所に急遽泊まり込みで対応です。家では面倒を見る人がいないので、しかたなく小学生になる娘も連れて…
4日間の泊まり込み対応しなければいけないことはギリギリで決まったらしく、カップラーメン以外は準備もあまりできず政府の配給品も住民に配り終わった後は野菜が残っていないという状態。
「あのキャベツを半分にすれば、良かったのに!」
という私のツッコミを無視して、封鎖2日目の夜に、このことを知った妻は早速、明日の昼の2人分の温かいお弁当の準備です。
既に夜なものの先に5リットルの水と娘さん用に、私のロックダウン スナックコレクションの約半分が献上されることに…

いやぁ、身近にあれば、ついつい食べて太るので、昼間は一人で寂しい思いをしている娘さんに少しでも喜んで頂ければ本望ですよ!
「あの新発売のお菓子だけは、一口試してみたかったなぁ…」
とかの未練は全然なかったですね!本当に…
王さん以外にも多くの方が無償のボランティアで休みなく働いてくれているおかげで家の窓から外を眺めているだけでも生活できるのですから本当に感謝です。
そしてボランティアや支援は上海市内だけにとどまりません。
既に全国から2万名上の医療関係を含む救援者が上海に駆けつけています。


もちろん、これだけの大規模な救援があるのは、上海が中国にとって最重要拠点の1つであることを意味すると同時に、上海だけのリソースでは楽観視できない事態まで追い込まれていることも意味します。
中カツ!通信では紹介しませんが、住民と管理側でのいざこざや、緊急体制のため通常の医療体制が利用できないといった、様々な大小のひずみも発生しています。
五里霧中とは現状が分からず、手探りで進もうとしているさまを表現しています。
4月4日本日は再度、全上海で約2500万人のPCR検査が行われています。
このロックダウン状況下での全住民一斉PCR検査により、
六里霧中(ロックに夢中)の霧が晴れて、部分的な開放と経済活動の再始動がされていくと期待しています。
多くの友人、知人も現在上海で隔離中です。しかも96時間の封鎖前から隔離中かつ今回も開放とならず、終わることないアンコール。 ロックがローリングしている人も少なくないです。
ストレス発散法の一つに大きな声を出すことがあります。
実際に住民が窓を開けて皆で大きな声で励まし合っているマンションの動画をSNSで見ました。
音楽を聴いて、お酒を飲んで無口でいるよりも、窓を開けて大きな声で歌ってみるのもいいかもしれませんね。
有名な曲なら、他の人も乱入して合唱になりますので一気に盛上れる可能性大です!
様々な大きな影響を国内外にもたらしている上海のロックダウンは、
すでに世界をあっと言わせているのかもしれません。
ここから先は、良い意味で
We(上海) Will Rock You(世界)!
となるようなオミクロンの対応事例と結果がでるといいですね!
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
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上海でも桜が奇麗な季節になってきました。

自宅近くの公園でも日曜の朝8時からたくさんの人が集まっています。
ただし、この公園に集まった人の目的は、お花見ではありません。

この大きな建物は病院。そうPRC検査を受けるために行列を作っているのでした。
小さくない公園はPCRを並ぶ人のためにのみ開放されているのです。
公園の中は通路が細かく区切られており1000人以上が並べるようになっています。

3月12日の中カツ!通信で上海の幼稚園を含む学生が一斉にPCR検査を行ったことを紹介しました。
中カツ!通信 第233号 ウクライナ、オミクロンよりも怖いリスクとは?
翌週末18‐20日には、更に大規模に大人を含む3千万件のPCR検査を実施。
21日には、この3千万件の結果として、24名の新規感染者+734名の無症状感染者が発表されました。
この2つを足した感染率は、0.0025%

≪3月26日のNHK特設サイト新型コロナウイルスより≫
日本の3月25日時点での都道府県別、直近1週間感染者数と同じ、人口10万人あたりに換算すると 3.05人(※上海人口2487.09万人で計算)
日本で最も少ない島根県の更に約24分の1です。
21日に、この数値を見たときは、
「これで、来週には、また自由に外出、外食できる日が戻ってくるぞ!」
と喜んだものでした…
ところが、この予想が実現するのは、もう少し時間がかかりそうです。
この1週間で開花したのは桜だけでなく、感染者も大幅に増加してしまいました。(と言っても、1週間10万人あたり41.30人で日本の各県と比べたら圧倒的に少ないです)

