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「中カツ!通信」は中華圏歴20年を超え、湖南省出身の妻と娘と上海で暮らす野村が「中国で勝ちたい人」のために、「日々ちょっと活力を得られる情報」を、お届けするブログです。
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こんにちは中カツ!通信の野村です。
中国の都市部で暮らしていて欠かせないものといえば配車アプリ
行き先を入力してボタンを押せば、運転手に行き先を伝える必要もなく効率的な経路を示してくれるのでボッタくられる可能性が低く中国語が苦手な人にとっても欠かせないアプリです。
しかもビッグデータの活用で、だいたい何分後に車がつかまり、どれくらいの時間で到着できそうかも示してくれ、時間も効率的に使うことができます。

また呼びたい車のランクも複数選択することができ、その時の状況にあわせて、

「お客様と一緒だから、いい車を呼ぼう」
「急いでいるから全部選択して早く配車してもらおう」
「安くしたいから、乗り合いにしよう」
と選べるのが便利です。
金曜の夜に飲食店の多い地域だと、なかなか捕まらないので全部選択したら8人乗りの大きい車が来て、運転手さんに「一人ですか?」と聞かれるなんてことも…
最近、名門の復旦大学MBAで教鞭をとる孫教授による面白い調査結果が発表されました。
疯狂教授带队打了800多趟车,发现了什么秘密?https://mp.weixin.qq.com/s/G2VzL9QJJU4Acsl8VvtGhw
その中で目を引いたのが、
「iphoneユーザーは料金が高いランクの車を配車される可能性が高い」
というもの。早く車をつかまえたいので同時に複数のランクの車を選択した時に他の携帯に比べて料金が高い車が配車される可能性が高く、iphone以外の携帯でも値段が高い携帯ほど、料金が高い車がマッチングされる可能性が高いというのです。
孫教授は文章の中で、iphoneユーザーは、その他の携帯より高いお金を払わされている可能性があることを「アップル税」という言葉で表現しております。
今回の場合、「料金が高い車でもいいから早く配車して」という選択をユーザーがしているので不正には当たらないと思うのですが、実は2018年には不当な「アップル税」とも言える報道がされたことがありました。

(写真はネットから転載)
同じ時間に、同じ場所から、同じ目的地へ配車をしようとしたところ予想料金がアップルの方が高いということで、「人をみて値段を釣り上げている」と批判がおこり人民日報までが、「法的に許される行為ではない」と言及しました。
また、このiphoneとそれ以外の携帯の価格差についてクレームをいれたユーザーに対してDIDIのカスタマーサポートが
「アップルに費用を支払う必要があるので高いんです」
と、回答をしてしまったのです。
確かにアップルは音楽配信など実体のないサービスには一定の費用を徴収しているものの、配車などに関しては徴収していないため、この誤回答で更に炎上してしまうという結果に。
そこから是正されているとはいえ、今回の場合も確かに足元を見られているようでiphoneユーザーとしては気分がよくないかもしれませんね。
ビッグデータによる最適化というと耳ざわりがよいですが、
「お金をとれる人からは多くとります」
というのは、ビジネスの真理でもあります。
もちろん不当に値段を変えるということでなく、より価値を感じてもらうために、より多く使ってもらうための工夫をしなければ継続的なビジネスにはならないのは言うまでもありません。
店舗での接客の際に、プロはお客様の腕時計をみて、お薦めする商品の価格帯を決めるなんて言われてましたが、今ではその情報が携帯や行動履歴などより多角的に豊富になりビッグデータと呼ばれるようになっただけ。
今までと違うのは情報が早く広く伝わってしまうので、自分が損した気分になる情報を目にしてしまう機会が圧倒的に増えてしまったこと。
SNSをよく見る人は、まぶしい他人と比べて不幸を感じやすいと言われるようにデータが豊富にありすぎるのも一長一短です。
孫教授の研究報告の中で、もう一つ驚いたことがあります。
上海において車をつかまえたい時に
待ち時間が最も短いのは
「手を上げて流しのタクシーをつかまえること」