ただ今まできわめて”0”に近かった上海としては一大事。
今週末の上海では重点地域は外部のPCR検査、そうでない地域は各自が自主検査ということで、各家庭やオフィスに人数分のキットが配られ、その結果を報告するように通知が出ました。


自分でグリグリして、結果が出るまでは緊張の時間です。
無事に陰性だったので、喜んで証拠写真をとって提出しようとしたものの、
「陽性じゃなければ、特に証拠を提出する必要はない」
とのこと…
「今回は何故に、こんなに性善説なんだ?陽性を隠す人いたら、大丈夫か?」
と、さっきまで自分が、
「陽性が出てしまったら何か良い方法あるか?」
と考えていただけに逆に不安になってきます。
週末の結果が翌月曜の28日には発表されると思います。
増えすぎていても、逆に全く増えなくても心配ですね…
私は幸運なことに、まだ自宅隔離はされておらず重点地域ではないものの、オフィスビルに入るためには5日以内のPCR検査の陰性証明が必要なので、今朝は自主的なPCR検査になります。
一方で同僚の中には自宅マンションが、10日以上封鎖されている人もいます。
感染者の濃密接触者が同じ棟にいた場合に2+12という隔離措置がとられます。
2は2日(48時間)の完全封鎖で家から出ることができず、マンションの入り口には24時間体制で見張りがつきます。
この48時間の間に複数回のPCR検査が行われ、陽性がでなければ次の12の段階に移行します。
12は12日で健康管理期間で不要不急の場合は外出しないでくださいということなので、外出できる可能性が残されております。
ところが少なくない同僚や友人が
2+2+2+2+‥‥
という最初の2日(48時間)が終わりそうになると、次の2日の完全封鎖の通知が来て、結局出られないというのを繰り返しています。
なので、同僚に出勤できそう?と聞くと
「すいません、まだ无限循环(無限ループ)から抜けられません。明日から新しい2の始まりです…」
なんていう答えが返ってきます。
ヴィクトール・E・フランクル『夜と霧』の一節が思い出されます。
「ある収容所は1944年のクリスマスと1945年の新年の間の週に、かつてないほどの大量の死者を出した。この大量死の原因は、多くの被収容者が、クリスマスには家に帰れるという、ありきたりの素朴な希望にすがっていたことに求められる、というのだ。」
周りに無限ループの人がいたら
「あと48時間たてば出れるよ!だから、それまで頑張れ!」
という声がけでなく、
「必ず出れる時が来るから、それまで心身の健康に気をつけてな!」
が良いのかもしれませんね。
「でも、外出しないで食材調達大丈夫なの?」
という質問に今まででしたら
「上海はスマホがあれば、なんでもデリバリーできる!」
と答えていたのが、この10日間はそうでもなくなってきました…
特に影響を受けているのが野菜。
ネットで出回っている、この写真を見ると、野菜がどれくらい貴重品になっているかを感じて頂けると思います(笑)



SNS上には、普段の5倍以上の値段になっている野菜の写真などが次々と投稿されています。豚肉よりも野菜の方が高くなってしまったなんていうコメントも。

この野菜価格高騰の理由として
・上海の多くの大きな野菜市場がコロナの影響で閉鎖中で流通量が減った。
・中国の南の地方で採れる野菜が寒波の影響で流通量が減った。
・中国の北の野菜の生産地もコロナの影響で流通量が減った。
などが挙げられています。
また、必要以上に便乗値上げをしているところもあったり…

上海高島屋の棚で野菜を販売していた業者には、さっそく市場監督管理局の調査が入り10万元の罰金命令が出ました。
それにしても、この値段でも買う人がいるんだから高島屋は、お金持ちのお客様を抱えているんですね。

そして、市場監督管理局から大手小売企業に対して白菜は6元/kgを超えないように等の正常な範囲での野菜供給をするようにとの面談が行われたとのこと。
近くのスーパーでは野菜の品ぞろえは少なかったものの、常識の範囲内での値上がりで販売されていました。


以前紹介した钱大妈は、朝から野菜も豊富にあり、たくさんの人が。
今は、お店の特徴の毎日の半額セールまで野菜は残らないでしょうね…
中カツ!通信 第207回 1年で約1500店舗出店、やり手の「銭おばさん」钱大妈とは?

ただ、私のように外出できる人はよいものの、問題なのは隔離されていて動けない人や、外出したくない人。
団地ごと隔離されているところでは、門の前まで野菜を売りに来てくれる人がいたり


政府からも各家庭に食料が配給されたりしております。


そして私の妻は外出制限はないもののコロナ感染を恐れて、外出をせずにネットで食材を買っております。(というより普段もネットで買ってます)
ただ、ここでも大きな影響を受けています。
いつでも、どこでも買えるのがネットのよさだったのが、今では朝6時に目覚ましで起きて買っているのです。
というのも野菜があっても、デリバリーする人がいないので、すぐに予約が埋まってしまうから。
なので、予約が開始される時間に起きて直ぐに選んで、配達時間を指定するというのが日課になっています。
他にもECプラットフォームごとに注文開始時間が異なっており、プラットフォームごとの攻略法なんていう記事も上海市政府管轄のアカウントから発表されています。

デリバリーをするには48時間以内のPCR検査陰性証明が求められておりますし自身が陰性でも住まいが隔離されて出勤できない人もいます。
今朝のPCR検査でも何人ものデリバリーの人をみかけました。

また配達効率を上げるために野菜の抱き合わせ販売も行われております。

野菜が値上がりしている中で、団地の中に自生している食べれる植物が摘み取られているなんていう投稿も。おばちゃん、たくましい!(笑)

今回の件で、団地(小区)の緑化計画の一部は野菜を植えるべきだなんていう声も実際に上がってきています。
こんなに野菜が注目されるなんて、私自身も初めての経験です。
「パンがないなら、お菓子を食べればよい」とは言えても、
「野菜がないならお肉をたべればいいじゃない」
というのは、栄養素が違うから、かなり無理な気がしますよね…
だったら、元カゴメ社員として言いたいのは
「野菜が買えないなら、野菜ジュースを飲めばよい!」

今までは割高に感じていた10元/本近い値段も、本物の野菜の高騰で、割安感が出てきました!
カゴメのトマトジュースも好きですが、この野菜高騰時期は
抱き合わせ販売野菜の種類より多い16種類の「野菜一日これ一本」が更にお得感あります!
この上海のコロナの状況も、厳格な管理体制も、野菜の高騰も必ず終わりが来ます。
その時が来る日を、トマトジュースでも飲みながら、焦らず、ちょっ とまと うではありませんか。
野菜だけでなくダジャレもストレスに効くらしいですよ。
ただし野菜と違って無料だからと連発しすぎると、周りにストレスを与えるので、「ダジャレ一日これ一個」くらいがよさそうですね。
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
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今年も3月15日がやってきました。
3月14日ホワイトデーが花やお菓子などギフト業者にとっての商戦であり、告白をするカップルたちにとって甘酸っぱい日ならば、
3月15日は全国のブラックな企業にとっては告発されるのではと戦々恐々の苦渋な日であります。
そう、3月15日は消費者権益日でありCCTVで特番が放映される日でもあります。 今年も豪華なセットです。

各国の名前が刻まれたプレートの真ん中に、トーチがはめ込まれた、北京冬季オリンピックの聖火台を少し彷彿させます。


ただ、315の周りの赤いプレートに書かれている白い文字は、国名ではなく、これから血祭りにあげられ灰のように白くなる企業名でもありません。

拡大してみると「放心」(安心)や「権益」など消費者権益に関わる単語でしたね…
消費者権益日の説明や過去の特番で不正を暴露された企業について、ご興味がある方は、下記の記事をご参考下さい。
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2021年
中カツ!通信 第182号 日系企業も標的に。新人社員が実は密偵?!不正暴露番組315
2020年
中カツ!通信 第147号 あなたの企業は大丈夫?消費者に代わっておしおきよ
2019年
http://chuukatsu.blog.shinobi.jp/shichang/315
+++++++++++++++++++++++++
さて、世相を反映するともいわれている315。
去年はインフィニティ(日産)、一昨年はバーガーキング、以前は無印良品、スターバックス、アップルなど多くの外資系企業が取り上げられて批判を浴びておりました。
今年は、なんと日系企業が取り上げられなかっただけでなく、外資系企業は1社も登場しませんでした。
では、今年の告発ラインナップ全13個の概要を見ていきましょう。
1、女性ライバーだと思ってチャットしてたら実はおっさんだった。おっさんからの甘い言葉に、そそのかされてライブ内で貢いでた。