今回、調査が行われた5都市のうち北京を除く4都市で扬招(手を挙げてタクシーをとめる)が待ち時間が最も短いという結果だったそうです。
一時期の
「空車にみえるけど、どうせ誰かに予約されているんだろうから止まりやしないしてを上げるだけ無駄だよ」
という状況から変わってきているのです。
携帯の中のビッグデータの予測を覗き込んでいるうちに、意外と目の前にチャンスが通り過ぎているのは中国ビジネスも同じかもしれませんね。
手を挙げて先んじて時代の車に乗り、成功の道を走り続けるのがチャイナドリーム。
その第一歩として?今度の飲み会の後は、他のアプリ配車の人よりも先に車に乗るために手を挙げてタクシーを止めてみたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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こんにちは中カツ!通信の野村です。
そして、2021年二回目の
Happy 牛(niu) Year!
ウシ年が正式に始まったということで、大みそか恒例の番組、CCTVが放送する春晩でも、ウシ年の歌手が一緒に合唱したり、牛のロボットが一緒にダンスしたりとモーこれでもかというウシ推しでした。

この60体のウシのロボットなのですが、200の動作を学習しており舞台で踊れるだけでなく、休憩時間は衣装を脱いでお弁当を出演者に届ける仕事も担っていたとのこと

芸能界ではメイクをとったら本人と見分けがつかなくなるといいますが衣装を脱いだらモー、ウシ?と種族自体が見分けがつかなくなります。

来年は同じ4足歩行の寅年でありますので、芸名と衣装を変えて再登場している可能性も高いですね。
この可愛らしいロボットたちの名前は「犇」といいます。
牛が3つで音読みではホン、訓読みでは「犇(ひし)めく」と使い
押し合ってさわぎたてる
様子を表します。ギュウギュウの状態と覚えるとテストの時にすぐに思い出せそうですね。
訓読みは他にも犇(はし)るとあり、奔走の「奔」が類似語だそうです。
春晩以外の春節の風物詩といえば民族大移動です。
中カツ!通信 第172号 ワクチン無料で、あの正月に戻れるのか?
で、紹介したように今年の春節はなるべく省を超えた移動をしないようにとの方針が発表されました。
ワクチンも接種が進んでるとはいえ、2月10日時点での拉美社の発表によると接種者は4052万人。通常年のような数億人の犇めきをカバーすることは到底できません。
そうなると本来は実家に帰省するはずだった人も、職場のある都市でお正月を過ごすことなります。
通常ですと田舎の家族や親戚に、たくさんの年貨(お正月用のお年賀)を買って凱旋するのですが、今年はそれもかないません。
ただ今の中国では帰省しなくても犇(奔走)しってくれる心強い人達がいます!
快递(デリバリー)です。
京東ビッグデータによると、去年の旧正月の同時期,腊月初八から初二十(1/20-2/1)と比べ異地注文(購入したものを普段、登録していない住所に送る注文)が55%増え、同期間で4級から6級都市への個人荷物の配達量が324%を超えたそうです。
本来であれば手渡したいところを帰省できずにECで購入して送った人が増えたことが予想できますね。
異地注文の売上額は2倍、新年のギフトセットの売上個数は3倍となっただけでなくトランプ、麻雀といった在宅グッズの売上額も2倍になったそうです。
多くの人が帰省して家族団らんはできないとはいえ、やはり大晦日の夜からの年夜飯は欠かせません。
日本のおせちと違って中国の年夜飯は熱々でなければいけないので、ネットで注文というわけにもいかないと思いきや、半製品が多く売り出されていました。

食材が既に加工してあり届いた後に炒めるだけ、加熱するだけで食べれるものが並んでいます。
「洗わなくていい」
「切らなくていい」
「味付け不要」

最後の「炒める」も、技術が必要そうですけどね…
お正月用に豪勢な蟹やアワビを使った3万円をこえるセットもあります。

分量はマチマチですけど売れ筋をみているとやはり2人分くらいの少ない量が人気のようです。
こちらの年夜飯も昨年の同時期と比べて96%の伸びで、半製品に関しては380%ともの凄い伸び率です!
実は、この伸び率の背景には政府の後押しもあります。