2、身分も撮影場所も商品も嘘だらけ。高級ヒスイと偽って安物をライブコマースで販売

3、ネット上の評価、口コミ、質問を自作自演で捏造。企業への悪い評価も不正に書き換え、修正を行う業者

4、無料Wifiを見つけるというアプリがWifiも繋がらないし、実は個人情報を不正に収集問題

5、学校付近の小学生向けに、当たりが少ない現金くじを販売する文具店

6、カップラーメンの人気の具でもある漬物(酸菜)が土足、タバコの吸い殻、木の枝、混入しまくりという衛生基準からほど遠い環境で作られていた

7、サツマイモで作られているはずの春雨の原材料は、実はもっと安い別の粉で作られていた。

8、ソフトをダウンロードしようとすると、余計なソフトや広告まで強制的にダウンロードさせられるダウンロードツール。

9、ネットで調べていた内容についてタイミングよくかかってくる迷惑電話。自身の携帯番号と閲覧したサイトのビッグデータが紐づけれら、業者に営業リストとして提供されている。

10、安物の子供向けスマートウォッチはOSのバージョンが低く、子供の一挙一道が盗聴、盗撮されてしまう可能性が。

11、電動バイクの速度リミッターの不正解除

12、国家基準に満たない粗悪な電線は電気効率が悪いだけでなく安全性も問題。

13、未経験者が数日の研修で美容整形の施術者に。根拠のないライセンスで医療被害者が続出。

これらに関係した企業32社は、既に企業工商情報サイトがリストアップしており、直ぐに所在地や連絡先が見れるようになっております。

この13個の中で今年一番、世間から注目を集めたのは6、酸菜の問題でしょう。
この酸菜を製造ししていた插旗菜業から仕入れていたインスタントラーメントップメーカーの康师傅は

直ぐに謝罪文を出し、取引を一切停止することを発表しました。
同じく大手メーカーの統一は
「この插旗菜業とは、すでに5年間取引がない」
としたうえで、同じく衛生状態が悪いと取り上げられていた湖南锦瑞公司から仕入れていた商品は全て封鎖し、当局の検査に協力しますとの声明文を発表しております。
それ以外に酸菜を使ったメニューがある
今麦郎、白象などのインスタント麺メーカーは今回、告発された企業とは取引がなかったことを声明しています。
白象にいたってはSNSの微博のコメント欄に一言だけ
「没合作,放心吃,身正不怕影子斜」
「仕入れてません。安心して食べてください。自分の行いが正しければ他人にとやかく言われても怖くない」
この白象の言葉、徹底的な管理をしている自信の表れともとれます。
ここから酸菜の他の業者も調査が入るでしょうから、後からこの言葉を撤回するような事態にならなければいいですね…
插旗菜業には放映された、当日から捜査が入ります。



315は、ただのCCTV(中央TV局)というメディアによるスクープでなく
・最高裁
・最高人民検察院
・公安部
・商務部
と連動した企画なので放映と同時に立ち入り捜査ということが可能なんですね。
插旗菜業の董事長も翌日の取材で謝罪してました。

今回、この酸菜が特に注目を浴びたのは、
・食品衛生という誰もが関心を持つ問題であったこと
・輸出用は厳しい基準で生産されていたのに、国内用は基準を満たさない商品であったこと
(しかも理由が、ばれたときの罰金が輸出用は10万元に対して、中国国内用は1,000~2,000元と安いからとの発言あり)
・別の関係者へのインタビューで弱者への同情を誘うような内容が更に炎上
この最後の炎上インタビューを少し補足すると
「この伝統的な、やり方で数十年やってきている。地場産業数十万人の農民が、これで生活をしている。壊滅的な打撃を受ける」
との発言に対してSNS上では
「今まで数億人の食品安全の問題をないがしろにしてきて、数十万人がどうした?」
「足で踏むという伝統的な製法は、昔はそれしか方法がなかっただけで、今は衛生的な方法はいくらでもある」
など更に批判的な意見が集まってしまう結果になりました。
実際に多くの小売店では既に該当する商品を棚からおろしております。
そもそも上海ではプチ隔離が頻発しておりカップラーメンは売り切れになっている店が多い中、会社近くの日用雑貨店にはかろうじて2袋だけ売れ残ってましたが、このまま売れ残りそうですね…