政府がTMALL、京東、拼多多、美团などのEC大手に加え、蘇寧、盒馬、国美などのOMOプラットフォームに呼びかけ様々なプロモーション活動を促進していたのですね。
単なる需要サイドへの呼びかけだけでなく、供給サイドにも働きかけて帰省を規制してコロナを抑えようという強い意志が感じられます。
各企業も物流をとめないように配達員にたいして京東で2億元、アリババ系の菜鳥でも2億元のボーナスを支給することで従業員を確保しようと懸命です。
それでも各配達員にかかるプレッシャーは大きく、配達が通常200件くらいの小区で800件にまで増えているところもあり、配送品質が落ちてしまいお酒など割れモノに関して、途中で割ってしまい1月で4000元も弁償させられたという配達員の悲痛の声も紹介されていました。
多くの日本人が考える以上に春節を大事にする人が多い中国で、コロナに翻弄される二度目の正月。
CCTVの春晚の中は何がCGで何がリアルかわからなくなってきても楽しめます。
ただ暖かいお弁当をウシのロボットが届けてくれるようになっても、家族団らんの温かさはリアルで感じたいものです。
来年こそは多くの人が犇めく移動の後に暖かい家族団らんの中、熱々の料理を食べれるようになると良いですね。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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こんにちは中カツ!通信の野村です。
もういくつ寝るとお正月~
ということで、中国では2月12日がお正月になります。
土曜日に近くのショッピングセンターにいくと目につくのは、お正月の飾りつけと

多くの人、人、人

上海でもコロナの新規例が出始めたため入口での健康コードチェックに加え、マスクもさすがに皆がつけています。
ほとんどの物がECで買える時代ですが、お正月など季節イベントはオフラインのリアルな体験にはかないませんね。
「何人が買いました。」というホームページ上の表示よりも、目の前で多くの人が試着している服の方が感情が刺激されるものです。
お正月といって感情が刺激されていたものといえば、
お年玉!
中カツ!通信を読んでいる日本人の方ですと、
「今年も、お年玉を楽しみにしています!早く親戚に会いたいなぁ~」
という人は多くないはず(笑)
中国でお年玉は压岁钱という言葉はあるものの、いろいろなご祝儀も含めて紅包と表現することが多いです。
ただ中国では大人であってもお正月にもらう人が増えてきました。
では、中国でお正月の紅包は誰からもらうものなのでしょうか?
中国で一番多くの人にお年玉を配っているのは
アリババグループのAlipay
2020年は3.18億人に総額5億元(約80億円)が配られました。
この3.18億人は、もちろんランダムに選ばれたわけではありません。
福を5枚集めて初めてお年玉をもらえるようになります。
集め方は基本的に「福」の字をARスキャンします。
印刷されたものだけでなく、手書きのこんな字でも大丈夫です。

そうすると、このように「××福」というカードがもらえる時があるのです。

毎回、「××福」がもらえるわけでなく、ただの広告だったりするときもあります。

一日のうちに「福」の字をスキャンできる回数は上限があり、当日分を使い果たすと、その日はもう終わりで翌日に引き続きスキャンです。
他にもAlipayの中の他のサービスに参加すると「福」の字をもらえたりするため、福をスキャンするだけでなくAlipayのいろんなサービスに触れられるように設計されています。
そもそも、このARスキャンも商品検索の一つのツールであり、名前が分からない商品でも写真を撮るだけで、

販売している商品サイトのリンクが表示されるようになっており、まさにビッグデータとAIの活用事例です。

红包を5枚集めると書きましたが、累計5枚ではなく、5種類の福を集める必要があるため、そう簡単には完成しません。
愛国福
富強福
和諧福
友善福
敬業福
の5種類とも街中の公共広告でみかけるようなスローガンです。
持っているカードが下に表示されています。
この中で毎年、最後までなかなか出てこないのが「敬業福」

逆に「富強福」と「愛国福」は多くの人が、ダブってきてありがたみを感じなくなってきますが、決して街中のいたるところに貼られていることを風刺しているわけではないと思います。
1人1セットしか有効でないので、余っているカードは、持っていない友人に譲ることができます。締め切りが間近になるとWechatのモーメンツ上でも、
「誰か敬業福を持っている人、譲ってください!」
という書き込みを見かけるようになります。Wechatでしか繋がっていない人が多い中で、こうしてAlipayを通じての友人申請をさせることもAlipayとしては、リアルの友人関係が分かり貴重なビッグデータを取得することができますね。
Alipayもサービス開始当初は
「お年玉という餌で新規ユーザーを獲得しよう!」
という目的だったとおもうのですが、今では既存ユーザーに深く広くアリババの周辺機能やサービスをトライアルしてもらうことが主目的になっているのでしょう。
そしてお年玉企画に参加するユーザーが増えたことによって、広告収入もどんどん増えているはずです。
私は去年は締め切り直前に友人からもらった敬業福で何とか完成させたのですが、今年は早々に揃えることができました!
というのも、妻から「万能福」という特殊カードを譲ってもらったのです!

どの福にも変更することができるというトランプのジョーカーのような福の他に沾福気カードという自分の持っている福をコピーして他の人に譲れるカードもあります。
このように、より多くの人を巻き込みAlipayのサービスへの滞留時間を増やしていくというイベント設計。
そうやってかなりの時間を使い込んだ対価としてもらえる金額はというと2020年の一人当たりの平均金額は
1.6元(約26円)…
ネット上には2021年Alipayお年玉攻略法を紹介する書き込みが多数あり、広告効果は計り知れません。
見れば見るほど、よく考えられているイベントです…
Alipayの他にも百度、抖音(TikTok)、快手(ショート動画アプリ)、拼多多(EC)でも同じように新規ユーザー獲得、既存ユーザーのサービス使用時間増加のためのお年玉イベントが行われており、APPのアイコン自体がお年玉ように変わります。

亿は億の簡体字で、お年玉企画の総額を表しています。
iphone上のアプリを眺めていて電話のアイコンをみると、まだ受話器の形をしておりますが、自宅に固定電話がなくなってきた中国ではこの形を見てもピンとこない子供たちが増えております。

ましてや、黒電話のマークなんて何かのRPGの雑魚キャラと勘違いされてもおかしくありません。

デジタル通貨が完全に普及してしまった未来の中国では、红包という言葉もなぜそう呼ばれるのか分からない人が増えてきてしまうのでしょうね…
ちなみに「チコちゃんに叱られる」で知ったのですが「お年玉」は元々、お金でなく丸い鏡餅のことだったんですって。
今年の中国旧正月は帰省して親戚回りをするのは難しいです。
せめて妻側の親戚の子供達にはスマホから红包を送るのではなく、その子供たちの親経由で紅い包みに現金を入れて渡してもらおうと思います。
でも、私へのお年玉は丸い鏡餅や現金でなく簡単操作のWechatで大丈夫ですよ!
皆様からのお年玉がAlipayの金額を超えるのを楽しみにしています(笑)
旧暦で今年も最後までお読み頂きありがとうございます。
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こんにちは中カツ!通信の野村です。
土曜の午前中、5歳の長女の泣き声が聞こえてきます。
また妹と喧嘩でもしたのかといってみると、
「パパもう算数できないよ~」
と泣きついてきました。
毎日2枚の計算ドリルをやらされているのですが、同じ間違いをして母親に真面目にやりなさいと叱られたようです。
妻に確認すると幼稚園の宿題ではなく、友人に紹介されたオンライン教育の教材をやらせているとのこと。
その名前が「猿補導」
「サルでもわかる××」という入門書のタイトルは、よく聞きますが、サルが補習指導って大丈夫か??
妻によるとAIを使った、オンライン教育界では世界最大のユニコーン企業で超有名とのこと。
調べてみると確かに、2020年10月23日時点で評価額1.6兆円との記事が見つかりました。
「オンライン教育で世界最大規模のユニコーン誕生 中国「猿補導」が新たに2300億円を調達で評価額1.6兆円に」
https://36kr.jp/101563/
公式HPをさがしていると、驚きのキャッチコピーが見つかります。
「猿補導 オンライン教育 全国累計ユーザー数4億突破」

ユーザー4億人??
中国では10年に一度、人口調査が行われます。ちょうど去年2020年に行われたのですが結果がまだ出ていないので2010年のを参考にします。

2-18歳の比率は20.28%となっており現在の14億人の人口にあてはめても約2.8億人にしかならず4億人にはとてもとどきません。
猿補導は幼児教育2-8歳、K12(小学校から高校生)までを対象とした5つのAPPを提供しております。