私自身は、今回の自家製の酸菜を作っていた農民の人達は可哀そうだなぁと思ってしまいました。
基準があることを知らないでやっている人も多いと思うので、これからは衛生基準に合致するよいものを作って名誉も収入も挽回してほしいですね。
そして私が今回の315で一番興味を持ったのは、
1、女性ライバーだと思ってチャットしてたら実はおっさんだった。おっさんからの甘い言葉に、そそのかされてライブ内で貢いでた。
ライブの中でファンからされる投げ銭は、プラットフォームが半分、ライブのマネジメント会社が25%、そして残りの25%を実際にライブを行うライバーと、そのアシスタントで配分とのこと。

この美女ライバーのアシスタントが、美女ライバーに成り代わってチャットでファンとコミュニケ――ションをする内容というのは
「おはよう」「おやすみ」だけでなく、相手の話も聞きながら、それに適した気の利いた返信もしていきます。もちろん様々な状況を想定したトークスクリプトが準備されています。
そして
「老公、我爱你!」(あなた、大好きよ!)
「今日のライブも来てね、そしてプレゼントしてね!」
というようなメッセージを、せっせと送るのです。
携帯画面の向こうの視聴者は、美女ライバーが直接自分にだけメッセージをくれていると信じている(信じたい)ので、

まさか、こんな鼻くそほじくりながら自分と年の変わらない男性が送ってきたメッセージに胸キュンしていたなんて悪夢でしょうね。
「搾り取れるだけ、搾り取ってやろうぜ」
という、この男性たちの会話も放映されており、明らかに悪役として際立たせる編集がされています。
もちろん、女性ライバーの身分でチャットしていたこと、もっとプレゼントをさせようとしていたことは倫理的には問題だと思いますが、法律的には、どこまで処罰できるのでしょう?
例えばアイドルや芸能人のSNSを本人ではなくマネージャーや別の人が投稿、返信しているのは日本でも、半ば常識ですよね?
それで騙されたという被害で法律的には訴えられるのですかね?
この男性が女性ライバーの許可なく身分を語って、ライブ配信プラットフォーム以外で、何らかの理由をつけ、お金を受取っていたら、それは明らかに詐欺だと思います。
ただ、男性のチャットの目的は、あくまでライブプラットフォームへの誘導であって、実際にライブ配信をしている女性ライバーにユーザーが主体的に投げ銭を支払っているのは合法行為に思えます。
もし、鼻くそ男性のチャット対応ではなく、女性ライバー本人が寝る間を惜しんで心を込めてチャットしていたならば、際限なく貢がせるような行為は問題とならないのでしょうか?
それも問題だとするなら、有名アイドルのグッズを借金して買っているファンなんてたくさんいますから、
人の理性を狂わせて消費させるものは
・本物のアイドルだろうが、
・アーティストであろうが、
・玩具であろうが、
・骨董品であろうが
消費者の権益を侵害するものになってしまいます…
もちろん1人の消費者だけではなく、社会の総和としての消費者への影響を考慮して、
「果たして問題なのか?」
が判断されると思います。
ただ今回の315で告発された例は、
「氷山の一角」であると同時に「程度が極端な象徴」ではないかと思います。
毎日の生活の中で、自身が被害者としての危険にさらされていると、常に思いながら暮らしていくのもストレスですよね。未来の基準から、今の我々消費者をみたら
「2022年の消費者は、こんな劣悪な環境で被害にあっていた」
なんて報道を目にする日が来るかもしれません。
この13テーマで取り上げられた、企業の同業者の多くは、法律と倫理観に沿って誠実に商売をしていると思いますし、彼らへの風評被害や過度な規制が追加されなければいいと思います。
ちなみに、私自身
「中カツ!通信って、本当に自分で書いているんですか?」
というのは、よく聞かれます…
告発される前に、告白しておくと
”オッサンが書いてるフリをして、実際は美女ライターが書いている”
”オッサンが書いているフリをして、若いイケメンが書いている”
なんていうオチは、ありません(笑)
インスタント麺の白象のSNSの言葉にあったように
身正不怕影子斜ですね。
ただ中カツ!読者の皆様を愛する気持ちは、女性ライバーにも負けません、
「老公、老婆 !爱你们 (づ ̄3 ̄)づ╭❤~」
ということで、今回のWechatの記事の投げ銭がどれくらい増えるか楽しみです(笑)
美女アシスタントをやとって、私のフリをして皆さんとチャット対応して投げ銭が増えるかも試してみようかなぁ(笑)
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
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