累計だし5つのAPPを全部ダウンロードしたら5ユーザーというカウントなのかと思ったら、それも違うようで1デバイスごとに1ユーザーとのこと。
つまり両親が、それぞれの携帯でダウンロードしたら2ユーザー、双方のおじいちゃん、おばあちゃんまでダウンロードしたら6ユーザーというカウント方法なんですね。iPadなどタブレットまで入れたら、もっと増加します。子供自体が携帯番号を持っていない可能性もあり最終ユーザーとの個人、紐づけが難しいのでしかたないですね。
でも、1人の子供のために複数のデバイスでダウンロードする必要があるのか?と思いますよね。
携帯とiPadなどタブレット両方でダウンロードするのは利便性を考えると納得できますね。それ以外に面倒くさいことをしようと思う一つの理由がネットで見つかりました。
我が家に届いた有料のお試しセットを見てみましょう。
「猿補導 国語、算数 2科目 特訓班」と書かれています。

箱の蓋が破れているのは次女がのせいです…

A3の大きさの箱にストップウォッチから勉強計画表、ご褒美シール、小学生算数の全公式表、計算ドリル、漢字の単語帳、間違い修正用ノートなど盛りだくさんです。



ちょっと意外なものとしては花の種が入っていました。

下に添えられたメッセージには
「彼ら(両親等)があなたを埋めようと試みた。あなたは種だということを覚えておいて」
一瞬、いい言葉のように思えましたが、子供が熾烈な教育競争という鉢に放り込まれた種だと考えると、なんだか微妙な気分です…
また娘がやっていた計算ドリルは、アプリで写真を撮ると一瞬で正誤が判明するようになっており、これは便利です。



画像識別AIは計算問題だけでなく、漢字のピンイン(読みがな)や英語のスペル判定にも使えるようになっているとのこと。
こういったドリルの採点というのは親にとっても一苦労ですよね。
ただ、面倒くさがって巻末の答えをそのままにしておいて自己採点にすると、皆さんも経験があるように高確率で答えを書きうつします。全問正解だと怪しまれるのでわざと1、2問は間違えたりして(笑)
正解があって単純な作業ですから、まさにAIの得意領域です。
上記の物質的な教材セットに加え、アプリ上でのオンデマンドの録画講義5本、3回のライブ講義、1対1のチャット上での質問できる機能もあり勉強だけであれば幼稚園より効率よく行うことができそうです。
さて、このような1セットで値段はいくらかというと
トライアル価格9.9元(約160円)、しかも送料込み!
年齢別にプレゼントや教材内容が変わるそうなので、複数の携帯で4歳用、5歳用と2つ申し込んだりする人がいるのも納得です。
我が家では長女向けに日本の子供チャレンジの教材をまとめ買い、次女向けに中国でもシマジロウを定期購買しておます。
勉強実務だけでなく生活習慣、友達と社会性までの教育も含まれた、DVD、絵本、関連したオモチャ、APP動画と、どれも非常に良い教材で2人とも楽しく勉強して(遊んで?)おります。
それに比較すると猿補導は公文に近い実践的勉強なので長女が嫌気がさす気持ちもよくわかります。
ただ同じく幼稚園の5歳の友達も数学の塾に通ったりしているので、上海という競争社会で芽を出して伸びていくためには、こういったものも今から始めなければいけないのかもしれませんね…
猿補導はトライアルセットだけでは大赤字です。実際に正規の価格の商品を買っているユーザーも、既に400万人を超えているとのデータがありこちらも順調に伸びているようです。

メインのターゲットである中学生、高校生に対しては画像認識AIだけではなく、質問を読んで回答できるマイクロソフトのMS MarcoというAI
が使われており、より複雑な質問にも答えができるようにされているようです。
74億回の回答履歴と284億回の問題検索履歴というビッグデータを活用して難易度、平均回答時間、各選択肢の回答率と傾向から、自分に適した学習が提案される仕組みになっているようです。

これだけのビッグデータがあれば教材コンテンツ自体のブラッシュアップも早そうです。
コロナでオンライン教育を余儀なくされた環境で一気に広まった数多くのアプリ。
基本的な教える授業は動画でおこない、分からないところの質問を人が対応するという仕組みは、教師の負担を大きく減らしますし、地域間での教師のレベルの格差も縮めてくれそうです。
そうなってくると多くの教師や親に求められるのは、
「分かりやすい教え方を習得する」
ではなく、
「勉強し続けたくなるような動機付け」
をしてあげることになってくるのでしょうね。
泣きついてくる娘に対して、妻が言ったのは
「パパは普段、家にいないんだから逃れられないよ!月曜になったら、やらなかった分の量が増えるだけよ」
「毎日、頑張ったら日曜日はスパゲッティ食べに行けるよ!」
それを聞いた長女もハッと我に返り私に
「明日は一緒にスパゲッティ食べに行こうね!」
と食欲で泣き止み机に戻りました(笑)
食欲で、いつまで動機付けできるのか不安ですが、スパゲッティが長女にとってご馳走であるうちに勉強習慣を身に着けてほしいと思います。
でもAIが驚速で発展していく中で、我々が普段行っている業務はほとんど代替されるはず。
そうなると既存の社会で活躍できる人を再生産するための勉強競争という環境でなく、他の良い土壌の鉢を探すことの方が大事かも。
興味あること好きなことを努力して勉強したら、更に楽しくなってもっと知りたくなるという勉強自体の楽しみを実感してくれるよう、私達両親も楽しさを伝える勉強をしなければいけませんね。
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
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こんにちは中カツ!通信の野村です。
最近は上海も気温がマイナスの日が続いています。
寒くなってくると心配なのが新型コロナの再拡大。
実際1月9日には国外からの移動者21例だけでなく国内でも48例(河北46、北京1、遼寧1)発生しています。
中国では12月31日に
「ワクチンは公共品であり、もちろん全民に無料で提供するのが大前提だ」
という発表がなされ、ネット上では「今年最後のプレゼント!」と称賛されました。
18-59歳の輸入冷凍品などの検疫担当者、国際・国内の交通関連従事者等9種の重点対象を始めに接種者が増加しています。
2020 年12月15日から31日で総接種回数が300万回だったのが、多くの場所で受けられるようになり2021年1月9日の時点では900万回まで総接種回数が一気に増えています。知合いの日本人でも実際にワクチンを接種した方がでてきました。
2月は旧正月の大型連休。通常であれば人口の大移動が起きますので、その前にワクチンを2回接種し免疫を獲得した人を増やしておきたいという思惑もあるのでしょう。
無料かつ現時点でひどい副反応は100万人に2人といわれているものの、
実際に、世間の人は
受けたいのか?
受けたくないのか?
どっちなのでしょう。
知乎のサイトをみてみると

新冠疫苗来了,你会接种吗?
新型コロナのワクチン、あなたは接種する?
https://www.zhihu.com/question/394817589
という質問と寄せられた回答がありました。
やはり
「今日職場から通知があったけど、注意事項や接種してはいけない人の説明どころか、副反応の説明すらなかった。結局、接種しないことにしました。外地にはいかず、外出する際はちゃんと防備をして、まずは様子を見たいと思います。」
「私としてはウイルスにかかったとしても実験台のモルモットにはならない!」
という接種慎重派もちゃんといます。
生活がほぼコロナ前の日常に戻っている中国では、感染リスクの危機感を抱いている人は多くなく、ワクチン打たなくても現状維持でいいじゃんという考え方をする人がいるのは自然だと思います。
ただ、多くの書き込みは接種に対して肯定的で、実際に接種した人による以下のような書き込みもありました。

「今朝、接種してきました。注射したほうの腕が少しだるいだけで、他に異常はないです。どんなワクチンも副反応はあるし、一度うてば後はずっと安心というモノではない。手をきちんとあらって、マスクをきちんとする必要はある。
現在の医療リソースが足りている状況で、感染したとしても治ると信じている。
ただもし万が一、感染したら自身の行動履歴が全て晒されて、ネットで叩かれ、社会的に殺されて、永遠に新型コロナの疑いがあるというレッテルをはられ、仕事に復帰したとしても家族にまで影響がでる。
だから私は素直にワクチン接種をすることを選びました」
この方は、新型コロナの感染で自身の命に危険が及ぶことを心配しての接種というよりは、社会的なリスクの方が心配で接種をきめたことが感じ取れます。
ワクチン接種をしないこと自体もマスクの時のように周囲の批判の対象になる可能性もありますね。マスクと違って外見ではわからないものの、健康QRコードの色でワクチン接種済みは青色とかは、すぐにできそうです。
ただ、このように接種するかしないかを自由に決められる人ばかりではありません。
某百貨店では核テナントに店員全員にワクチンを受けるようにとの指示を出しました。店員が拒否する場合は
「万が一、問題が起きた場合は経済的、社会的責任を一切負います」
との署名が必要とのこと、社会の見えない空気ではなく、見えるかたちでのすごい圧です…
受けたくないのに、しぶしぶ接種される方には申し訳ないですが、消費者の立場としては安心して百貨店にいけますし、
「私たちのデパートは全員がワクチン接種済みです!」
というのは、子供や老人と一緒に買い物に行きたい人には、とてもよい宣伝になります。
ただ国としてはワクチンを接種すれば、
「無敵状態、みなでGo to ××!」
という雰囲気つくりをしていないどころか、最近、警戒体制を強めております。
中国では春節休暇に帰省する人が多く、鉄道が増便されでも切符は、売切れキャンセル待ち状態になります。そのため帰省を予定している人は、かなり前から予約をします。
ところが1月7日に中国国家鉄路集団有限公司から、
「1月6日までに予約した切符は無料でキャンセルを受け付けます。」
という発表をしました。
つまり
「正月長期休暇でも、できるだけ遠出をするなよ」
ということです。
これだけだったら帰省移動の抑止力は限定的なものの、多くの会社でも市の方針に沿って
「春節中できるだけ省を超えた移動は控えるように」
との通知を出しています。
ある会社の内容は、
・感染者がでている中高リスク地域(村や団地など単位は小さい場合もある)から上海に戻る場合は、14日間の自主隔離と2回のPCR検査の陰性証明がないと出勤させない。
・中高リスク地域を含む市から上海に戻る場合は1回のPCR検査の陰性証明がないと出勤させない。
などで、現在 中リスク地域がいくつかある北京に行った場合には上海に戻ってきて出勤する前にPCR検査を受ける必要があるということになります。
リスク地域以外にも、上海から省を超えて移動する場合には事前に会社への報告が必要としておりますので、基本的には自分が住んでいる省を超えての移動全部を控えようという方針です。
「去年は、せっかく田舎に帰省したのに親戚回りも、地元旧友と食事もできなかった。今年こそはワイワイと団らんを!」
と楽しみにしていた多くの人も、今年は帰省自体を控える人が増え、一年ぶりのWechatビデオ新年会が多く開催されそうです。
例年、中国の1月というのは西暦の新年の始まりと、旧暦の年末が混ざるなんだかソワソワする時期です。
それに加えて、今年は
「昨年は、まさに春節からコロナに振り回されたけど、ワクチンの大量接種も始まったし、コロナに打克った一年が始まる!」
という期待と
「もしかして春節で、また全国に拡大する可能性もある?」
という不安が混ざったゾワゾワ感があります。
我が家も今年の春節は日本はもちろん、妻の実家への帰省もせず上海で過ごすことに決めました。
上海を出られないと言われると閉塞感がありますが我慢ですね…
そんな中、週末は同窓の集まりで家族も含め約50名で、新年の餅つきをしてきました。
ちなみに、なぜお正月やハレの日にモチをつくかご存知ですか?
杵と臼は、それぞれ男女を象徴しており、子孫繁栄、一家の繁栄の願いが込められているとのこと。昔は結婚や新居のお祝いにも餅つきは欠かせなかったそうです。

あの白いモチ米を、最初に杵でコネコネして、ぺったんこ、ぺったんことつくのに、そんな背景があったことを初めて知りました。

私の顔が少し赤いのは背景を知って恥じらっているわけではなく、ハイボールのせいです。
離れて暮らす家族や友人に会えない寂しさはありますが、日本から遠く離れた上海でも、こうして多くの人と親しくなれる縁はあります。
日本ではバラバラだったモチ米が、上海という枠のある臼の中で、つかれて、もみ合わさっているうちに離れられないモチになるように、例え上海から出られなくても、一生の縁になる出会いがあるかもしれません。
上海の中であれば飲み会も謳歌できる今に感謝して、春節に向けて上海内での友人との粘度を増していきたいと思います。
ただ、飲み会の終了時間が、つきたてのモチみたいに延びすぎると、ドツカレたり、自分の臼(家)に戻ったら鍵が閉められていたなんてことがありますので、家庭モチにヒビが入らないよう終了時間を粘るのは気を付けようと思います。
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